信頼関係って不思議じゃない?
「前これをしてくれたからこれをしよう」もあるし、逆も然り。
他にも「あの人なら大丈夫」とか「あの人はちょっと心配」とかも信頼関係の程度によるもの。
さて、信頼関係は銀行口座の残高のようなものだと考える。
それぞれの人に対して口座のように開かれ、それぞれの信頼の残高がある。
良い事をすれば信頼の預け入れとなり、裏切るような事をすれば信頼の引き出しとなる。
親切にすれば信頼の残高は増える。例えば旧友と久しぶりに再会したとしても、昔と同じように接する事が出来ると思う。これは今まで積み立てた信頼があるから。
残高が充分にあれば、ちょっとやそっとではその信頼が揺らぐことは無い。
逆に信頼の残高がそこまで無い状態の関係で頼み事をされても迷ってしまうのではないだろうか。
例えば何かとルーズな人。他にも初対面に近い人はまだまだ信頼の残高が充分に無いので、信頼を引き出そうとしても足りなかったりもする。
信頼を定期的に預け入れしておけば、利子も付いてどんどん信頼関係は深くなる。
「いつもお世話になってるから」とかさ。
逆に信頼が無いまま疎遠になると、信頼の残高はそのままだ。もしくはもしも信頼を前借りしてしまっていると利息が付いているかもしれない。こうなると地道に信頼を返済するしかない。
ちなみに信頼はお金で補填したり買ったりすることも出来る。
サービス料、心付け、賠償金、損害遅延金、慰謝料…そういった心に支払われる類いのお金にも似ている。
もちろんお金で解決しきれない事も多々あるし、人によって信頼とお金の換金レートは異なる。
信頼の口座は人と会った時点で、誰に対しても等しく開かれる。
電車で会った赤の他人であっても。もしもその赤の他人に席を譲ったら、きっと良い信頼の預け入れが出来るのではないか。
これはお金もかからない、簡単な親切。ちょっとした気付きで、もしかしたら誰かの何かの役に立つかもしれない。
最近、預け入れしてますか?