PANTOTE社が発表した2021年の色はイエローとグレーだった。
PANTONE社とは?
PANTONE社。かつてはパントーンと呼ばれていたが、最近はパントンと呼ばれることが多い気がする。
PANTONE社の事はデザインや色の勉強をしていたら知る事になる会社。
PANOTE社は色見本を印刷する会社から始まり、今では印刷会社・ファッション関係・デザイン関係への色見本を提供するのが最も知られる業務となっている。
つまり、色の共通言語を作っている会社と言える。
「印刷納品はPANTONEカラーでご指定ください」という会社もあるくらい。
0~Fの16進数の6桁で数値指定するのが一般的かもしれないが、PANTONEのカラーIDで伝えた方がより正確ではある。ただし双方が色見本を持っていなければいけない。
2021年の色
今年の色は「アルティメットグレイ」というほんのりライトグレー寄りの色と、「イルミネイティング」という黄色系の色。
アルティメットグレイ
ID:PANTONE 17-5104 [Ultimate Gray]
この色は「永続的でしっかりした基盤をもたらす、強固で信頼できる要素」の象徴とのこと。
建築物、コンクリート等を連想させるカラー。
イルミネイティング
ID:PANTONE 13-0647 [Illuminating]
この色は「生き生きとした輝きを放つ明るく陽気なイエローで、太陽の力を宿した暖かさを与えるイエロー・シェード」とのこと。
ポジティブなカラーであり、前向きな感覚とフレンドリーな感覚が共存するようなイメージ。
"今年の色"の意味合い
2000年からPANTONE社が毎年行っている「今年の色」。
影響力のある会社なので、選ばれた色がムーブメントを起こす事もある。デザイン、ファッション等の企業としては無視できない存在だ。
例年は1色だけが選ばれる
ちなみに今年のように2色が選ばれるのは、実はレアケース。
2色が選出されたのは2016年に続いて2例目となった。
発表について
色を発表するのは毎年12月。「来年の色」として発表を行う。
PANTONE社が時勢や経済、ファッション、美容、インテリア等の多彩な領域を綿密に調査して選定する。
今までの色たち
2020年
去年選ばれたのは「クラシックブルー」。
日没後の広大な空を連想させる落ち着いたブルートーン。深みのある青。
2019年
2019年に選ばれたのは「リビングコーラル」。
ほんのりとベージュを混ぜたような落ち着いたソフトなピンクカラー。
名前の通り、サンゴのような色。
色の与える効果
色は生活にメリハリやリズムを与える。
落ち着きを与える事もあるし、やる気を出す事もある。
色と上手く向き合い、色を上手く取り入れる事で、様々な効果を生み出す事が出来る。
今年の黄色とグレー、どうやって取り入れようかな。