ねこらぼ( 'ω')

名古屋でこそこそと活動っぽいことをしている橋本ねこのブログ( 'ω')

洗濯機を新しくした話


郵便が2通届いた。春を感じる。

 

1つは「国税資金支払命令官」からの葉書。

国税資金支払命令官、って言えば仰々しい。なんだか税金を滞納した際の督促状みたいな名前だ。

しかしその実態は確定申告の還付金の通知。国税資金支払い命令官=国税資金に対して支払えと命令する係、と考えてもらえれば分かりやすいかも。

なお、実際に督促がある場合は「国税収納命令官」となる。

 

もう1つは「電柱敷地料」の支払い通知郵便。所有している土地に電柱を置いている関係でそのお金が入ってくる、というもの。

土地に立っている電柱、支線、鉄塔などが多ければ多いほど収入がある。1つあたりの単価は年間二千円程度だが、寄せ集めれば結構まとまった額になる。

ただしその土地を活用していないと結局のところ税金で差し引き赤字だし、わざわざ電柱を立てても何かとマイナスの方が大きいだろう。

 

ともあれ、まとまったお金を得た。

春の臨時ボーナスのようなイベント――ただ確定申告に関しては元々自分の物だが――何かちょっと大きな買い物でもしようと思い立った次第。

 

 

橋本ねこ、洗濯機を買う

結論から言えば洗濯機を買った。

その結論は既にブログタイトルとしてネタバレをしているし、僕はこの「結論から言えば」という論調が嫌いだ。

 

結論から言うスタイルの文章は非常にインスタント。

誰でも導入しやすく、かつある程度のインパクトも与えつつ、説明も冗長にならない。

だが、それは裏を返せば文章力の無さの証明ともなるし、何よりムードが無い。「先に言っておきますが犯人は隣人のBさんです、はいそれでは推理小説スタートします」みたいな。初対面の女性にいきなり「ベッドで寝ませんか?」って言うかのような。もうちょっと手順を踏め。

 

前の洗濯機の話

話が逸れてしまったが、洗濯機を買った話をしたい。

 

前の洗濯機はSANYO社製だった。ある程度家電メーカーをご存知の方ならこの社名でお察しの通り、そこそこに旧式だ。

三洋電機の手掛けるSANYOブランドは現在ではPanasonicに買収されており、SANYOブランドの名が付いた製品は2011年が最新である。つまり「SANYO社=少なくとも10年以上前の家電」という事になる。

 

10年以上使えていたので充分長持ちとも言える。

しかし、メンテナンスを怠っていた。もう少しこまめにメンテナンスを行っていればまだ長く使う事が出来たのかもしれない。

故障したわけでもないし全く使えなくなったわけではないが、ややエラーが目立つようになってきた。開けたことのない場所を開いたりしながら、「もういっそ買うか」と決断するに至った。

 

SANYO、2010年式AQUA。

Panasonicも自身の洗濯機ブランドを展開しているためAQUAは消えてしまったのかと思いきや、AQUA自体は存在するらしい。

調べてみると三洋から独立したらしい。三洋電機にも様々な部門があったため、一部はこうしてPanasonicに入らずに独立しているようだ。へぇー。

 

ドラム式と縦型

こちらの洗濯機はドラム式だ。

ドラム式といえば節水性が高く、乾燥まで行えるのがメリット。

縦型洗濯機*1と比較すると場所を取り高価ではある。ドラム式と縦型のどちらが優れていると感じるかは、事情・環境によって意見の分かれる所。現にこうして二種類とも現存しているわけだし、それがどちらも優れているという何よりの証明となる。

 

ドラム式は縦型と違って途中でフタを開けられないのはデメリットになり得るかもしれない。

後から「あ、これも洗いたいんだった」が出来ないので、そういう動作の多い人には向かない。

 

新洗濯機を選ぶ

洗濯機を新しくしたいのだから、もちろん新しい洗濯機を選ばねばならない。

洗濯機を自分で選んで買うのは初めてかもしれない。そして人生でそう何度も買うものでも無いだろう。せいぜい数回、どれだけ多くても10回も買わないだろう。

値段は全然違えど、ある意味では車や家を買うのに匹敵するレベルの"大きな買い物"と言えるのかもしれない。

 

さて、洗濯機はご存知の通り様々なメーカーが発売している。

大手メーカーの一度は耳にした事のあるブランド名の物。大学生や新社会人の独り暮らしにピッタリな低価格メーカーの機能を絞ったモデル。オシャレな外見で生活感を出さない落ち着いた色合いの洗濯機。本当に様々。

家族構成、使い方、間取り――そういった要素が複雑に絡むため、選びきれないほどの種類が存在する。

 

実際に見に行くのも良いが、もう令和の時代になり早4年。全てをネットで完結できる時代となりつつある。

さすがに手触りや扉の開閉の感覚等はネットでは分からないが、寸法・スペックも細やかに書いてあるし凡そのイメージは掴む事が出来る。

 

というわけで、ネットでポチっと押して完結、である。

洗濯機を買い物かごに入れ、一緒に「前の洗濯機のリサイクル代金」も買い物かごに入れ、ついでに「作業員」も2つばかり買い物かごに入れる。

ふと、買い物かごの中に洗濯機が入り、その端で窮屈そうに作業員二人が小さくなっている画が浮かび、フフっとなるなどする。

 

新しい洗濯機が届く

後は先方より連絡があり、予定をチェックし、家に設置に来てくれるのを待つばかり。

ついでに洗濯機周りをちょっと綺麗にしておき、撤去と取り付けは作業員におまかせ。

 

あとはジャズでも聞きながらコーヒーをしばいていたら「設置完了しましたー」と呼ばれて完了である。

作業員から詳しい説明を受け、付属品の説明も受け、完了。

 

 

買ったのはこちら。

東芝製、ドラム式洗濯乾燥機「ZABOON®」。2022年製の最新モデル。

 

最近の洗濯機ってボタンじゃなくてタッチパネルなのね。

ボタンは「入/切」しかなく、あとは全部画面にフルカラー表示。

 

色は落ち着いたボルドーブラウンにしてみた。白物家電っていうくらいだし白が定番だが、どうしても白色だと膨らんで見えてしまう。特にドラム式洗濯機のような巨大な家電だと圧迫感が凄い。

 

非常に小さくまとまって見えるが、実際は前とサイズも変わらず。容量も12kgと充分。

長年使うものなのでしっかりと機能を見比べた。値段は予算を先行させず、機能ありきで調べた上で「機能に対しての価格」という目線で検討した。

「機能として必要な物が揃っているかどうか」だったり「実際に使っている様子が想像できるか」というイメージをシミュレートしたりする方が重要で、それは10万円であれ20万円であれ関係無い。ただし「価格に見合うのかどうか」は検討基準となり得る。

 

まとめ

話のオチを求めるのは関西人の悪いクセだよ、やめときな。

*1:上部が開き、上部から衣類を出し入れするタイプ