「あれがしたい」「これがしたい」という欲が高まる。
僕の中で今一番達成出来てなくて、かつやりたい事としては「旅行」がある。
他にもめいめいやりたい事はたくさんあるだろう。
新型コロナウイルスの影響でスケジュール変更を余儀なくされた人がほとんどのはず。
ゴールデンウィークにここまで外出しなかったのは生まれて初めてだったという人も多いだろう。
頭の中を整理する
それらの"やりたい事"たちは乱雑に頭の中に溜まる。やりたい事を書いた紙をクシャっとしてポイっと投げたような感じで、頭の中に溜まり続ける。
そのままではぐちゃぐちゃになってしまうので、たまにはそれらを整理する必要がある。
簡単に言えば乱雑に散らかった物を頭の中の引き出しへと入れていくのだけど、そのまま雑に入れていくのではそんなに意味が無い。
表面上綺麗に見えるだけで、実際引き出しを開けるとぐちゃぐちゃだからね。
というわけで、引き出しには分類が必要になる。
まずはカテゴリーで分けるのがスタンダード。「旅行」の引き出しには場所を色々と書き殴っておく。知多、熱海、奥飛騨、京都…。
それから重要度や手軽さなんかで分ける。「どうしても京都に行きたい!」とか。「知多は近いからすぐ行けるな…」とか。夏に行きたいとか冬に行きたいとかもあるだろうし。
"レビュー"を使う
1年以内に達成出来なさそうなものは一旦奥の引き出しへと仕舞って良いかもしれない。
僕は"1年ごとに見直す"引き出しへと入れる。年に1度はその引き出しを開けて、分別をする。
そのまままたその引き出しへ入れてもう1年間寝かせることもあるし、どこかもっと目に付く引き出しへ入れ替えたり、もしくは捨ててしまう事だってある。
この見直しを"レビュー"と呼び、年単位や月単位などで整理する事をあらかじめスケジュールしておくと良い。
じゃないと、「まぁ、後でいいや」と伸ばし伸ばしにして奥深くへと仕舞ったやりたい事は、文字通り"箪笥の肥やし"となってしまう。
これらはプライベート・ビジネスを問わずプランニングに有効な手法。
"すぐやる"ものは良い。すぐやるし。
予定日が指定されたプランも良い。その日にやるだろうし。
問題は日付が決まってなくて「いつかやりたいなぁ」程度のもの。これらは定期的なレビューをしないと忘れ去られてしまうか、常に頭の片隅で覚えていないといけなくなる。
レビューをすることを決めておけば、その日までは忘れて良い。その日に改めて考えれば良いというわけ。
例えば語学学習。もしくは「なんかの資格を取りたい」とか。
そういう漠然としていて尚且つやや長期的なものだったり予定日が決めづらいものは、"1年ごとに見直す"ようにする。
ビジネスでも使える
僕は「京都へ行きたいなぁ」という願望はずっとある。
しかしそんなに緊急度は高くない。とりあえず"1年ごとに見直す"引き出しへと仕舞ってある。
ある時、これを取り出したら重要度や緊急度が上がっているかもしれない。
ビジネスで使うならば、例えば取引先をリストにしておいて"1ヶ月毎に見直す"ようにする。今後も円滑な関係を築くために、直接業務を介していなくても「最近どうですか?」とか連絡を取ってみたりする。飲みに行くスケジュールを立てても良い。
新たな道の探索も1ヶ月ごとに。自分の新たなスキルを伸ばす行動は1週間ごと。とか。
スパンは人それぞれだけど、レビューを取り入れる事で効率が上がる。すべてを頭の中に留めておく必要が無くなり、すっきりとした状態で必要な事のみに集中できるようになる。
スケジュールアプリでも使える
最近はスケジュールの手法等でも"レビュー"が注目されつつある。
スケジューリングアプリでもフォルダー分けが出来たりするけども、レビューの要素をフォルダーで作ってみると良いかもしれない。
「1週間ごとに見直す」「1ヶ月ごとに見直す」「1年ごとに見直す」とフォルダーを作り、それぞれ緊急性や重要性が無いものを放り込んでいく。
メインのビューはなるべくシンプルに保つようにする。これだけでかなり作業効率が上がると思う。
まとめ
"レビュー"というとどうしても「評価・口コミ」がイメージされがち。
もちろん意味合いとしてはどちらも正しいんだけど、「見直す」という意味もある。
re(再び)view(見る)――自分で自分のレビューをする。振り返る習慣も大事だ。これにより、頭の中の断捨離も出来る。
するとスペースが出来るので、より新しい物事を取り入れることが出来る。
常に綺麗にしていたいもんね。