ねこらぼ( 'ω')

名古屋でこそこそと活動っぽいことをしている橋本ねこのブログ( 'ω')

【SSR】果実酒「URU Wild Blueberry」をいただく

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果実を発酵させたお酒を果実酒と呼ぶ。簡単に言えばワインが該当する。

厳密な酒税法の分類では「果実を原料にして発酵させたもの」が該当するが、最近ではホワイトリカー等の酒に果物を漬け込んだものを果実酒と呼んだりすることもある。つまり梅酒も果実酒と呼ぶ場合がある。

リキュールでも果実の風味があれば果実酒と呼ぶこともあり、広義の果実酒は多様である。

 

よって、「果実酒の作り方」といって出てくるレシピたちは厳密には果実酒では無い。果実を原料にして発酵させたものではなく、ホワイトリカー等のお酒に漬け込んだだけのお酒である。

逆に本当の意味での果実酒をご家庭で作ると密造になるので、ご注意を。

 

 

 

「URU Wild Blueberry」について

"本当の果実酒"という意味では、この「URU Wild Blueberry」は真っ当な果実酒と言えよう。

ワイルドブルーベリーを使用したスパークリング。ぶどうの代わりにワイルドブルーベリーを用いたワイン、と言える。

ワイルドブルーベリー

ブルーベリーの中でもワイルドブルーベリーと呼ばれるものがある。ワイルドブルーベリーはブルーベリーの中のひとつの種類だ。

 

ワイルドブルーベリーはカナダを始めとした北米の限られた寒冷地で自生する、いわゆる"野生種"。通常出回る"栽培種"とは違う。

野生種であるワイルドブルーベリーは果実が小さい。寒冷な土地の因果か、小さい身の中にギュッと栄養と濃厚な味わいが詰まる。

 

そんなワイルドブルーベリーをふんだんに用いた果実酒が「URU」である。

URU=熟る

商品名のURUは「熟る」という意味らしい。熟るとはつまり「熟れる」こと。

完熟のワイルドブルーベリーを100%使用し、果汁発酵によりスパークリング果実酒とした。

 

作り手は、あの長いタイトルの白ワインと同じく巨峰ワイナリー

同社は巨峰を用いたワインの他に、様々なフルーツワイン(果実酒)を手掛ける。

その中にこのワイルドブルーベリーを用いたお酒もある。

スペック

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「URU Wild Blueberry」は果実酒。

アルコール度数は7%。カナダ、ケベック産のワイルドブルーベリーを使用している。

 

炭酸ガスを添加しているようで、天然の発酵ガスによる炭酸ではないようだ。

 

 

飲んでみる

どっしりとしたジュースのような深い色合い。製法はワインと似ているのだろうか。色合いはワインと言うよりもジュースだ。

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飲んでみるとポリフェノールがグッとくる。なんだろう、超硬水の水を飲んだ時みたいな、円熟したワインを口にした時みたいな。

 

完熟ワイルドブルーベリーをこれでもかとぶち込んだお酒だ。

ブルーベリーの甘さ、濃厚な香り、全部一気に畳みかけてくる。

それがまた、飲みづらさにもつながっている感じはする。

 

飲みづらいけど、マズいわけではない。むしろおいしい。

最初のグッとくる感覚に馴れさえすれば、だんだんとワイルドブルーベリーを楽しむ余裕が生まれる。

甘みや香りだけではない。酸味、渋みもある。この渋みも心地良く残る。

 

このお酒は中途半端な温度でいただいてはいけない。キリっと冷やして。

ロックにするのも薄まってしまうのでオススメ出来ない。そのままストレートで。

 

ここまでナチュラルにワイルドブルーベリーの全てを味わう事が出来るお酒も希少。

料理をペアリングするならば、赤ワインのように扱うと良い。鹿肉、羊肉にも合いそうだ。

 

 

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