目標、立ててますか?
なんとなく生きていくいくか、もしくは現状に特に不満が無いならば目標は必要無いのかもしれない。
でも、大体の人が「今よりも良くしたい」とかそういう欲求があるんじゃないかなと思う。
とはいえ、「良くしたい」と言っているのに目標を立てていないって人は意外と多いように感じる。
理由はだいたい「時間が無いから」というもの。目標を立てるための時間が無い、もしくは時間が勿体ない、という。
何故時間が無いのか
まずは目標を立てるにあたって、時間を作る必要がある。
「時間が無い」と言ってる人にだって、時間はあるはず。
寝る時間を毎日10分だけ削れば充分に目標を立てる時間に充てられる。それすらも出来ないのであれば、そもそも生活に無理があるのでそちらを立て直す必要がある。
「時間が無い」というのを言い直せば「目標を立てるために割くような時間は無い」ということになるんだけど、要は「目標を立てる」という事に対する優先順位が低いんだよね。
そりゃあ目標を立てるよりも睡眠や仕事のほうが優先順位が高ければ、目標を立てる時間は追いやられてしまう。
なので、まずは目標を立てる理由や大切さを考える必要がある。
目標を立てる理由
例えばあなたがマラソンに出る事になったとする。
いざスタートラインに立って、ピストルの音が鳴って開始!
あれ、でもよく考えたらゴールの場所を聞いていない…しかも給水所が何か所くらいどこにあるのかも知らない…。これじゃあペース配分も考えられないし、そもそもどこへ向かって走れば良いのかすら分からない。
こんな状況が実際にあったら恐怖でしかないんだけど、目標を立てないで進むのは要はそういうことで、ゴールを決めずに走りだすのと同じ。
「長い距離を走れば走っただけ良い」という競技をやっているのならば別だけども。でもそれにしても給水所や休憩の計画は立てた方が効率が良いのは明らか。
もしも登山をするってなったら、もちろん実際に登る前には標高を調べるだろうし、危険なポイントも調べる。天気予報も見る。
山頂までの道を何分割かして休憩ポイントを作ったり、何日で登るかも計画する。
事前に準備も念入りにするだろうし、もしも山が険し過ぎるのならば諦めるときだってある。
その判断は登り始めてからじゃ効率が悪い。もちろん登らないと分からない事だってあるけども、いずれにしても計画は立てておくに越したことはない。
そしてその計画を立てる前に必要なのが、「目標を立てる」ということ。
目標は、つまりゴールである。
今、目の前に大きな道から小さな道までいろんな分岐があると思うんだけど、まずは「どこへ行きたいのか」「どうなりたいのか」を考えないといけない。
だって、行きたい場所が明確じゃないのならば、どの道を選んでも結局変わんないからね。
ゴール地点さえ決まれば、「いつまでに着きたい」とか「どれだけの距離がある」とかを測る事が出来る。つまり計画を立てる事が出来る。
色々な物事を行う最初の一歩として、まずは目標を立てる事が大事となる。
どんな目標にすれば良いか
目標は大きなものの方がやる気が出るかもしれない。「いつかはエベレストを登る!」みたいな。
でも、同時に「自分の身の丈に合っているかどうか」も考える必要がある。
もしもエベレストを登る目標があるにしろ、まずは「富士山を登る」のが先だと思う。数学をマスターする前には算数をマスターする必要がある。
とはいえ目標はひとつである必要はない。「死ぬまでにやりたいことリスト」みたいなのをざっと100個くらい思い付くだけ殴り書きする手法が僕としてはオススメ。
出来るかどうかなんてその後考えればいいから、まずは想像力をフル活用してリストアップしてみる。仕事の目標でも野望でも趣味でも何でも。
僕は年収の事から旅行、まだ体験したことの無い趣味やスキルの事まで多岐に渡る項目をリストアップしている。
まずはその目標たちが自分の信念や価値観に合致するかをチェックする。つまり自分の中の軸に合っているかどうかをチェックする。
そのあと、自分の手の届きそうなひとくちサイズに分割していく。あまりにも目標が大きすぎるとそこに至る途中に「進んでる感」が感じられずに挫折しがち。なので、目標のための目標を作る。これがいわゆる「給水ポイント」となる。
目標を立てるメリット
目標を立てる事で、だいたい毎月どれくらい進めば良いのかが視覚化できるようになる。
つまり、週ごと、もしくは日ごとにどれだけ進めれば良いのかも分かる。進捗が簡単に分かるということ。
メリハリも付くし、日々のゴールも定められる。振り返って評価することだってできるし、次の目標のための参考にもできる。
一日に10分とかで良いからぜひとも目標や計画を考えるための時間に充ててほしい。
それが充実のためのゴールデンタイムに絶対なるから。