最近はレモネードがじわじわ来ていて、色々なカフェやチェーン店でもレモネードを扱っている。
レモンサワーもそうだけど、今年はレモンのリアルな果実感が感じられるドリンクがキテる感がある。
この夏は引き続きリアルな果実感のブームは継続しつつも、"さっぱり感"や"すっきり感"が求められる。濃すぎると夏は飲みづらいもんね。
"レモネード by レモニカ"について
金沢生まれのレモネード専門店。アレンジメニューや派生メニューはあるものの、基本的にはレモネード一本勝負。
素朴ながらもしっかりとレモンが味わえるレモネード。じわじわと人気を博し、急激に全国に出店している。
タピオカや油そばもそうだけど、店舗での大がかりな仕込みが必要の無い業種は敷地面積が狭くても営業が出来る。セントラルキッチンがあると尚の事。
レモネード by レモニカのほとんどはフードコートや街角の一角に展開し、イートインのスペースはあったとしてもカウンター席のみだったりと少なめ。
こういった業種は大がかりなキッチンスペースや個室等のスペースを用意する必要が無く、拡大コストが少なくて済む。そのため、進出は比較的容易だ。
レモネード by レモニカの出店速度は凄まじい。
2016年3月に1店舗目をオープン、2017年10月に2店舗目をオープン。ここまでは普通だ。
2018年にはフランチャイズ展開を始め、東京へ進出。その年だけで10店舗をオープンしている。
2019年には名古屋にもオープンし、計32店舗となる。倍以上に増えている。
2020年に入ってからもガンガン新店舗をオープンさせていて、8/7(金)には43店舗目をオープン。コロナって知ってる?
しかし、2020年に100店舗の計画があったともされているため、実はコロナの影響でこれでも出店速度がセーブされているものだと考えられる。恐ろしい。
レモニカの味を、手軽に
そんなレモニカがチルドカップ製品をリリース。
「ピンクレモネード」という、店頭では扱ってない完全オリジナル商品だ。
これがまたニクいところで、もしも同じレモネードを出してしまうときっとチルドカップばかりが売れて店頭へと足を運ばなくなるだろう。そりゃあ利便性はコンビニの方が上だ。
スタバくらい店舗数があれば*1コンビニで同じ商品を扱おうが痛くないんだけど、店舗数が100未満だと店舗には行かずにコンビニで済ますようになってしまう。中本の蒙古タンメン状態だ。
もちろん、その状況が一概に悪いとは言えない。企業によってどこにゴールを設定しているかは異なる。
レモニカとしてのゴールは「店舗に来てもらう事」なのだろう。このチルドカップで終わってしまっては困るのだ。ある程度店舗を拡大できたこのタイミングでの効果測定、といったところだと推測する。
買ってみる
セブンイレブンで入手。他のコンビニやスーパーでも扱ってるのかな。セブンイレブン限定とは聞いていないので、多分探せばあると思う。
パッケージデザインは完璧。レモニカワールド。
飲んでみると、グッとシロップのようなやや強めの甘みが来る。これは本家のものに近い。甘いけどクドくないという不思議で絶妙なバランスのシロップ。
ピンクグレープフルーツがもっと目立ってくるかと警戒していたけど、グレープフルーツらしさはエッセンス程度だった。あの苦みやエグみ、酸っぱさはかなり抑えられていて、優しく香る程度。これ、計算高いバランスですよ。
レモンの味はしっかりするけども、皮由来の苦みはほぼ無し。純粋に果肉の味わいが楽しめる。
この季節にぴったりなサッパリ感と適度な果実感と甘さも楽しめる。
ストローの色がレモンカラーなのも良い。
地味なポイントだけど、こだわりを感じる。
さて、チルドカップは普通中身を見ることはなく飲み終えて捨てられる運命なんだけど、せっかくなので開けてみることにする。
きっと黄色みがかった透明、みたいなレモネードらしい色。
もしくはピンクレモネードだからそういう色に着色してあるとか。
えっ??
何その色??どどめ色??
中の餡が透けてる葛餅みたいな和菓子カラーをしてらっしゃる…。
まぁ中身は見ないし…ねぇ?別に味はおいしいわけだし。
人は見た目じゃないよ、ってあの…ほら…誰かも言ってたし。
まとめ
シンプルにおいしい。
*1:スタバは現在日本国内に1,581店舗ある。