そこまでラーメン通では無い僕でも名前を知っているようなラーメン屋さんって結構ありまして。
そのうちの一つが豊田にある「虎玄」。豊田には2店舗、あとは一宮、多治見、刈谷にあるようで。そう、名古屋には無い…。
先日、豊田での用事がありまして、その折に豊田在住のメンバー2人とともに突入。
豊田市民にも有名らしく「久々に食べるわー」との事だったので連行しました。だって有名でも地元民に食べ飽きられてたら…ねぇ?まぁその場合は1人でも行ってたけど。
あと、こういう名の知れた店ってたまにいわゆる「観光客向け」な構えのお店もありまして。つまり地元民はそんなに行かない、みたいな。まぁそんなに行かない程度なら良いものの、地元民からの評価が低い店すらあったりするのでちょっとギャンブル感あるよね。
豊田市民2人のリアクションからして、名古屋で言う「矢場とん」的なポジションだな、と認識。そして少し安心する僕。
豊田駅からそこまで遠くない距離――でも徒歩だとちょっと遠いかな…くらいの距離にある虎玄 神田町店。
土曜日のランチどき。駐車場は既にいっぱい。お店の中もそこまで広くなく、待つことに。昼時のラーメン屋さんだから回転は速いし、4組くらいだったし。
担々麺の専門店ってそこまで多くないし、やはり需要はあるんだろうなぁ。
程なくして店内のカウンターに通される。前の待ちが残り1組くらいになったときにオーダーを聞くところが効率的で良いと思った。担々麺だったら完成までに5分くらいかかっちゃうもんね。
店員はテキパキと動いており、ストレスが無い。プロだなー。
初めてのお店でいきなり奇を衒ったメニューを頼むことはしないタイプなので、注文は担々麺。
辛さは「辛さ無し」「控えめ」「普通」「辛め」「中辛」「激辛」と6段階。
今回は「控えめ」をチョイス。辛さが選べるのは地味に嬉しいポイント。他の辛さも試したくなるからリピートもしたくなるし。
スープはまろやかでクリーミー。昔ながらの、というよりも新感覚系。
どっしりしていなくて、何ならふわふわ感すら感じる。
麺はやや細めで、噛み応えがある。スープに負けない個性があって良い。担々麺系の味のスープの中で麺がクタクタになってると最悪だもんなぁ。。
具は控えめながらオーソドックス。スープや麺を邪魔しない良いバランスだと思う。
もちろん担々麺なので、重要なのは胡麻。
香り立ちこそそこまで強くないものの、スープにはしっかりと胡麻の風味はある。
変なクセは無く、より日本人向けだと思う。言うなれば「坦々ラーメン」。
他店の本格的な担々麺が苦手な人でも、この担々麺なら食べられるかも。
食事前には紙エプロンを用意してくれて食事後におしぼりをくれる気遣いも良い。
担々麺や辛いメニューが多いので、ニーズも高いと思われる。
直接的に味とは関係のない部分だけど、こういうサービスは大事。だって同じ味、同じ価格だったら絶対サービスの良い方へ行くもん。
意外とこの部分を怠っているというか削ぎ落してしまっている銘店も多くて、勿体ないなぁと思ったりすることもしばしば。確かにお金も労力も掛かってしまう部分だから。
でもこれだけ飲食店が軒を連ねているわけですし、こういうベーシックな部分が大事だと思う。
ごちそうさまでした。
ショップデータ
虎玄 神田町店
■営業時間
11:30~13:30(L.O.13:00)
18:00~23:00(L.O.22:30)
■定休日
水曜日
■住所
愛知県豊田市神田町1-6-6
■メニュー(抜粋)
担担麺…¥850-
スペシャル担担麺…¥1,150-
汁無し担担麺…¥950-
土鍋麻婆豆腐…¥850-
■リンク
※本記事の内容は2019年8月現在のものです。