【ピアノトリオ】Monster / 嵐を公開しました

最近実は嵐シリーズだったりしております。

ピアノトリオとしてアレンジする嵐の楽曲は３作目となりました。

「Love so sweet」「Happiness」に続いて、今回は「Monster」。

これまたドラマの主題歌になったりしていて、結構色々な所で耳にすることの多かった曲。

サビのポップさとAメロやBメロの世界観の差も面白い。

サビはキャッチ―で前半と後半でも響きが変わっていて盛り上がり感を生んでいる。特に後半はコードのベース音が徐々に上がっていくようなストーリーが描かれていて盛り上がり感を演出している。

暗い部分のキーはE♭m、サビはE♭。無理なくキーチェンジの整合性も取れている。

AメロからBメロに移る時点でキーは変わっていて、繋ぎのコードとして、Gが使われている。その直前で丁度３度の音がふわりとしていてE♭mかE♭かの判別が曖昧になる。そこを上手く使ってキーを移行している。

逆にキーがE♭からE♭mへと戻るところではF→B♭と進行してE♭mへと進む。

この少し手前から４度上がって５度下がるようなⅡ→Ⅴ→Ⅰのラインがしっかりと作られていて、その流れで一瞬のブレイクを挟んでマイナー調へ移行する。これまたスムーズ。

２回目のサビ後、テンポとリズムが変わるシーンがある。

まずはテンポがダウンし、その後リズムが4/4から3/4のいわゆるワルツのようなスタイルへと変わる。コードチェンジも臨時記号も多く、目まぐるしいゾーン。

そしてこのワルツ部分の締めとイントロでは32分音符の高速トリルも出てくる。しっかりと粒立ちを意識して一音一音を潰さない様に。

難しいけど、弾いてて楽しい曲。

コードワークはほぼそのまま。若干のトップノートの変更くらいで、ほぼ原曲通りに進行。

大きく変えた点として、敢えて２番のBメロを４ビートに。ちょっとスピード感を出して、緩急のメリハリをつけてみました。

ドラムは生ドラムで再現して叩いたような質感に。フィル等は基本的にそのままのフレーズを。

ベースも上手い事アップライトベースへと落とし込み。

シンセベースの音の再現をすることになるので、生楽器で対応できないフレーズも。そういう箇所はある程度アップライトベースっぽく整えつつ…という感じで、その辺は他の楽曲と同様。

メロディの無い部分では主にストリングスの音を拾いつつ。ストリングスならではの奏法や響かせ方の部分もピアノで無理のない範囲でアレンジ。

イントロのストリングスのフレーズも美しいので、それはオクターブで弾きつつ再現。地味に左手のコードが目まぐるしいので両手それぞれを意識しつつ。

こちらから今までupしてきた弾いてみた動画(全19作)やオリジナル曲(全4作)を視聴することが出来ます。

暇つぶしやBGMとしてぜひぜひ。

ねこらぼ( 'ω')