この解説の記事ももう10記事目なのか…と思いつつ。
ここまで50曲。そこそこに浜崎あゆみの曲を知ってると思ってたけど、8割方知らないという返り討ちに逢っている。
サビだけでもだいたい分かるっしょ、と思ってたのにさっぱり分からない初見の曲が多くて多くて。
その分、いい練習にはなる。初見の曲を聴いてアレンジを進めるのは、普段のアレンジ業務とほぼ同じ。
1000本ノック的な。100本だけど。
そんな100本ノックもここで折り返し地点。
5月後半から始めて、もうすでに7月。終わる頃には夏真っ盛りをちょっと過ぎてるんだろうな。
46日目(7/1):Together When…(BPM77)
46. Together When… / 浜崎あゆみ【ayuクリエイターチャレンジ】橋本ねこmix.
規模の大きめのバラード、って感じで。
エレピの音がイントロから良い味を出してる。ちょっと古臭さも出せるので万能。
1番はビートを全体的に急がせすぎずに進行。その後、徐々に8ビートのロックバラードへ変化していく。
2番のAメロではメロにエレピが付いていくところも絶品。他にも、ところどころに「それっぽい」要素をふんだんに詰め込んでいる。
この曲で思ったけど、部分的に本来メジャーのコードをマイナーに替えて進行させるのが割と手癖になりつつある。
47日目(7/2):YOU(BPM88)
47. YOU / 浜崎あゆみ【ayuクリエイターチャレンジ】橋本ねこmix.
メロディに時代を感じるというか初期っぽさを感じる。初期はギャルじゃなかったもんね。。夏の代名詞的な感じでも無かったし。
ピアノとギターを使ったふんわりとしたバラード。
メインはアコースティックギター。全体的に使っていて、曲の丸みを帯びた雰囲気の演出に一役。
ピアノはサビだけ。リズムの取り方を独特にしてメリハリを出している。
全体的にシンセパッドをうすーく敷いている。サビだとコーラスとギターに混ざって目立たない。これくらいの聞こえるか聞こえないかくらいがちょうど良い。Bメロが分かりやすいかな。
他は本当にシンプル。家庭料理、みたいな感じ。
ベーシストも暴れてないし。コードもそんなに特殊な動きをしていないし。
48日目(7/3):walking proud(BPM81)
48. walking proud / 浜崎あゆみ【ayuクリエイターチャレンジ】橋本ねこmix.
イントロから心を責め立てられるような感じにしたかったので。
リバースギター、トレモロ奏法のバイオリンたち。ループするリズムトラック。こういうものを使って心の中の止まないさざ波みたいなものを表現したかった。
サビではエモーショナルに。ギターを始めとしたバンドサウンドと印象的なストリングスで。
それでも淡々と曲は進んで行く。何事も無かったかのように。
そうそう、パッと聞いた感じよりも多分ずっと多くシンセを使用している。
49日目(7/4):We are the QUEENS(BPM131)
49. We are the QUEENS / 浜崎あゆみ【ayuクリエイターチャレンジ】橋本ねこmix.
もうサビ聴いた瞬間にハードロックにしようと決めまして。
自身初のハードロック作品かもしれない。ラウドとかああいうシンセとかの重いのは作ったことがあるけど、こういう"古き良きハードロック"みたいなのは初めて。
案外マッチして、なんかもう貫禄のあるハードロックシンガーみたいになっちゃった。
シンセの音作りやベースのライン、ドラムのフレーズもなるべく今どきっぽくしないように意識しながら。ちゃんと様式美みたいなのを出したいなと思いながら作り込みまして。
この辺の洋楽は本当にからっきしなので、本場の人が聞いたときのリアクションがとても気になる。
50日目(7/5):WHATEVER(BPM136)
50. WHATEVER / 浜崎あゆみ【ayuクリエイターチャレンジ】橋本ねこmix.
この曲も歌い方が昔っぽいというか、ちょうど方向性の変わり目くらいの感じが出てる。
僕のアレンジとしては珍しくシーケンス(アルペジエーター*1みたいなの)を使い、シンセバリバリにもせずバンドサウンドにもしすぎず、という具合に落ち着いた。
ベースが主導権を握っているような曲運び。ドラムも充分ブイブイしてるけども。
50曲。
長いような短いような。
ここまでの50曲よりもここからの50曲の方が大変になると思う。覚悟はしている。
楽しみながらゆるゆるとやっていきます。
*1:指定した音を一定のリズムで奏でてくれるもの。シンセサウンドが主体だけどシンセに限らない