ねこらぼ( 'ω')

名古屋でこそこそと活動っぽいことをしている橋本ねこのブログ( 'ω')

ayuクリエイターチャレンジ、よもやま話――26日目~30日目

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ayuクリエイターチャレンジが30日分終わった。

約一ヶ月だ。100日はおろか、そもそも30日間も連続で作品を公開し続けたのは初めてのこと。

 

ayuクリエイターチャレンジに関する話はこちら。

blog.neko-labo.work

 

 

アカペラのデータを聴いて、手早く直感的に仕上げていく。

それはまるで服のコーディネートをするような感覚に近い。もしくはヘアスタイルを提案する美容師のような。

その人のライフスタイルやバックグラウンド、性格を素早く感知。それらを自分の経験則や知識、スキル、使う事の出来る時間等と照らし合わせながらベストなものを提案する。

 

アレンジも近しいものがある。

限られた時間の中で手早く情報を集め、そして自分のスキルや知識等を使ってフィットするものを出す。

 

これは僕なりのスタイリングであり、そしてこれらの作品はコレクションである。

コーディネートするように楽曲を編む。描いていくのだ。

 

26日目(6/11):A Song for ××(BPM89)


26. A Song for ×× / 浜崎あゆみ【ayuクリエイターチャレンジ】橋本ねこmix.

 

ストリングスとバンドサウンドの組み合わせはやはり多くなりがちに感じる。

手軽でもあるしね。

 

さて、その手軽なアレンジ――いわゆる似合わせやすいヘアスタイルでいかに個性を出していくかがカギとなる。

イントロのピアノは霧のようなイメージ。中音域でリフレインをすると霧のかかった森のようなイメージに出来る。

ストリングスは過剰になり過ぎないように、コード感を支えるような使い方に。

 

シンプルで、かつ没個性になり過ぎず、そしてボーカルを活かす――全部の要素を立てるのはバランス感覚の要る作業。

割と狙い通りのポイントに落ち着いたとは思う。

 

27日目(6/12):ANGEL'S SONG(BPM136)


27. ANGEL'S SONG / 浜崎あゆみ【ayuクリエイターチャレンジ】橋本ねこmix.

 

ブリブリにJロックにした。ベースが気持ちいい。

イントロのエレピは完全にナガシマスパーランドウィンターイルミネーションを意識。(東海地方の人は伝われ)

 

Bメロでクリシェを使ってちょっと切なさを出すのもJ-popっぽいでしょ?

サビはコード感をやや排除してベースが自由に動けるスペースを作った。アヴォイド*1となる音を少なくすることによりベースの自由度が上がる。終盤のサビとかベースがかなり自由なのに不協和にならないのはそのため。

 

イントロとアウトロのシンセのリード音もキュートで印象的に仕上げた。

あとはエレピやら何やらを使って完成。

 

サビのメロが7日目のfairylandに似すぎているので、気を抜くとアレンジが寄っちゃいそうかも。

 

28日目(6/13):Bold & Delicious(BPM105)


28. Bold & Delicious / 浜崎あゆみ【ayuクリエイターチャレンジ】橋本ねこmix.

ここまでで最大級に自由度の低い曲。

原曲のインパクトが強い&サビのコーラス等が隙間なく分厚く入っているのでコードの自由度が低い。どんどん原曲に寄っていく。

無理やりロックとかに振り切った方がアレンジ感は出るのかも。この曲は本当の意味で試されるかもしれない。

 

イメージ的にはミュージカルとかの劇伴みたいな。

最後にエフェクトなんかも入れてみてちょっとした遊び心を。

 

29日目(6/14):crossroad(BPM98)


29. crossroad / 浜崎あゆみ【ayuクリエイターチャレンジ】橋本ねこmix.

 

切ない夕暮れ時の曲みたいに仕上げた。

使っている楽器の数もシンプル。ドラム、ベースと12弦ギター、オルガン。リードとしてオーボエ。

 

改めてクリシェの進行って便利だなと。

クリシェを多用しすぎる時期は作曲する人なら誰しも通るかもね。

クリシェで進行したのちの4つめのコードを転回形にして、次のコードを同ネームのままマイナーにするのが手癖になりつつある。ここまででも数曲使ってる。

 

 

30日目(6/15):Depend on you(BPM128)


30. Depend on you / 浜崎あゆみ【ayuクリエイターチャレンジ】橋本ねこmix.

 

最近ギターの出番が増えてきたような気がする。

ギターってインスタントだから楽なんだよね。「ギターが嫌い」と言ってしまえば語弊はありまくりだし嫌いではないけど、ギターに頼り過ぎないようにはしている。

とりあえずパワーコードで入れとこう、みたいなのはナンセンスの塊だと思ってる。アレンジャーがやっちゃうとそれは職務放棄に近い。悩みに悩んでそれが最善だったなら良いんじゃない?とは思うけど。

 

なんとなく古臭いアレンジになった。多分シンセパッドのせい。(おかげ?)

アナログみがあってウォームなシンセのパッドを全体を通して使っている。

 

これまた思い付きなのだけど、時計の針の音をイントロやアウトロ等の要所要所に忍ばせてみた。決断の時は待ってくれない。

 

 

 

1ヶ月前のappearsがまだまだ最近に感じる。

逆に20日あたりの曲がもっと前に感じるという時空のゆがみが発生している。

 

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*1:不協和となるような相性の悪い音