ayuクリエイターチャレンジの記事も読み返すと色々な変化がある。
変わるものと変わらないもの。変わり続けるもの、変わらなくなったもの。
そんな色々な気付きがある。自分と向き合う事も出来ている。
ルーティン化はしてるけども、マンネリ化はしていない。
微妙な違いだけどね。
例えば、アレンジを始める時の手順はルーティン化されている。
アカペラデータを読み込んだら、まずはテンポを計測する。
その時点である程度の方向性は見える。テンポが70~100くらいならだいたいバラードだし。
その後はコードを付ける。もうその時点ではどういうジャンルにするか等の方向性は固まっている。ドラムやベースなんかも頭の中で決まりつつある。
そしてドラムやベースを入れて、ギターなりキーボードなりを足していく。
逆に、「毎回同じドラムの音を使う」「ミックス時の設定はそのまま使い回し」「使う音色の構成が同じ」あたりはマンネリ化になってしまう。
例えばひとつのバンドが自分達の色を付けるためのアレンジとするのであれば、それらは統一感・一貫性となってくれる可能性がある。
ただ、今回の僕の制作に於いては、これらの要素は排除した方が手数が多くなる。なんせ100作品もあるしね。
このルーティン化とマンネリ化の狭間を上手いこと進んで行く。
ある程度はルーティン化をしないと時間が掛かり過ぎてしまう。
例えば毎回使うプラグインなどは最初から読み込ませておいたり。コンプレッサーやイコライザーなど、最初から置いてるものは多い。
読み込ませるための時間が10秒かかるとしたら、その間に1小節分くらいドラムのMIDIを打ち込めるかもしれない。省ける時間だ。
61日目(7/16):HANABI ~episode Ⅱ~(BPM123)
61. HANABI ~episode Ⅱ~ / 浜崎あゆみ【ayuクリエイターチャレンジ】橋本ねこmix.
これまた6/8拍子の曲。これを3/4としてアレンジ。
分数としては約分しただけなんだけど、音楽的な意味合いは大きく異なる。
どこか浮遊感のあるアレンジに仕上げた。展開の少ないワルツみたいな。
叙情的なロックサウンドな原曲と比べると、好みは分かれる独特な仕上がりへと持っていった感。
王道な6/8(54:Daybreak)やオーケストレーション(40:NEVER EVER)、ロックサウンド(44:teddy bear)はこの前やっちゃったしね。そういえばシンプルな3/4ってやってなかったな、と。
62日目(7/17):immature(BPM125)
62. immature / 浜崎あゆみ【ayuクリエイターチャレンジ】橋本ねこmix.
こういうちょっと切なさを含んだ進行は僕のお家芸と呼べる。
1番と2番を比較してもちょっとずつ違いがあったりして、何度聞いても飽きずに楽しめると思う。
一見(一聴?)ギターロックかと思いきや結構シンセも多めで。
ベースが良い感じでうねうね。ラスサビも良い感じの展開がハマった。
63日目(7/18):is this LOVE?(BPM93)
63. is this LOVE? / 浜崎あゆみ【ayuクリエイターチャレンジ】橋本ねこmix.
がっつりとEDMっぽいサウンドで。ドラムも打ち込み、ベースもシンセベースを使用。
サビはちょっと古臭いようなオーケストラヒット音を入れたり。他にもいろいろと今っぽくないサウンドの仕上げにはしてある。
ストリングスの刻みが緊張感ある。
64日目(7/19):Ladies Night(BPM135)
64. Ladies Night / 浜崎あゆみ【ayuクリエイターチャレンジ】橋本ねこmix.
ちょっと古臭くコミカルなAメロとその後のバキバキ感。というかAメロでもベースはバキバキなんだけどね。全体を通して腱鞘炎になりそうなベース。
楽器がテクニカルな曲を聴くのが好きなので、こういうファンキーな曲は定期的に作ってる。
歌詞とキメを絡ませている部分もあって、これをもしもライブで再現するとしたら大変だなぁ…とか思ったり。
65日目(7/20):Last angel(BPM142)
65. Last angel / 浜崎あゆみ【ayuクリエイターチャレンジ】橋本ねこmix.
ドラマティックな感じに。
イントロから個性が爆発してる。ドラムやベースは通常なのに、普通のバンドサウンドとは一線を画す。
チェンバロ(ハープシコード)が良い感じの中世感を醸し出す。クラシカルメタルでもバイオリンと並んで大事な楽器。
まだまだ色々なジャンルのアレンジが絞り出せるもんだな、と我ながら思っている。
なんせ今までに100日連続で100曲もアレンジをしようとしたことが無かったし、まさに前代未聞なチャレンジなわけで。
追い詰められた先にどんなアイディアが出るのかが、僕としては気になる。