ねこらぼ( 'ω')

名古屋でこそこそと活動っぽいことをしている橋本ねこのブログ( 'ω')

牛丼でおなじみの松屋のとんかつ業態「松のや」へ行ってみたら、色々と想定外だった件

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牛丼チェーンの松屋を手掛ける松屋フーズ

そんな松屋フーズが展開するのは牛丼だけではない。様々な業態を手掛けている。

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その中でも最近だと「松のや」の数が増えてきている。こちらは松屋フーズのとんかつ業態だ。

牛丼チェーンとしては松屋は後れを取ってしまっている。そこで松のやを拡大し、収益を確保しようとしているという。一本に絞るよりも柱を増やそう、というやり方である。

 

そんな松のやはこの4年で100店舗以上増えている。

松屋もまだまだ900店舗以上あるが、松屋を松のやに変えたり両方の商品を扱う店舗にしたりしている。

 

そこまで拡大してきていると、やはり気になってしまうのが性(さが)ってもの。

というわけで行ってみた。

 

行ってみる

最近、松屋では完全にセルフサービスなお店が増えてきている。

もともと券売機のシステムを採用しているため、ほぼ接客レスとなる。合理的であり、現在の時勢にもフィットしている。

接客が無くなるのはちょっと寂しいけども、ツンツンと接客されるくらいならばこちらの方が良いかもしれない。

 

さて、券売機にて購入した券に書かれた番号が大きなモニター画面に映し出され、完成すればアナウンスが入る。

お茶やお冷もセルフなので、唯一の接客が「商品の受け渡し」となる。

味気無くて相変わらず好きになれないシステムではあるんだけど、この昨今のコロナ禍においてはとてもフィットしているし合理的だとは思える。

また、この価格帯のお店では人件費がかさむと厳しい。なので、人件費カットにも一役買っているとも言える。

 

松のやのメインとなるカツは「ロースかつ」。定食としてキャベツ、ごはん、みそ汁の付いたセットを扱う。

他にもささみかつやヒレかつもあり、カキフライ、エビフライ、サーモンフライと海鮮モノも揃う。からあげやかつ丼、かつカレーもある。

サイドメニューにはキムチや豚汁など松屋と同じものもある。例えるならばスクエニのFFBEでFFの魔法呪文やアイテムが出てきたときと同じような謎の安心感がある。(伝わって)

 

とりあえず王道を、ということでロースかつを食べる事にした。

セットでサーモンフライがプッシュされていたので、サーモンフライとのセットである「ロースかつ&サーモンフライ(1枚)定食」を注文。税込730円。

 なお、サーモンフライなしの「ロースかつ定食」ならば税込み550円。ワンコインをちょっと飛び出るくらい。相場と比べるとかなりリーズナブルだ。

 

 

食べてみる 

さすがに牛丼と比べてしまうと時間はかかる。

揚げ置きをしているわけでも無さそうだ。

 

しばらくした後に番号で呼び出され、期待と不安がせめぎ合う中、ロースかつ&サーモンフライ定食と対峙。

 

失礼ながら値段で考えてももっとお粗末なクオリティで供されるかと思ったけど、まったくそんなことは無く完璧なビジュアルだった。

思わず、(ほう…)と心の中で言ってしまう。

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これが730円。サーモンフライ無しなら550円だ。

そこらの揚げ物屋はおろか、とんかつチェーンのかつやよりもリーズナブル。

これでもしもおいしかったら恐ろしい存在となり得る。

 

さっそくロースかつから食べてみる。

ちなみに断面はこんな感じ。

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ほどよい厚みの豚ロース。若干火を入れすぎな感は否めないけども、チェーン店でギリギリを攻めてこられてもそれはそれでちょっと心配になってしまう。だからこれくらいで良い。

 

衣もムラなく厚すぎず均一に付いていて、剥がれも無い。

チェーン店でどういうノウハウでこれが成り立っているんだろう…非常に気になる。

 

食べてみると、充分なおいしさ。豚ロースそのものにあまりこだわりは無いだろうけど、ちゃんと豚らしい旨みは感じられる。衣もサクサクで、油の質も悪くない。

これでこの価格…本当に謎だ。恐ろしいリーズナブルさを誇る。このままでは町のとんかつ屋さんが窮地に追いやられてしまう。

もしも僕がとんかつ屋さんをやっていたら今夜は眠れなかったかもしれない。

 

 

サーモンフライは脂が乗りに乗っている。脂を注入したかのようなトロトロ度合いで、好みが分かれそう。ハラスみたいな脂乗り。

揚げ物としてはもっと淡泊な味わいの方が良さそうだけど、これはこれ、かな。

タルタルソースが良く合う。レモンが付いているのも良い。

 

みそ汁はいつもの松屋のものと同じ。別に特別おいしいわけじゃないのに、謎の安心感がある。

 

まとめ

とんかつ業界にとって大いなる脅威たる存在になりそうな「松のや」。

いや、もしかしたらもう既に…。数年後が楽しみであり、ちょっと怖い。

 

www.matsuyafoods.co.jp