
牛丼チェーン店である「松屋」の母体である松屋フーズ。
実は様々な業態を手掛けている。
最も大きな業態はもちろん牛丼チェーンの「松屋」だが、現在は積極的に他事業も動かしつつある。
松屋フーズの事業
牛丼チェーンの松屋以外にも様々な業態がある。
とんかつの「松のや」、ラーメンの「トマトの花」「松軒中華食堂」、寿司の「福松」「すし松」、そばの「松そば」、ステーキの「ステーキ屋松」、カレーの「マイカリー食堂」、カフェ業態の「terrasse verte」などなど。結構手広い。
東京にしかないものも多いけども、現在は他業種も力を入れている。
その傾向は数年前から顕著で、少しずつ松屋の店舗数を減らし、他業態の店舗数を増やしつつある。
その流れかどうかは分からないけども、ステーキ業態の「ステーキ屋松」のメニューを松屋で取り扱う運びとなっている。
これによりステーキ業態の進出となるのか、今後が楽しみなところ。そしてどれくらいのクオリティの物なのかも注目ポイント。
ステーキ屋松について
前述の通り、ステーキ屋松は松屋フーズのステーキ業態。
現在は3店舗のみ。今後増やす予定なのかも。ステーキ関係の業態も今荒れているので、近いうちに勢力図が大きく変わるかも。
ステーキ屋松ではステーキ180gを1000円で売る。安い。
見た感じでは余計な付け合わせを排除し、その分さらにコストカットに成功しているように思える。
ウルグアイ産熟成リブロースステーキも200g1300円のコスパ。ステーキがいきなり出てくるのがウリの某チェーン店よりも全然安い。あとは味さえ良ければ。
他にもビーフカレーやステーキ丼も扱う。名古屋にも出来ないかなぁ。
そんなステーキ屋松の出店及び今後の進退を占うようなメニューである。
果たしてその味は。そしてその肉質はいかに。
行ってみる
松屋へ行ってみる。
外にもしっかりと宣伝が。店外に新メニューののぼりやポスターが見当たらないと不安になっちゃう。

松屋は食券を買うシステム。今回行ったところはカウンター式の他の牛丼屋のようなタイプではなく、出来たら番号で呼ばれるフードコートのようなシステムのお店だった。
へぇ、こんな感じのもあるんだと思いながら、注文したステーキ丼を待つ。
さて、今回私がいただくのは「選べる極旨ソースの牛ステーキ丼」。(UberEats風)
ソースは「和風オリジナルソース」と「洋風ガーリックソース」から選ぶことが出来る。
和風オリジナルソースはステーキ屋松の直伝のソース。実際に使われている物なのかどうかは明記されていないが、ほぼ同等と考えて良いと思われる。
洋風ガーリックソースは松屋のソース。どちらもガッツリとした味わいのものらしそうだ。
今回は和風オリジナルソースをチョイス。
注文して5分ほどで完成する。
食べてみる

完成した牛ステーキ丼はふんわりとニンニクの香りがし、食欲をそそる。
お肉を横から見ると案外と薄切りだ。果たしてこれはステーキなのか怪しいところではある。うーん、カルビ丼と言っても良いくらいの薄さ。
しかしステーキは厚さ何mm以上と定義があるわけではない。おいしければ別にそれはそれで構わない。

食べてみると、香り以上のガッツリとしたニンニクが襲い掛かる。
大根おろしと醤油をベースとしていて、たしかに和風。パンチのある味なので、ごはんも進む。
肝心の肉質はそこまで悪くない。
ちょっと筋があったりするが脂身はそこまで多くなく、やや赤身寄り。
肉らしさもあり、おいしい。良くも悪くも何かしらの調味液に予め漬け込んでいるような柔らかさは感じる。
付け合わせにはピクルスが。彩りが良い。

ピクルスの中にキュウリやズッキーニの緑色があるともっと整いそうだけども、これでも悪くない。
味わいは適度な酸味。主張しすぎない浅漬けな味。ただし、ステーキそのものと合うかどうかと言われればどうなんでしょう…って感じではある。箸休め的な感じでいただくのが良い。
まとめ
もっと高くて良いからもっと分厚くて凝った丼だと好みだったな。いや、充分おいしいんだけどさ。
税込750円なので、値段相応とも言える。牛肉ってちょっと拘り出すと1000円超えるからね。