日本人は主食であるご飯を何かしらのおかずとともに食す事がほとんどだ。
それは肉だったり魚だったりと多種多様。そんな中でも、おかずとはちょっと違う毛色の物も存在する。それが漬物だったりご飯のおともと呼ばれるものだったりする。
これらは"おかず"ではない。メインディッシュでもない。
が、ご飯を引き立て、ご飯をおいしくし、食を楽しいものへと変化させる。
今までにも数種類のご飯のおともを紹介している。
今回のお取り寄せ品
大人のさばさばめんたい
今回紹介するのは久世福商店の「大人のさばさばめんたい」。
久世福商店は様々なご飯のおとも、調味料、出汁等を取り扱うセレクトショップ。
ギフトにもおすすめで、大型ショッピングモール内にショップを構えている事が多い。
なお、久世福商店でご飯のおともとして一番人気なのは「海苔バター」だ。海苔の佃煮にバターを合わせた、名前からして間違いの無い逸品である。
今回は敢えてその王道を外し、「大人のさばさばめんたい」を紹介する。
魚肉×明太子
その名の通り、さばと明太を合わせた加工品である。
組み合わせとしては決して珍しいものではなく、明太子を他の魚介と合わせる総菜は各メーカーから数多く出ている。
いわしの内臓を取り、そこに明太子を詰めた「いわし明太」。鯖や鮭に明太をたっぷりとまぶした加工品もある。
…と、魚と明太の相性の良さは既に様々な商品が出ている事からも立証済み。
久世福商店でも「大人のしゃけしゃけめんたい」という初代品が今なお安定した人気を博している。こちらは鮭と明太子を合わせた品だ。
その二代目となるのが、今回紹介する「大人のさばさばめんたい」だ。
お取り寄せしてみる
久世福商店の実店舗、もしくはオンラインで購入できる。
オンラインでも久世福商店が発送しているので安心だ。最近ではかなり少なくなったが、まだまだ詐欺まがいのネットショップも横行している。その点、自社で管理している通販は安心できる。
瓶に入っている。見た目はよくある鮭フレーク系の瓶詰めと同じである。
瓶底には明太子由来であろう調味液が溜まっているのが見える。食べる前には掻き混ぜた方が良さそうだ。
開封前は常温で半年程度の保存が可能。
開封後は冷蔵庫でお早めに。
ちなみに久世福は販売元。製造元は株式会社あかふさ食品である。
自社でも粗ほぐしフレークの瓶詰めを取り扱っている、宮城県気仙沼の会社である。
食べてみる
瓶から出してみると、想像以上に大きい身がごろごろと現れる。
まるで焼き魚をそのまま箸でほぐしたかのよう。
食べてみると、ふっくらとした食感も活きている。フレークと言うよりも、もはや焼き魚のほぐし身に近い。
明太子の味わいもバランスが良い。やや辛めに仕立てられていて、ご飯が進む。「大人の~」と冠しているのはこの辛さが由来しているかもしれない。
この手の製品としてはあまり塩味も強くなく、穏やか。
化学調味料や着色料は使っていない、というところが久世福商店らしい。
粗ほぐしの身は皮や小骨が残りやすいが、それらも丁寧に取り除かれている。
廉価品ではたまにグレーな部分が入っていたりするが、そういう物が一切無い。美味しい部分だけ選別されて使われているような感じだ。
もちろんご飯に乗せるのがベストマッチ。
瓶に記載されている「一度に1瓶食べきってしまいそうな~」というキャッチフレーズは伊達ではなく、本当に一度で食べきってしまえそう。
内容量もそこまで多くは無いが、それを差し引いても繰り返し食べ進めてしまうような魅力がある。
シンプルな味なので、ごはんに乗せる以外の活用法も出来そうだ。
バターと一緒にパスタを絡めてもおいしいかもしれない。
マヨネーズと混ぜ込んでバゲットなんかに塗って焼くのも良いだろう。
尤も、他の活用法を試す前にごはんとともにすぐに無くなってしまうだろうけど。
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