ねこらぼ( 'ω')

名古屋でこそこそと活動っぽいことをしている橋本ねこのブログ( 'ω')

【檸檬の書:作成編④】ジンジャーレモンを仕込む


早速ジンジャーレモンを仕込んでいく。

何でこんなことをしているのかは前段を読めば分かるかもしれない。

 

blog.neko-labo.work

 

材料

ジンジャーレモンだけは他の3種類の仕込み品と比べると材料が多い。

  • レモン…2個
  • 生姜…1袋(2個程度)
  • 砂糖…150g
  • …400cc
    (※以下のスパイス類はお好みで)
  • 唐辛子…1本
  • シナモンスティック…2本
  • クローブ…4粒
  • カルダモン…2g

 

レモン

レモンは防腐剤・防カビ剤不使用が望ましい。

今回は旬を迎えた国産の瀬戸田レモンを用いる。

 

生姜

生姜は皮ごと使いたいので、あまり入り組んでおらず洗いやすそうな形の物を選ぶと良い。

小ぶりのものが2塊くらい入っている袋のもので十分。

 

砂糖

砂糖はコクを出したかったので、ブラウン系のものを用いた。色も活かせそうだし、って事で今回はサトウキビを使った"きび砂糖"を用意した。

 

スパイス類


今回は大人の味にピリッと仕上げたかったので、そういったスパイス群を選んだ。

チャイに使うようなスパイスを選べば失敗が少ない。

唐辛子

唐辛子は半分に切るとより辛みが増す。その場合、中の種が散らばるので取り除いた方が見栄えが良い。今回はそのままホールで使用。

シナモンスティック

シナモンスティックはセイロン産のものを使用。セイロンカシアがあり、前者は穏やかで繊細、後者は濃密で甘みの強い香りがする。カシアだとあまりにシナモン感が強くなってしまうため、セイロンを用いる。

クローブ

クローブは丁字(ちょうじ)とも呼ばれる。釘みたいな形をしているのが由来だ。刺激と甘味が両立したスパイスで、生姜とも相性が良い。こちらは是非とも入れておきたい。

カルダモン

カレーやチャイでは欠かせないカルダモン。噛むと一瞬ヒノキの味がした後、爽やかな苦味がある。

今回はパウダータイプのカルダモンを用いる。入れすぎると苦味が出過ぎるため気を付ける。

 

今回用いたのはセラーメイトの1Lのガラス瓶。

見た目はオーソドックスながら発生したガスを逃がす機構もあり、内圧が高まって蓋を開けた瞬間に弾けるような心配は無い。

温度変化には弱いため、熱湯を急に注いだりしないように注意。


 

 

作成する

①レモンを切る

切り方は何でも良いのだけど、何となくレモンにはスライスが似合う。ということでスライス。くし切りでも良いのだけど、液体に漬けるとなるとどうしてもスライスが良いような気がしてしまう。

厚さは3-4mm程度を狙う。

 

切り終えたレモンは消毒した瓶へと入れておく。

②生姜を切る

生姜を切る、その前にまずはよく洗う。

特に入り組んでいる箇所がある場合はよく洗う。皮を剥くならば問題無い。

皮ごと使う場合はよく洗う。

 

洗い終わったら水気を切り、細切りにしていく。

輪切りでも楽しめると思うが、なんとなく細切りにしておくことにした。

レモンも生姜もそうだが、切り方が細かければ細かいほど素材の味が強く出る。

お好みで調整すると良い。

③生姜に砂糖をまぶす

生姜と砂糖150gをよく混ぜておく。このまま30分ほど放置し、馴染ませておく。

④スパイスを計る

スパイスを計量する。スパイスはバランスが大事。

左上から時計回りに、唐辛子、シナモンスティック、カルダモンパウダー、クローブ。


今回はシナモンスティックを2本、唐辛子1本、クローブ4粒、カルダモン2gで作る。

もっとピリピリさせるならホールの黒胡椒を3粒~8粒くらい入れても良い。

⑤生姜、砂糖、水を小鍋へ移す

生姜と砂糖をまぶしたものを30分ほど置くと、かなり脱水しているのが分かる。

生姜の水分が程よく抜け、砂糖も溶けて馴染んだところで、こちらに水400mlを加えて火にかける。

⑥スパイスを入れて煮込む

スパイスも入れたら点火。最初は強火で。

砂糖が焦げ付かないよう、適度にかき混ぜておく。

フツフツと鍋肌に泡が出始めたら火を弱火に落とし、じわじわと沸騰させる。

沸騰し始めたらスパイスは一旦退場。煮込み過ぎると雑味が出るので、先にレモンの入った瓶の中へと入れておく。

⑦粗熱を取って瓶へ注ぐ

沸騰後5分程度沸かし続けたら火を止める。粗熱を取ったら瓶へと流し込んで完成だ。

なお、30分ほど煮込むレシピもあるが、この場合は鍋に蓋をして水分が飛ばないようにする。

熟成と完成

沸騰させているとはいえ水分を加えているため、長期保存には向かない。

防腐効果のある砂糖もそこまで多くいれていないため、早めに消費せねばならない。安定感を出したいならば、砂糖を多めにしておくのが良い。

 

瓶の中身は毎日掻き混ぜておき、一晩で味が馴染む。

2~3日程度で中身は取り去ってしまい、1週間か長くても2週間で使い切りたい。