食事宅配サービスの「nosh」(ナッシュ)というものがある。
これは僕がnoshと出会い、利用し、そしてお別れするまでの物語である。
noshとは
noshとは大阪の宅食サービスを展開する会社。最近は結構多く広告を打っているような印象があるため、見かけたことがある人も多いのでは。
プラン
配送のプランには「6食プラン」「8食プラン」「10食プラン」「20食プラン」がある。
配送のスパンは「2週間ごと」「3週間ごと」と設定が出来る。
一見サブスクリプションのようなシステムの見た目だが、配送日時は毎回柔軟に変更することが出来る。また、配送が不要なら停止も出来る。
そのため、実質注文ごとに課金されるシステムと言える。
料金
一度に届く食数が少ないほど割高になる。配送スパンは料金には関係ない。
また、10食注文するごとにランクがアップし、徐々に割引されていく。そのため「10食プラン」「20食プラン」は注文するたびに毎回確実に安くなっていく。
最初は1食あたり599円~646円。最終的には1食当たり499円~582円となる。
ちなみに「10食プラン」と「20食プラン」は値段が変わらない。冷凍庫の容量に余程の余裕が無い限りは「10食プラン」がベターと言える。
僕も10食プランで始める事にした。
内容
基本は「主菜1品+副菜3品」の組み合わせ。
組み合わせは決まっていて、苦手な食材があっても入れ替えることは出来ない。
受付締切までに予め欲しい内容をプランの食数分選んでおく。
主菜は唐揚げ、ハンバーグなどもあるし、ヘルシーな魚料理もある。家で作るには手間のかかる物もあり、種類も非常に豊富だ。
副菜は根菜を使った物やナッツ類・キノコ類を使った物などがあり、栄養バランスに配慮されている。
メニューは60種類以上あると謳う。毎週新メニューが登場し、飽きが来ない。
使ってみた
僕はこのサービスを今年の4月から始め、10月くらいまで約半年間利用した。
今は利用していないが厳密にはまだアカウントもあるし、配送スキップをしているだけなのでいつでも再開できる状態だ。
もし月額なり年額なりのサブスクのシステムだったら費用が勿体ないので解除しているところだが、都度課金されるシステムなのでまだ登録は残してある。そのため、ふとしたきっかけでまた再開するかもしれないという余地がある。これはサブスクのシステムにしなくて成功だと思う。
はじまりと契約
「10食プラン」で契約した。スタートは前述の通り、1食599円から。
なお現在はランク15で、1食あたり515円まで下がっている。
僕のライフスタイル的に朝ごはんにnoshを活用する事にした。
朝ごはんは絶対に抜きたくない派の僕。しかし朝から色々準備したり労力を使うのは嫌。というわがままニーズが合致した。
つまり、基本的には1日で1食を消費する。そのため、10食プランのスパンが1週間ごとだと余りが発生するし、2週間ごとだと足りなくなってしまう。
しかし、このスパンは柔軟に決める事が出来る。同じ週ならどの日にも変更可能。時間も自由。もしその週で都合の良い時が無ければスキップして翌週から設定すれば良い。つまり実質的に好きな時に持ってきてもらえる。これは非常にありがたい。
僕は毎週同じ曜日の同じ時間が空いているような生活をしていない。noshの色々な生活様式にフィットする柔軟さは、非常に便利だ。
初回は何かのサイトのプロモーションを利用した気がする。
かなり安くでお試しが出来た。「まぁこの値段なら良いか」と思えるくらいには値下がりしたと記憶している。
メニューを選ぶ
「主菜1品+副菜3品」の料理の組み合わせが結構たくさんある。
牛、豚、鶏、魚…と満遍なく、そして和・洋・中と取り揃えられている。
気になったものには♡マークを付けておくと「お気に入り」として一覧で見れて便利だ。アレルギーを除去するためのソート機能はあったが、単純に苦手な食材を省くソート機能はなかったため、嫌いな食材を用いていないプレートは一旦全部♡を付けておく。
後からそのリストの中からじっくりと10食を選ぶ、という手法を取った。
一回頼んでおいしかったら、また次回もカゴに入れる。10食は全部ばらけさせなければいけないわけではないため、気に入ったプレートを複数入れても良い。
ドーナツ(3個)やロールケーキ(3個)、ガトーショコラ(4本)なんかもある。値段を考えると普通にプレートにした方が良い気がするが、これはこれで中々おいしかった。
メニューは毎週増えるが、もちろん終売するメニューもある。
お気に入りが消えてしまう事もしばしば。とはいえ毎週3種類増えるので、1つは好みの物があったりする。
ご飯は自分で用意
ご飯は基本的に自分で用意する。
しかし別に苦では無いし、変に中途半端な銘柄の米を付けられて価格に上乗せされるより全然良い。
ご飯もまとめて炊いて冷凍しておけば楽。朝の動作は非常に簡潔になった。
冷凍庫から好きなプレートをチョイスし、あとはご飯とプレートをレンジでチン。
その間にコーヒーでも淹れておき、メールやニュースのチェックをしているうちにレンジアップ完了である。
プレートも可燃ゴミとして破棄出来るため、洗い物も非常に少ない。
ただし、この無機質なプレートに嫌気がさす人は一定数いると思う。
僕は何とも思わなかったが、使い捨てトレーが苦手な人は続かないかもしれない。
栄養価
栄養価にもこだわっているらしい。
確かにジャンキーな物は無かった。
全メニュー糖質30g以下、塩分2.5g以下となっている。
カロリーはプレートによってまちまちだが、ヘルシーなプレートだと300kcalを下回るものもある。
味付けはちょっと濃く感じるものもあるが、別段気にはならない。
noshには様々なメニューがあるため、薄味が好きなら薄味そうなプレートをチョイスすれば良い。
そして、noshを辞める
なぜ半年も続けていたnoshを辞めたのか。
理由は2つある。
マンネリした
新メニューが毎週3種類増えるが、僕には苦手な食材がある。
「主菜は好きだけど、この副菜のうちの1つがなぁ…」という理由で選ばないプレートがあり、苦手な食材が多ければその分選択肢は狭まる。
ある時、ついに10種類選ぶのが難しくなった時があった。前に選んだ10種類とほぼ同じになりそう、というのが2回連続で起こってしまったのだ。
コンビニで買った方が安い
コンビニの惣菜コーナーを見ながら、「コンビニで主菜1品と副菜3品を用意したらどうなんだろうか」と考えた。
コンビニでは例えばハンバーグや焼き魚なんかが買える。結構レパートリーも豊富だ。副菜も根菜のサラダや煮物など、色々と選ぶことが出来る。
副菜に関しては一度に全量を使うわけじゃないし、だいたい3回分~4回分となる。そう考えると1食500円は切る事が出来るのだ。
ここまで触れていなかったが、noshには送料が別途でかかる。
冷凍瓶のため、安くても814円~高いと1,000円を越える。10食で割り振ると1食あたりプラス100円程度にはなってしまう。
コンビニで買った方が手間と時間はかかるが、その分安いのだ。
対してnoshは送料がかかる分、待っているだけで自宅に届く。
時間を取るか、金額を取るか――。時間にどれくらいの価値を感じるのかによっても変わる部分かもしれない。
現在と、まとめ
そういうわけでコンビニで朝ごはんを調達することが増えた。
もっと言えばスーパーで普通に材料を買って調理するのが一番低コストではあるが、1人分を作るとなると食材の余りが出てしまったりして効率が良いとも言い難い。
しかし早くもコンビニのレパートリーにもマンネリを感じていなくもない。
もしかすると、ゆくゆくはコンビニとnoshをバランスよくハシゴするようになるのかもしれない。
興味が湧いたら、こちらから割引価格(1,000円off)で購入する事が出来る。
割引は3回まで適用され、合計で3,000円の割引となる。
こちらから購入すると、僕にも同様の割引が適用される。もしまた気が向いてnoshに戻って来るときにでもありがたく使用させていただく。