ねこらぼ( 'ω')

名古屋でこそこそと活動っぽいことをしている橋本ねこのブログ( 'ω')

【ローソン】まだまだ知らない、伍魚福のおつまみの世界

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先日ローソンへ行ったときに伍魚福のおつまみの取扱いがあってびっくりした。

ちょっとこだわりのあるスーパーやデパートなんかで見かけることが出来るんだけど、こんなに身近な場所で見かけるとは。

 

そして僕の前に買ってた人がレジで「えっ、高っ」って言ってたよ。値段は見てから買おうね。

この辺も触れようかなと。

 

伍魚福について

意外と歴史は古く、1953年に創業している。

当時から海産物を使用した珍味を製造する事業であり、1955年には有限会社に、1970年には株式会社となった。

珍味を極める」をテーマに、"酒の肴"となることに徹底的にこだわった食品を取り扱う。

 

他社に比べて猛烈に価格が高い。2倍~3倍、モノによっては他社が100円台で取り扱うものを500円オーバーで売る。安くとも200円台、だいたい300円くらい、というイメージ。

量も少なめなので、量と価格の面でのコスパが良いかと言われると疑問符。

 

しかし、ただ高いだけではない。もちろん高いのには理由がある。

例えば「一夜干し焼きいか」。いわゆるスルメ、アタリメなんだけど、未冷凍の国産スルメイカを使用している。そして函館にて手作業での捌きやボイル・乾燥を行っている。

このこだわりにより、200円以下程度のイメージのスルメがなんと税込718円。

 

これらのこだわりに価値を感じられるかどうかで、高いと感じるか相応と感じられるかどうかは変わる。

ただ、確実に言えるのは、他のおつまみとは一線を画すものだという事。

 

買ってみる

ローソンで取り扱っていたのは6種類ほど。

ハム、チーズ、海産物、肉加工品…とバラエティ豊か。

 

そして価格はだいたい400円以上~500円オーバーまで。コンビニで普通におつまみを買う感覚で手に取るとするならば、かなり高い。

まさかコンビニでそんな高いおつまみが売られているとは思わないだろう。値段を見ずに買った方にもほんの少し同情できる。

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買ったのは、

  • おつまみ牛タン<七味仕立て>(475円)
  • やげん軟骨の炭火焼き(540円)
  • とんトロスモーク(454円)
  • わさびチーズ入り焼ちくわ(540円)

の4種。

価格はどれも500円前後。それぞれ食べてみようと思う。

 

 

食べてみる

おつまみ牛タン<七味仕立て>

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おしゃれな前菜の一品になりそうな気配。温めるか悩んだけど、冷菜として。

 

食べてみるとコリっとした歯ごたえで、タンらしい噛み応え。

部位としてはタンの先の方の切り落としっぽいような食感。

薄切り過ぎず、存在感を感じる仕立てだ。

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味付けはちょっと濃いめながらクドくない。辛みもピリ辛程度で食べやすい。

しかしながら七味としての風味は感じづらい。山椒で仕立てたりしてあると今風なのかなとか思ったり。

「タンを食べてる感」がしっかりとあるので、他の乾きものとは一線を画す。

 

やげん軟骨の炭火焼き

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食べられる鳥の軟骨には大きく二種類あって、「ひざ軟骨」と「やげん軟骨」がある。

前者はコロコロしていてだいたい揚げ物にされる。後者は串焼きにされたり。形が"薬研"に似ているので「やげん軟骨」と言う。

 

鶏を外側が黒くなるまで焼いた炭火焼きは九州発祥で、最近だともう色々な居酒屋でも見かけるのでかなりメジャーになってきていると感じる。

最初見たときは(これ…食べれるのかな…)と思うくらいの衝撃的な色だったけど。

こういう袋に入っている状態の製品は、見た目のシズル感が薄いのが難点。

 

この炭火焼き。だいたい鶏ももを使うのだけど、やげん軟骨を使ったものを見るのは初めて。

 

 

開けてみるとニンニクの香りが。

そのままでも食べれるとは思うけども、ちょっと温めていただくことに。

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やげん軟骨と一緒に残された肉がまた良い。部位的にはやげん軟骨のすぐ隣のハラミになるのかな。弾力のある噛み応えで、ややクセはあるけども言い換えれば"らしさ"を味わえる部位。

軟骨の噛み応えと肉のジューシーさを味わう事が出来て、おつまみとしてはかなり優秀。

 

強めのニンニクの風味のおかげでクセは感じづらい。おつまみ向けの濃いめの味付けとなっている。

 

とんトロスモーク

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とんトロは豚の首あたりの部位。希少ではあるけども、おそらく需要の関係でバラ肉よりも単価は安い。

シャクっとした食感が独特で、これは好みが分かれる。

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ふんわりとした燻製香。後付けの燻製液に頼っていない、素材を邪魔しない香りがする。

しっかりとした味わいが残り、豚の脂の旨さ・香りも感じる仕上がり。燻製系のおつまみはその辺が飛んでしまっているものが多い中で、素材の味と燻製香を両立している。

 

わさびチーズ入り焼きちくわ

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かなり太めのちくわの中に、スティック状のわさびチーズがぶち込まれている。

内容量としては2本だが、食べ終わった感想としてはかなりの満足感があった。

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わさびの強さは意外と弱め。商品名として書いているので、もっとツンと来るかと思ったけども。裏を返せば、わさびが苦手でもギリギリ食べれるかも。いや苦手だったら難しいか。

僕は追加で追いわさびをしたくなるくらいだった。

 

わさび漬けのような風味感。ちょっと酒粕でなめらかになった辛さと旨さを含むような味わい。単純にチーズのせいかも。

チーズは良くも悪くも普通で没個性的だけども、名脇役となっている。

 

ちくわは、ひょっとしてちゃんと手焼きしてるんじゃなかろうかと思うくらいの見事な仕上がりの外観と味わい。しっかりと魚らしさを感じる。上物と言って良いレベルだったのでびっくり。

 

まとめ

高いけども、素材や仕上がりは抜かりない品々だった。価格相応と言える。

コンビニやスーパーで見たりすると割高なんだけど、物産展なんかで買う事を考えれば全然お得なのかも。だんだん金銭感覚がマヒしてきたぞ…。

 

完全に"おつまみ"としてのポジションを知り尽くしており、ちょっと濃いめでお酒が進み、適量。

 

自分へのご褒美に試してみる価値は大アリ。

贅沢な時間のおともに。

 

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