ねこらぼ( 'ω')

名古屋でこそこそと活動っぽいことをしている橋本ねこのブログ( 'ω')

車に憧れない


男ってだいたい車が好きで、「カッコいい車に乗りたい」だの「ハイブランドの車に乗りたい」だのある人が多いと思うのね。

そんな中、僕は車に憧れがないのだ。

 

今昔

一昔前だと、「会社でバリバリ働いてお金を稼いで車を買うぞ」という思考でブラックな働き方をする人が多かったという。バブルのあたりね。90年代とか。

家もそうだし、デカい買い物のために働きまくって良い暮らしをするというのが一つのステータスでありゴールだったように思う。

 

バブルが弾け、代わりに色々な働き方や生き方が生まれ、多様な考え方や人間性が認められてきた現代は、様子が変わってきた。

女性も社会進出が徐々に増え、派遣・フリーター・委託などの働き方も出てきて、休暇制度も充実しつつある。

 

たくさん働いてたくさん稼いでデカい買い物をするだけが正解ではなくなった。

それよりも、残業せずに適度に働き、仕事とプライベートのバランスを取るのが現代の主流の考え方となってきている。ワークライフバランスってやつだ。

 

僕とのりもの

振り返れば、僕は昔からそこまで乗り物自体好きではなかった。

男の子なんて幼い頃にハマるものといえば戦隊モノ・乗り物である。

戦隊モノにハマりデカい怪獣がカッコ良く見えたり。はたまた旅行で乗った新幹線がカッコ良く見え、乗り物を展示する博物館が好きだったりラジコンやミニチュアに興味を持ったり。

そもそも男は「デジタル」「ガジェット」「コレクション性」の属性を持つものにハマりがちである。これはこの幼少期の経験がそうさせるのか、脳科学的にそうなのか。

 

で、僕の場合はというと、僕は戦隊モノも乗り物も興味を示さなかった。

周囲に女の子が多かったせいで、どっちかといえばアニメは変身するヒロインを。プラレールやトミカよりもシルバニアや着せ替え人形だった。
それゆえ乗り物にも興味を見せず、乗り物は乗り物の域を出ず、移動手段以上の意味合いも持たなかった。

 

僕と車

車に対する思いもそう。乗り物であり、移動手段である。

別に僕にとってステータスを示すものでもひけらかすものでもなく、モテの武器でもなく、収集するものでも自分好みにカスタムするものでも愛でるものでもない。

 

車に対する執着がない。ただ必要だから持っていた、という感じに過ぎない。

N BOX

前に所有していたのはホンダのN BOX。
別にこれが良い、欲しい、ってなったわけじゃなく、親が使っていたものを何となく譲り受けたってだけ。

 

軽自動車だったけど、荷物は非常にたくさん載る。バンド時代は大変お世話になった。

視界が高いのも気に入っている。なんか最近というかもうここ10年くらいずっとだけどやたら視界が低い車が多くて好まない。中には寝るかのような姿勢で乗るほど天井が低い車種もあって。リュージュかよ、って。

 

ハイエースを使って全国を行脚してライブをすることが多かったので、このN BOXの座高の高い感じは僕にマッチした。

 

まぁただ軽自動車なので、エンジンが頑張っている音を立てている割にはスピードが出ないのと、防御力が低かったのがデメリットかなと。

そういえば一回ぶつけられたことがあったりして。

blog.neko-labo.work

 

今思えばこの時代車としてホンダのジェイドに乗れたのは良い経験だったかもしれない。

JADE

N BOXが入院している間の代打としておくりこまれてきたのがJADE。

 

一応3列シート*1であり、他にも攻めた仕様等でコアなファンにウケたようだ。

ミニバンなのかステーションワゴンなのか。2020年に生産終了したのは当時の需要や流行に合っていなかったからと言われている不遇な車種。

 

乗ってみると、やはり軽自動車とはエンジンのパワーが違う。軽自動車にしか乗っていないと気にならないんだけど、乗ると気になる。

あとはN BOXと比べて随分と前後幅が長くなったので、カーブ等で気を使った。

買い替えの検討

このタイミングでジェイドに乗っていたことは、この後N BOXを買い替えるきっかけになったのかもしれない。

 

N BOXはそれなりに長く乗っていて、7年目を迎えようとしていた。

このタイミングは3回目の車検のタイミングに当たる。車検、メンテナンスにかかるコストを考えると車の買い替えタイミングとしては適していると言える。

 

N BOXは自分で買ったわけではない。譲り受けたものだ。

車を買ってみるという経験をしてみたいなぁと思ったのも、買い替えをする後押しとなったのかもしれない。人生経験として車を買ってみたいな、と。

FIT

ということで、買ったのがフィットである。同じくホンダ。
色々と別のメーカーの車も見たのだが、デザインや機能面で「おお!これは!」となる事は無かった。

外装が良い、とかも無いんだよな。車に金をかける必要が無いので資金の面では良いんだけど。

 

前回ぶつけられた経験から、軽自動車は一旦除外する。
かといって6人乗りみたいなデカい車じゃなくて良い。
居心地・乗り心地は大事だけど、別にそこで何かをするわけでもないし、単なる移動手段として移動時に快適であればそれで良い。
見た目は重視しない。最新モデルじゃなくても良い。
燃費は良いに越したことは無い。

――というわけで選ばれたのがこちら、FITである。

 

何だかんだ買い替えてから3年が経ち、先日車検も受けてきたところだ。

燃費も良く(まぁそんなに遠出しないからだけど)月間ガソリン代も5000円も行かない。

 

僕と車の今後

FITに乗って、デメリットももちろん見えてきた。

前述の通り、3年目となり初の車検を受けてきたところだが、軽自動車と比較すると費用が高い。
また、自動車保険も軽自動車よりも高い。そう、全体的に維持費が大きく上がったのだ。

 

いっそのこと、「自動車代」と「維持費(メンテナンス・保険・ガソリン)」を合算すると、実は毎回タクシー移動をした方が安いのではと思える。
これは都市部であればあるほどそうである。自宅スペース・到着先の駐車場価格も考えたりすると猶更。

あとは「マイカー」という自分専用のパーソナルなスペースが所持できることに対してどれだけ価値を感じられるか、となる。
他にもコレクション性に対するメリット――例えば「車を所持しているだけで満足」「この車が自分の物だ」等の専有欲・支配欲の充足もあるが、僕は特にそういった感情が無いのでこのメリットは無い。

 

今の住環境だと正直車は要らないのでは、とも思える。

しかし、今後ライフスタイルが変化したりすれば車は必要不可欠になるかもしれないし、サイズアップや買い替え・2台目も考えねばならないかもしれない。

むしろ軽自動車に戻しても良いかなとも思っているし、逆にアウディやレクサスに手を出すのも悪くない。
ただ、別に車に対してそこまで愛着が無いくせにあまり資金を使ってしまえば、それは無駄である。自分の興味・関心が大きいものから資金を割いていく方が満足度は高くなりやすいだろう。資金にも限りがあるし。

 

その点、FITは平均点を安定して出す優秀な車ではあるが、僕のように車に興味が無く移動手段としてしか見ていない人にとっては少々コストが高いのだ。

だったらもっと高い車にして居住性・性能を突き詰めるか、もっと低コストで使い倒すか、いっそ手放すか、という具合なのである。

というわけで、早くも「次の車はどうしよう」と考え始めているのである。
少々気が早い気もするが、売りやすいタイミング(売れやすいタイミング)というものがあるため、検討はしておくに越したことはない。

車を売るタイミング

車を売るタイミングとして、適した年数と適した時期がある。

車を売るのに適した年数

基本的には車検前が良いとされる。車検はまとまった金額がかかるし、エンジンや機構が壊れてしまうと別で出費がかさんでしまう。

あとは税金が上がるタイミングの手前で判断するのも良い。

  • 1回目の車検前(3年目)・・・比較的新しい中古車として出せる
  • 2回目の車検前(5年目)・・・パーツによってはメーカー保証が切れるタイミングでもある
  • 3回目の車検前(7年目)
  • 4回目の車検前(9年目)・・・翌年は使用年数10年となり大台に乗るため、査定価格が下がる傾向になる
  • 13年目・・・自動車税・自動車重量税が上がる前のタイミング
  • 18年目・・・自動車税・自動車重量税がさらに上がる前のタイミング

車を売るのに適した時期

年明けあたりは春の就職等のライフスタイルの変化や引っ越しに伴い、車が購入される時期となる。冬のボーナスで入手する人もいる。

同じように8月も夏のボーナスを使うことが見込まれ、車の需要が高まるため売りやすくなる。

なので、この手前あたりの時期に売る事で高値が付くかもしれない。

 

いつ、どうするか

今のFITは3年目、つまり最初の車検が終わったところなので、次に売るタイミングは5年目となる。
ここで売ればそれなりに高値で売れそうな気がする。

 

その次は7年目。2028年って聞くともうずっと先の事に感じてしまう。

その頃は一体何をやっているのだろうか。全然想像できない。

*1:3列目は狭く、あくまでサブ