バスクチーズケーキ。ご存知ですか?
最近だとコンビニでも話題で、ローソンやらセブンイレブンやらで販売してる。
タピオカに続いてこの秋あたりからブームの兆し。チーズスイーツ推しの流れがあって、チーズティーと共にじわじわとブームが来ております。
バスクチーズケーキとは
バスクチーズケーキとは。普通のチーズケーキとは何が違うのか。
そもそも、バスクチーズケーキのバスクとは、スペインとフランスに広がる地方の事。
スペイン側が南バスク、フランス側が北バスク。一般的に「バスク」とだけ言った場合はスペイン側を差す事が多い。
このバスクでは独自の料理が発達し、スペイン料理やフランス料理とも異なる。
そんな中で有名になった…というか目が付けられたのがチーズケーキだったという。
特徴
何といっても表面にしっかりと焼き目を付けたインパクトのある見た目が特徴。
一般的にベイクドチーズケーキよりも焼き目の色は強く、薄くともキツネ色、濃いと焦げ茶色~黒に近い事も。
質感はニューヨークチーズケーキに近しいもので、たっぷりとチーズを使用しているためずっしりと重みがある。
バスク?バスク風?
正直どちらも同じもので、単に呼び方の差。というのも、バスク現地では「バスクチーズケーキ」とは呼ばないから。
バスクではこのチーズケーキが普通なので、わざわざ「バスク」とか「バスク風」とかの枕を付けない。
広島のお好み焼きを大阪のお好み焼きと比較して「広島お好み焼き」「広島風お好み焼き」と付けたりするのに対して、広島県民は単に「お好み焼き」と呼ぶ感覚に似ている。
あの「PABLO」のオーナーの新業態「MAKKURO」
チーズタルトでお馴染みのチーズケーキ専門店「PABLO」を手掛けるオーナーが、新たな業態として名古屋にオープンしたのがバスクチーズケーキ専門店「MAKKURO」。
MAKKUROは名古屋が一号店ということで、全国でも珍しいバスクチーズケーキ専門店が名古屋に上陸したことになる。
PABLOで培ったチーズケーキのノウハウをMAKKUROでも活かしている事は間違いない。おいしさもお墨付きのようなもの。
さっそく行ってみた。
場所はPass'eの地下一階
名駅に着いたら、近鉄パッセを目指す。連絡通路を伝っても良いし、地上から移動しても良い。
パッセの地下、もともとPABLOがあった場所に展開している。
クリスマスどきとお正月は混むこと間違いなしなので、行くならば今のうちか、ちょっとほとぼりが冷めたころにどうぞ。
木のぬくもりを感じるナチュラル系の外装。ちなみに買った後の紙袋も同様のデザインがあしらわれていて、おしゃれ。
店内にはイートインスペースは無く、もっぱらテイクアウト専門。
お店の壁はガラス張りになっていて、作業の様子を垣間見ることも出来る。
商品ラインナップ
商品はバスクチーズケーキのみ。潔い。
サイズは2種類から選べ、直径12cmのものと直径6cmのものがある。
直径12cmのものはいわゆる4号のホールケーキ。少人数でシェアするときはこちら。
直径6cmのものは一人で一つ食べられるようなプチケーキサイズ。
どちらも同じバスクチーズケーキなのだが、サイズの差による焼成の違いのせいか、焼き目の付き方が異なる。
小さい6cmの方でも焼き目はあるのでバスクチーズケーキに間違いは無いが、店名に掲げているような真っ黒さを期待するのならば12cmの大きさの方が良い。
開封してみる
箱を開けてみると、見事な焼き目。
焼き色ってなんでこんなに食欲を刺激するのだろう。見た目は食の中でもかなり大事な要素だと思っている。
6cmのケーキにも12cmのケーキにも全てに店名の入ったケーキピックが刺さっているのもおしゃれ。
箱や先ほど挙げた手提げ袋もおしゃれなので、ちょっとしたお土産にも適している。
なお、要冷蔵で消費期限は翌日までなのでご注意を。購入時に2時間分の保冷剤をサービスしてくれた。
食べてみる
表面、外側はしっかりと焼かれているが、中はやわらか。
表面の焼き目、外側の固まった生地。そして内部の柔らかい部分――と、一度で3種類の味わいが楽しめる。
表面はしっかり焼かれた香ばしさがあるものの、焦げのようなイヤな苦みは感じない。硬すぎず、程よい塩梅で焼かれている。
外側はちょっと固まっているので、こちらも独特の口当たり。
内側は柔らかく、レアな食感が楽しめる。一番チーズそのものの甘みや酸味を感じられるのも内側。チーズの質の良さを感じる。
こちらのチーズケーキ、そのまま縦にフォークを入れても内側が柔らかすぎて崩れてしまう。
なので、敢えて横に倒して戴いた方が場所ごとの食感の違いは楽しめるのかもしれない。ちょっとお行儀は良くないけども…。
縦に切って一度に焼き目の部分や柔らかい部分を一緒に食べてしまうと、その違いが分かりづらくなってしまう。せっかくなので、うまいこと部位ごとの違いを楽しみたい。
そして、ケーキを持ったときに感じるのが、重量感。
そう、ずっしりと重みを感じるのだ。
これはチーズをふんだんに使っているから。
通常のケーキに比べて小麦粉が少ない分、より密度や質量の大きいチーズを多く使うことができ、結果としてずっしりとしたチーズケーキとなる。
なので、少量でも割と満足感のあるケーキだ。あまり食べない方なら6cmのケーキ1つでも充分かもしれない。
まとめ
バスクチーズケーキはまだまだブームの流れがある。
このMAKKUROがさらに拍車をかけていくのかどうなのか…。少なくとも名古屋ではもうひと盛り上がりしそうな予感。
タピオカに次ぐブームと呼ばれているチーズスイーツ。今はタピオカほどの勢いは無いけども、これからどうなるのでしょうか…。
ショップデータ
MAKKURO
営業時間
10:00~20:30
定休日
近鉄パッセに準ずる
住所
愛知県名古屋市中村区名駅1-2-2 近鉄パッセ B1F
メニュー
バスクチーズケーキ(12cm)…¥1,800-
バスクチーズケーキ(6cm)…¥400-
※別途消費税が発生します。
※本記事の内容は2019年12月現在のものです。