琴羽商店について
【前】
当たり前だけど、マスタードは加工品なので作り方によって全然味が変わります。
特にハニーマスタードには使う材料が多いので、味もピンキリ。せっかくなのでお肉に合うようなカスタムをしようと思っています。
マスタードシードを仕入れて一から作るのだけど、漬け込みや諸々で2日以上要するので難しいところ。ただし、その方が思い通りの味に出来るのです。
一番差が付くというか違いが分かりやすいのは"ビネガー"。つまり、酢。
お酢には「穀物酢」と「果実酢」がございまして、前者は米酢・黒酢など。後者はリンゴ酢・バルサミコ酢・ワインビネガーなど。
今回はリンゴ酢を使ってマイルドかつやや個性的な仕上がりを目指します。米酢を使ったりするよりも洋風に仕上がる(ような気がする)ので。
そもそも作り方としては、マスタードシードをお酢に浸して吸わせたのち、すり潰す…という流れ。あとは塩と砂糖で調味して…という感じ。
ほかにもスパイスを入れたりして自分好みにカスタムします。
今回は各種スパイスで整えて、砂糖代わりにレザーウッドハニーを。完成後にさらにハチミツを入れてハニーマスタードとして仕上げます。
メインというか決め手としてタスマニアペッパーを使用。
ペッパーとか言いつつどっちかというとベリー系のアレなんだけども、胡椒ライクな香りもする。
ただねぇ…色が結構出るので現在調整中。例えばターメリックやウコンなどを入れて調整しないといけないかもしれないし、気持ち悪い色に仕上がるかもしれないし、それはそれでアリかもしれないし。
これは実はまだ試作なうなので、最終的には変わってるかもしれません…。
こちらは以前に紹介したわさび醤油や岩塩と違ってトリッキーな味になるかと。とは言ってもお肉が赤身のものを使うので、こってりとした味付けでも合うとは思われる。
こだわりのハニーマスタード。お楽しみに。
【次】