どうもこんばんわ橋本ねこです。
昨日は@-hillでライブ。PiZAとして出演でございました。
僕なりに仕込んだギミックの解答編、という感じ。
これが僕の新たな答え。
さて。
今回はベーシストとしての演奏。
"Bass"という肩書きを使いましてね。結果から言えば弾いていたのはキーボードなんだけど、終始低音部の演奏に徹していたのでベーシストで間違いは無いでしょう。
普段よく見るベーシストのベースというものは、正式には「ベースギター」――つまり、低音ギターであって。略してベースと呼ばれているだけに過ぎない。
ベースギター=ベースではあるけども、ベース=ベースギターとは限らない。
スパゲッティはパスタなんだけど、パスタが必ずしもスパゲッティとは限らないでしょ。
というわけで、今回は言うなればベースキーボード。
最近は「キーボードを使って低音を出す」ことのハードルが下がったかなと思っております。準備や機材やシステム的にね。
もちろん僕以外にもベースキーボードは居るのだけど、まだまだ認知度は低い。
取り回しに関してはベースギターの方が取っ付きやすいから人口も多いし、それを差し置いてベースキーボードをマジョリティへと押し上げる気は無いけども、それぞれの住み分けや可能性の模索も出来たら良いなぁと思ってる。そういう一端も担いたい。
ともあれ、この数年でグッと身近にはなった。
僕としてもそのままキーボードを弾く事はもう既に飽きてしまった。
飽き性だという自覚は無いのだけど、一度ある程度の夢を叶えてしまうと他の物が欲しくなってしまう感覚に近い。
とにかく、新しい可能性の模索をしたかったし、驚かせたかったし、自分自身に対しても刺激が欲しかった。
そして、結論としては実験は成功となった。
システムは実用に耐えうるし、音圧や音質も遜色無い。オリジナリティも出せる。
もちろんライブまでにシミュレーションを終えてあり、実行をするだけの状態だった。
ベースキーボードをベースギターの劣化や代用にするつもりはない。
今後も色々使えそうだなと感じた。
使っている鍵盤は3オクターブ分、37鍵。
色々とコントロールをし、横のパソコンへ演奏情報が送られるようになっております。
パソコン内でベースの音を生成、ベースアンプへと送る。
通常のベースギターのような音も出せるし、同様にエフェクターをつなげたりも出来る。シンセベースの音だって生成できるし、ウッドベースも再現できる。
色々な可能性を見出している。これは良いおもちゃ。
昨日出たPiZAはLiSAのコピーバンドでして。どうでしたでしょうか?
何かのアーティストのコピーをするというのはとても興味深い事。
オリジナルのバンドをやっていると自分の中のモノのみで勝負する事になる。いわばアウトプットである。
逆に、コピーのバンドは自分の中に無いエッセンスが大部分を占め、どちらかというとインプット的になる。いわゆる「勉強になる」というものである。
とまぁ、堅い側面もあり。
それとは別に、ただただ文化祭的な楽しさもあり。
LiSAのコピーって初めてでね。新鮮だった。曲も実はcrossing fieldしか知らなかったし。
メンバーは色々なところから集めてまして。
ボーカルは岡崎のバンド「Night Glory」の元ベーシスト、柚香。
ギターは僕もサポートしていた「Ender Silence」の元ギタリスト。
ドラムは以前対バンした「アドアスタリア」のドラマー。
こちらも、なるべく今までやったことの無いメンツでやりたくてこうなりました。
⊶⊶⊶⊶ || - PiZA - || ⊶⊶⊶⊶ pic.twitter.com/Ecj1vKQn6H
— PiZA (@PiZA_from_JP) March 30, 2020
僕個人としては3か月ぶりとなるライブ。通算289回目。
こんなご時世だけども、ライブハウスの中は変わらず笑顔がいっぱいで。
生きていればツラい事もあるけども、少なくとも今この瞬間はみんな楽しそうで音を全身で感じていて――ステージから見えた景色はいつもと変わらない風景で、僕は安心した。
そして、今は日常が日常じゃなくなっている人だってたくさん居る。
この、いつもと変わらなく見えた環境だって決して当たり前では無いんだなと、いつ崩れてもおかしくないのかもしれないなと思った。
そう考えると、この"当たり前"には偶然の積み重なりを感じる。何かがちょっと崩れたら成り立たなかったのかもしれない。
ありがたい話。もっと大切にしないと、バチが当たっちゃうね。
次回のライブ、というものは未定でして。
それこそ今の状況的なアレも加味せねばならないし、まだ何も決まっていないし決めれない。
でも、僕はまたライブハウスで待ってる。
また会おうね。お待ちしてます。
ああ、ヒロキチ誕生日おめでとう。