
世はまさにエナジードリンク戦国時代。
多彩なバリエーションとコスパで攻めるモンスター。
クオリティの高さと歴史で根強い人気を誇るレッドブル。
日本生まれでノンカフェイン、最近新味も出たばかりのRAIZIN。
先日紹介した、デジタルユーザー向けのリーズナブルなZONe。
そして今回紹介するのはKiiVAの出した「キーバ エナジーウォッカ」。
KiiVA初となる全国展開。関東以外のエリアには初進出ということで、コンビニで派手なデザインの缶を見てKiiVAを知ったという方も多かったのでは。
KiiVAとは
KiiVAは元レーシングドライバーである阿部翼氏によるエナジードリンクブランド。
なお、KiiVAは「極める+場」からの造語らしい。
KiiVAは初期は女性をターゲットにしたビューティードリンクを推していたのだけど、徐々にエナジードリンク方面へとシフト。
確かに2012年~2015年あたりはビューティードリンクが流行った時代。コラーゲン、プラセンタ、ヒアルロン酸…色んな飲みものに色々入っておりました。
昔はKiiVAもそういった成分を売り文句にしていたけども、現在はエナジードリンクを主軸に展開。
また、缶のデザインもおしゃれで、デザイナーのトミーリムとのコラボや歌手の倖田來未の15周年を記念したコラボもあったり。
エナドリ×アルコール
アルコールをエナジードリンクで割るカクテルは意外と多く、然して珍しい話では無い。
が、エナジードリンクを使ったカクテルはその特性上他のカクテルよりも酔いは回りやすいとされるため、注意を要する。
エナジードリンクを用いたカクテル、またはエナジードリンクの味のするアルコール飲料は、主にクラブや夜の街界隈で愛飲される。あらやだ夜の街ですってよ、奥さん。
パーティー要素が強く、飲みやすく、そしてアルコールらしさを感じづらい。こういった余興や催しの場に於いてぴったりなのだ。
パーティーシーンで流行ったイエーガーやコカレロをレッドブルで割ったもの――いわゆるイエーガーボム、コカボムあたりはまさに筆頭と言える。
ウォッカーーその特徴と、それ故の危険性
KiiVAの本作ではエナドリとウォッカを組み合わせている。
ウォッカは純度の高い蒸留酒であり、クセが極めて少ない。
よって、カクテルに使われるとウォッカの個性は完全に影をひそめる。
そのアルコールの感じなさ故に、巷ではウォッカをジュースで割ったカクテルをレディキラーと呼んだりするとか、しないとか。
ついゴクゴク飲んでしまって「いつの間にか酔っぱらっている」という状態に陥ってしまうからだ。
この現象はサッポロの出した「フォーナイン」で体感した人も多いかもしれない。
これには純度が極めて高いウォッカが使われていて、雑味やアルコール感を感じづらい。よって飲むスピードが速くなってしまい、気付いたら床で寝てたという人が多数見受けられた。なにそれ楽しそう。
もちろんウォッカは悪い面しか無いわけではないけども、飲み過ぎには注意したい。
KiiVAの仕掛ける"エナジーウォッカ"
プシュっと開けるとイケイケな香りが漂う。フローラルな印象。深夜にこういう香りの車が低音をズンズンさせながら走ってる。

飲んでみると、香り程はインパクトが無いものの飲みやすい。ガラナ感*1がしっかりあるので、苦手な人は苦手かも。
この飲みやすさ故にグイグイいけちゃうんだけど、耐性の無い人はゆっくりと飲む事。
度数は5%だけども、飲んだ後の感覚としては同量の9%に負けず劣らず。まぁどっちにしろ十の位で四捨五入すればゼロだけど。
エナドリとしての要素もしっかりとしていて、ガラナを軸としてアルギニンやナイアシン、ビタミンB群を配合。
カフェイン表記は無いけども、ガラナ種子にはカフェインを含むので、多分入ってると思われる。
まとめ
ウェイウェイしたいときに飲むと、なんか良い事があるかも。知らんけど。
*1:ドクターペッパーのようなちょっとケミカルな味わい