ブラックフライデー。
ここ2~3年で大手ショッピングモールがブラックフライデーを取り入れた事により、ちょっと認知度が広がってきております。
元々はアメリカの行事でございますが、急に日本に来たので何が何だかよく分かんないって人も多いと思われます。
そんなブラックフライデー初心者向けの解説でございます。
とりあえず、なんかセールっぽい
今の日本の認識だと「なんかよく分かんないけどお得な金曜日」ってくらいのイメージだと思う。
そりゃあそうだよね。急にブラックフライデーなんて言われても。
ちなみに「サイバーマンデー」って言葉を聞いた事があるかもしれないけど、これも実は関連したイベント。
この辺はクリスマスへ向けたひと繋ぎのイベントなので、ここでちょっと流れを見てみたい。
感謝祭からクリスマスへ向けてのイベントの一つだった
先日、感謝祭がアメリカで行われた。
最近はネットで海外のニュースも紛れ込んだりしてるし、知ってる人も意外と多いのかもね。「七面鳥が大統領に恩赦を受けて云々…」っていう、アレ。
シーズン的にも秋だし、収穫に感謝する的な日が「感謝祭」。今では家族で集まって大規模な食事会をする祝日として扱ってる。
そんな感謝祭が行われるのが11月の第4木曜日。2018年だと11/22なので、昨日でした。
先にも述べたように感謝祭は祝日であり食事会やパーティーをするので、その直前のお店は色々とそのための商品を売り出したりしてる。でも、感謝祭が終われば今度はクリスマスまであと一ヶ月。ここから一気にクリスマスムードへと変わっていく。
木曜日が祝日なので、土日と挟まれている金曜日も休みにしちゃって四連休!なんてところも多い。そうなるとクリスマスの準備をこの連休で済ませてしまう世帯も多いわけで。
なので、木曜日の感謝祭の翌日の金曜日は大々的なクリスマスセールの幕開けでもあるのです。
これが本来のブラックフライデー。
ちなみにブラックフライデーのブラックは「黒字」を表している、らしい。
じゃあサイバーマンデーとは?
ついでにサイバーマンデーも触れておく。この木曜日からの一連の流れを経た週明けの月曜日の事を指すのがサイバーマンデーで。サイバーの名の通り、今度はネットショッピングがお得になります。
なぜネットなのか。普通にセールで良くない?とも思えるけども、木曜日から日曜日までの連休で旅行に行く人も多いのです。
感謝祭のパーティーは自宅でやる事が多いんだけど、家族のみならず色んな人を招いた大々的な物。つまり誰かは自宅だけど誰かは出先なのです。となるとそのまま連休中は旅行なんてファミリーも少なくない。
なので、そういう人たちは連休明けの月曜日にネットで買い物を済ませてしまうのです。何とも現代らしい。
なので、ブラックフライデーはどちらかというとお店などの実店舗、サイバーマンデーはネット上のオンラインストア、という感じ。
日本とのマッチングはどうなのか
というわけでアメリカでは感謝祭の終わりと共にクリスマスの準備が始まる。
しかし日本には感謝祭というものが無いので、ハロウィンが10月末に終わったらそこからクリスマス商戦となる。
なので、日本向けに考えるならばハロウィン後の週にそういう宣伝を打った方がフィットするんじゃないかなとは思える。
海外に寄せてイベントを合わせていくのならば感謝祭も今後何かしらの形で日本に組み込まれていくものと思われる。
アメリカでは、10月末→ハロウィン、11月末→感謝祭、12月末→クリスマス、の流れが完全に出来上がっているので一ヶ月ごとに切り替えていく感じ。
確かにハロウィン後の切り替えの慌ただしさと11月の何も無さは凄まじいので、飲食店あたりを火付けとして何かしらサンクスギビングなイベントをやるのはどうかなと考えてるんだけど、いかがでしょう?
週明けには今度はサイバーマンデーとして騒がれることでしょう。
しかし何はともあれセール期間として色々お得に買える事は間違いない。せっかく開催されるわけですし、便乗してみては?