ヒロバス。それはムラセヒロキチという男のバースデーイベントである。
正式名称は「HEROBIRTH」であり、そのまま読めば「ヒーローバース」となるのだけど、「ヒロバス」である。何でだろうね、まぁ知らんけど。
そんなヒロバスは、ムラセヒロキチが自らの誕生日に行っているイベントである。
そう、セルフバースデーイベント。自分の誕生日に自分でイベントを組んでいるのである。祝ってほしがりか。
ヒロバスはいつからやってるのだろう…2015年かな…?ちょっと振り返ってみる。
ヒロバスの歴史
2015年
本人が2017年頃に「3年続ける事が出来た」と飛び跳ねていたので、きっと2015年が第1回でしょう。多分。懐かしいフライヤーすぎる。最近この被り物?帽子?見ないなぁ…。
この年は「村瀬高校軽音部」「福山ボンバー」にて出演。アンコール感謝。
2016年
翌年はこんな感じ。
この年は「→ヒロキファッ●ク←」として出演。→Pia-no-jaC←のコピーですな。
小学校ぶりにピアノを必死に練習したかもしれない。
2017年
2017年はこんな。
S'Hibata-at-Hill。ラルクのコピー。
そういえばやったなぁ。振り返ってみれば思い出が落ちているのを見つける事が出来る。面白いし興味深い。
2018年
そして森の神となったヒロキチ。
この年は「とぅいんくる☆とぅいんくる りとるがーるず」として出演。
一発で満腹になりそうな背脂ラーメンみたいなバンドだった。アンコール感謝。
2019年
なぜか急に無計画にも4日間に増えたヒロバス。
Draw Daydream During Dawnの始動ライブとなりました。
ヒロキチはカホンでのつながりも広げ、さらに幅の広さを見る事の出来たヒロバスでした。
2020年
そして2020年。
3日間での開催。
昨年に引き続き「アコースティック」の枠を設けている。あとはコピーバンドの日と、オリジナルバンドの日。
なんか資料博物館みたいになってしまった…ノスタルジー。
6年目の開催
年に1回とはいえ、1つのイベントを毎年毎年続けるのには相応の困難が伴う。
お金を払えば出来る、ってものでも無い。
一番大事なのは「人との関り、繋がり」だと思っている。
出演する人、見に来る人、そして当日のライブを支える人たち。どれも広く人との関りが無ければ成し得ない。
なんか前に某バンドの某ギタリストについても記事を書いたような気がするけども、見つからず。どこで書いたっけなー。
開催年によっては「今年はあんまり出演者が集まらない…どうしよう…」みたいな話を聞く事もあるし、やっぱり難しいんだと思う。
ただ誘うわけでもなく色々と条件や交渉もある。この辺を各所と同時進行をするのは、考えるだけで大変そう。
この辺を個人で行う難しさ。全部ヒロキチ一人で窓口になっているわけで。
もちろん裏方やアシスタントは居るかもしれないけども、それでもヒロキチを介していないやり取りは無いはず。
もしかするとヒロキチは二人いるのかもしれない。なんか「ヒロバスを年に2回やりたい」ってよく分かんない事をツイキャスで言ってたし。
そして「僕には真似出来ないな」って面では尊敬してる。
僕には毎年続けられるような、そういうツテやコネは無い。ある種の無いものねだりなのかもしれないけども、ちょっと羨ましさを感じたりする部分も無いわけではない。
年に一度の"祭"
曰く、「自己顕示欲を満たすための自己主催セルフ・バースデーイベント」との事。
このシーズンの彼は非常にバタつく。3月は完全にキャパシティオーバーみたいな状態が続く。ちなみにハロウィンイベントを行っている10月も。
そしてイベント当日、彼は体力が尽きるまで動く。出演者としてステージに立ち、照明や音響や裏方も行い、手が空けばフロアで盛り上がる。それを連日――2日間なり3日間なり行い、全ての体力を使い果たす。
しかし、当日の彼は終始楽しそうなのだ。
自分で企画し、自分で集めたバンドや出演者、そしてそれを見に来たお客さんやヒロキチを祝いに来た人たち。そんな彼が作り上げたイベントをフロアのやや後ろから眺める彼は、いつになく満足そうなのだ。
そして時には最前列まで行っちゃう。そんなヒロキチをチラッと見るのが楽しい。良い顔してるんだよな。
年に一度、彼が主役となるイベント。
どんな形で、どんな演出で、どんなイベントになるかは未知数。ただし、楽しくなる事は確定しております。
楽しみですね。僕も楽しみなんです。