今年を振り返る。ちょっと早めに。
まだ12月21日だけどね。でも「今年も残り10日」って言われると急に短く感じる。
年末年始はちょっとバタバタしそうなので、早めに。
■2019年
■2018年
表舞台
まず、表舞台に出る回数が1回だけだったという衝撃の事実から。
出演したのは3月、LiSAのコピーバンドの「PiZA」として。
こちらのバンド、実は単発で終わる予定は無くて。まぁちょっとしたデモンストレーションというかお披露目というかアレ的な物を含ませていたのだけども、結局その話は流れてしまいました。
幻となったベースキーボード…。
その後、メンバーは募っていたのだけど、運も悪く新型コロナウイルスが流行してしまった頃で。
僕としては新型コロナウイルスが来年夏手前までズルズル続く予感を感じ取ったため、バンドの立ち上げを一旦白紙にする事に。運良くバンドなりユニットなりが組めたとて、表現する場の制限は耐えられない。
僕はこれだけデジタルを使いこなしているクセにライブに関しては「生」「臨場感」「ふれあい」「共有」を最重要視している。いや、逆にデジタルを使いこなしているからこそ、なのかも。
デジタルで代替の利く物、互換性のある物をわざわざアナログでやる必要は無い。その味を求めている、もしくは求められているのならばアリだけど、そうじゃないならばただの自己満足だ*1。
それらを欠いた状態で、どう足掻くのか――。そのジレンマに挟まれた中で、僕にはそのビジョンを見出す事が出来なかった。
Draw Daydream During Dawn
2019年より動かしているユニット、Draw Daydream During Dawn――通称ドロドリ、というものがある。
このユニットは御唄屋邑咲(Vo.)と僕(Key.)のユニットで、まぁ色々と「ならでは」な活動をしている。
ドロドリに関しても、今年は新型コロナウイルスの関係で動いていない。
今年に入ってからメンバーと顔を合わせたのは先述のPiZAのライブの時だけだと記憶している。
全く動きが無いのも個人的にはイヤなので、1st singleのリマスターをYouTubeにupしたり、トートバッグを発売したりもしている。実は。
ayuクリエイターチャレンジ
2020年最大の個人イベントだったと言っても過言では無い。
浜崎あゆみのアカペラデータ100曲分が公開。「この中からお好きな曲を選んでお好きにアレンジしてください」みたいな感じだったので、100曲全部アレンジした、という。
100日間かけて100曲をアレンジ。つまり1日1アレンジ。
当時は別にすごいとも何とも思っていなかったけど、今振り返るとトチ狂っているなぁと感じない事もない。
これらをやりながら本業の作曲をこなしたり何だかんだしたりと…本当に実は何人か居たんじゃないかと疑いたくなる。かと言って全然寝ていないとかでもなく。
なお、1作品あたりの平均アレンジ作成速度は2時間半。その後動画としてレンダリングしたりする作業やアップロード等の時間の方がかかってしまったり。
自分がどの程度出来るか、という自己満足な挑戦だった。
1年の1/3を費やした挑戦。結果として色々な気付き、そして深く考え、見つめ直す機会にもなった。
そのほか
僕が「音楽で食べていくぞ!」と鼻息荒く学校の外でバンドを組んでから10年が経った。音楽で稼ぐのは想像の80倍くらい辛かった。
ある時は中途半端に突出してしまった自分の音楽の才能を恨んだ。能力に全く見込みが無ければ、きっとこんなに突き進まなかっただろう。
ある時は音楽に楽しさを見出す事に躍起になった。しかし僕にとってそれはただの現実逃避となった。
ある時は生業の道具とした。しかし仕事として考えれば考えるほど、そもそも収益を上げる事業としての生産性が無いという現実に強くぶち当たるだけだった。
紆余曲折。目先の美味しい話には一切飛びつかず、地道に己の足で歩み続けた。
一般的に見れば薄給ながらも、本当につつましい最低限の暮らしならば問題無いくらいの収入は毎月何もしなくても入るようになった。
しかし、安心はしていないし、満足もしていない。例えばGoogleからの収益はGoogleが潰れたらゼロになるし、全ての収益においてリスクがある。ここからはある程度リスクを分散しつつ、どんどん何もしていない時間の収入を上げていくのが僕のベースになる。
今年は良い意味でリセット、断ち切れるような一年になった。
起こってしまったものを災難と捉えていたら勿体ない。赤信号で止まってイライラするのではなく、赤信号で止まれたおかげで深呼吸が出来た、くらいの心の余裕が欲しいところ。
さて、来年はどんな一年になるのかな。
*1:気を付けたい部分だけど、自己満足を否定しているわけではない。