ロッテの爽。これこそデメリットをメリットへと昇華した典型と言えるかもしれない。
爽はシャリシャリとした氷の入ったアイス。氷はもちろん原材料としては原価が安いので、氷を加える事である程度コストカットが出来る。
また、アイスの味を濃くするためには比例して原料をふんだんに使う必要が出る事が多い。爽はその名の通り爽やかさがウリなので、さっぱりめな仕上げでも良く、さらにそれをメリットにする事が出来る。
爽の特徴
何といっても氷が入っているのが特徴。"微細氷"と呼ばれ、これが入る事によりシャリシャリ感も感じられる。
丁度アイスとかき氷の間というか両方のメンタルを満たせるというか。
それゆえ、かき氷としておいしく食べる事の出来そうなフレーバーとの相性が良い。果物を使ったシャーベット系の味とか。ヨーグルト味も多め。
さらに氷が入っている特徴上、他のアイスよりも若干ヘルシーではある。
四角のパッケージもなかなか他のアイスでは見かけないため、目立つ。
新味、「練乳いちご」
いちごとミルクの組み合わせは過去にもあったし、いちご自体は何度も使われているフレーバー。
今回の発売では練乳アイスのコクがupしたとのこと。また、いちごアイスにはとちおとめを53%使用している。
とちおとめは言わずと知れたいちごのブランドのひとつ。
日持ちが割と良い方なので加工にも向いている。現在*1日本一の生産量を誇る。
フレーバーとしては間違いない味。マズい可能性が見当たらない。
買ってみる
スーパー、コンビニを始めとして、様々な場所でお目にかかれる。
手を近づけてみて、怯えたりしないようならそのままそっと掴むと良い。
食べてみる
パッケージが賑やか。練乳のかかったいちごの写真がシズル感ある。
分類上はラクトアイス。ちなみにラクトはラテン語で「乳(lacto)」を意味する。
アイスクリームやアイスミルクよりも乳成分が少ないものがラクトアイスとなる。さらに少ないor全く使っていないと氷菓となる。つまりシャーベット。
一概に「ラクトアイスだから劣っている」とかそういうものでもなく、あくまで指標として捉えると良い。単純にミルク感に関わる部分となる。
開けてみると綺麗なマーブル模様。見た目でもおいしいのは大事。
いちご味のアイスは甘酸っぱい。甘みも感じるけども、結構酸味が強い。
練乳のアイスは確かにコク深い。しっかりコンデンスミルクみたいな味わい・
この2つを同時に食べると、いちごに練乳をかけたような味になる。
練乳アイスの甘みは強く、いちご味のアイスと食べると酸味と中和されて程よい味わいとなる。
ちょっと贅沢なかき氷の味、って感じ。
まとめ
かき氷メンタルを満たしつつアイスのメンタルも満たせる欲張りかつ便利なアイス。
これくらいの暑さの残る季節にぴったり過ぎる。
*1:2019年のデータ