チョコミントにどんなイメージをお持ちだろうか。
好きなアイスのフレーバーで「チョコミント」と言おうものなら怪訝な顔をされ、「歯磨き粉みたい」と揶揄され、あげく食べ物だと認めてもらえず、チョコミントカラーの服を身に付ければ石を投げつけられる…チョコミント派の人間たちはそんな日の当たらない隅っこの方で時に迫害されながらひっそりと生きている存在だった。
昨今ではそんなチョコミント派のためのお菓子やアイスもかなり増えてきて、自分がチョコミント派だとカムアウトするのもハードルが低くなってきた。優しい世界。ダイバーシティだね。
そんなチョコミント派にいつも優しく寄り添ってくれていたアイス「ぎっしり満足!チョコミント」に、様々な派生アイスが出ていた。
ファミマに潜む、"ぎっしり満足!チョコミント"たち
彼らはファミリーマートに居た。
自分たちのアイデンティティーを、決して目立たせすぎることなく、ただし恥じ入ることもなく、堂々と鎮座していた。
ファミマのフラッペシリーズにも進出。「ぎっしり満足!チョコミントフラッペ」として他のフラッペたちと肩を並べていた。
他の派生形として、クッキーサンドも確認。
そしてもちろんオリジナル「ぎっしり満足!チョコミント」も発見。
並べてみるともう何と言うかぎっしり。ぎっしりがすごい。
ぎっしり満足!チョコミントフラッペ
まずはフラッペから。冷凍ケースからカップを出して購入後、レジ横のマシンでミルクを入れるアレね。
このフラッペ、作り方には若干コツが要る。
ミルクを入れる前にカップを揉んで塊をほぐしておく必要がある。これをしておかないとミルクに溶けてくれず、ただのミルクと硬いアイスになってしまう。
ミルクを入れたら手早くかき混ぜる。ここでしっかりと一体化させてスムージー状にしておくと、最後まで美味しく飲める。
シンプルだけど大事な工程。
ああ、見覚えのある、この独特な色。
絶対にミントを溶かしてもこの色にはならないのに、なぜかおいしそうにすら見える。メロンソーダと同じ原理。
"ぎっしり満足!チョコミント"自体はグリコ(江崎グリコ株式会社)が作っているが、こちらは赤城乳業(赤城乳業株式会社)が手掛ける。
赤城乳業と言えばガリガリ君でお馴染みの会社。実質グリコと赤城乳業の夢のタッグとも言える。
ちなみにファミマのフラッペは他の種類も全て赤城乳業が手掛けている。
一口目からしっかりと「あ、この味」となる納得の味わい。
"ぎっしり満足!チョコミント"のアイスに慣れ親しんだ人にとっては実家のような安心感。ステイホーム。
なお、最初にしっかり混ぜないと最後の方に水で薄まったチョコとミントが香るかき氷(しかも甘くない)をガリガリとすするハメになる。
カロリーは419kcal。見なかったことにすれば実質ゼロカロリー。
ぎっしり満足!チョコミントアイス
こちらが元祖。オリジナル。ただいま。
192mlのたっぷりサイズ。普通のカップアイスに比べると1.5倍近くのサイズ感。
このフォントの安心感たるや。よく見たらちょっとはみ出てるし。
しかも「満足!」って自分で言っちゃってるもんね。満足しなかった場合、通販番組なら全額返金してくれそうな勢い。
蓋を開けるとミチミチに詰まったアイスが。
爽やかな色。自然界にあるものじゃ表現が難しそうな、おおよそ食品らしくない色合い。
しかしチョコミントを愛する者たちには何故か魅力的に映ってしまうのだ。目が侵されている。
この映える色合い。ミントカラーの中に砕いたチョコのチップがたくさん。
このバランスもまた絶妙で、チョコが多過ぎる事もなく、ミントが強すぎる事もなく。
清涼感や甘さも適度で、とても食べやすい。気付いたら無くなっている。
カロリーは385kcal。これだけのボリュームでこのカロリーなのでお得。
爽やかな味わいなので罪悪感が無い。実質ゼロカロリー。
ぎっしり満足!チョコミントクッキーサンド
ついにクッキーサンドにまで進出したチョコミント。何のためらいもなく購入。多分店員にチョコミント派だと認識された。
ビターめでしっとりとした食感のココアクッキーに挟まれたチョコミント。どことなく嬉しそうだ。
いつもの色、いつもの香り、いつもの味がサンドされている安心感。
そんなチョコミントアイスをクッキーでサンドしたという挑戦。
自分の殻を自ら打ち破った様な、新たな世界が垣間見えるアイスだ。
中央あたりにはパリパリとした食感違いのチョコレートの入っていて、飽きることなく楽しめる。
カロリーは275kcal。百の位で四捨五入したらゼロカロリーだ。
まとめ
もうチョコミントはしばらく食べたくない。