ねこらぼ( 'ω')

名古屋でこそこそと活動っぽいことをしている橋本ねこのブログ( 'ω')

ピアノの新作を録ろうとしたら、スタジオがお休みだった件

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先日、またピアノでコピー曲を弾いた新作をupした。これで27個目らしい。

www.youtube.com

 

最近じゃ自粛自粛って何でもステイホーム。

しかし一昔前と違って、既に娯楽は手の中に納まっている。

そのスマホをタップすれば世界にリアルタイムアクセスが可能だ。

 

一生かかっても消費しきれない量の娯楽が、ネットの海を漂っている。

ちょっと手繰り寄せればいくらでも手に入れる事が出来る。

必要な情報、世界の絶景、アニメにマンガに映画、そして音楽。

 

僕もそんな多種多様なエンターテイメントのうちのひとつである音楽を発信する側の立場として、色々と模索しながら動いている。

今しか出来ない事も多いし、何かしらを発信する事で誰かのちょっとした暇つぶしに出来るのならばアーティスト冥利に尽きる。

その一環としてピアノを弾いた動画をアップしている。ちょっとしたリハビリとチャレンジとエンタメだ。

 

ピアノは弾かないと鈍る。定期的に弾く場を設けてやることでリハビリの役割を持たせた。

そしてスタジオに入ったら一発撮りだ。編集点は一切無い。楽曲の中盤に難しいソロがあるタイプの曲が一番の難関で、ソロが終わった後に気を抜いてしまうとミスを犯す。そしたら最初からやり直しだ。もちろんせっかく弾けたソロもやり直し。

その結果、完成したものをエンタメとして提供できる。楽しんでくれる人がいると尚良い。反応を貰えることで励みになる。

 

さて、次はいつ録るか――と考えながらスタジオをネットで予約をしようとすると、なんとスタジオが休業。

まぁスタジオって不要不急だもんな…。よく考えたらライブハウスだって1ヶ月程度の休業をする場所が多い。東京や大阪に限らず、名古屋もその流れは受けている。

 

確かにスタジオに行かなくても死にはしない。メンタルや逃げ場が閉ざされる意味での死はあるかもしれないが、少なくとも直接的には死なない。飢え死にもしないし、社会的に死ぬことも無い。

 

 

これからも、そうやってどんどん遮断されていく事だろう。

外食や娯楽施設は閉まり、人が集まる施設はどんどん閉じる。

都会で生きていくにあたっては、宅配を駆使すればきっと生きる事は出来る。便利な時代。

 

でもエンタメはどんどん乖離していく。まずい。

 

というわけで、いくつかのカードを切る事にした。

エンタメが薄まらないようにするために、スピード感が大事。

 

①「うちで踊ろう」橋本ねこver.

楽曲の存在はもちろん知ってたけど、ちゃんと聴いたのはつい最近。

その時の直感をそのまま使ってアレンジして仕上げてみた。

 

 

「うち」が口語的で違和感があったけど、英語訳を見て「ははぁなるほど」となった。

英語では「Dancing on the Inside」。つまり、「うち」とは「家」じゃなくて「内」なのだ。

家に留まれない人も、自分の内面・内側で踊る――そういう意味合いらしい。

 

イントロはオルガンから。パーカッションを豊富に使ってダンス感を出した。どこかトリップ感というか旅しているような揺らぎも欲しかったので、そういうエッセンスも込めて。

普段と違う状況で、必死に普段を取り繕って――そんな心の中に旅をしたような情景を浮かべる描き方をしていった。

こういうストリングスの使い方は十八番。割と今風というか、自分の中だけに留めることなくしっかりとインプットとアウトプットのバランスを取れたかなと思ってる。

 

②色々と、求人

こんなときだからこそ、求人。

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 今、前線のバンドマンはほぼ活動が出来ていない状態で非常にもどかしい思いをしていると思う。だからこそ、こういう地下というか水面下でわくわくするような悪だくみがしたい。

どっちにしろ準備には時間が掛かるし、その頃には日常が戻っていると思う。だから今はもやもやとするよりも色んな妄想がしたい。ニシシシと笑えるような、そんな悪だくみ。

 

③Draw Daydream During Dawnの楽曲を公開

久しぶりのドロドリからのお知らせ。

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ドロドリの楽曲のうち、4曲を毎週公開していきます。

しかも全曲リマスター。でも敢えて一気に公開せずに、一曲ずつ。毎週ひとつずつ楽しみがあるのって良いかな、って思って。

 

ドロドリの楽曲を聴いたことが無かった、って人も案外多いのでは?

いい機会なので、ドロドリの世界観も味わってみてほしい。こちらはこちらでまたちょっと毛色が違うのよ。

 

 

 

 

こんな感じで、3つのお知らせがございました。

全部今日出した。今現在が何も無い状態だったから。それは僕はアーティストとしてマズいと思ってる。いや、僕が無駄にそういう状態に焦燥を覚えるだけかもしれないけど。

僕はそういう音楽やエンターテイメントで生きているので、そういう事柄から僕が消えてしまうとそれはそのまま僕の消滅を意味する。それは避けて生き延びねばならない。僕の存在を濃くしていかなければいけない。

 

――というわけで、とりいそぎお知らせでした。

毎週ドロドリの楽曲が出るの、良くない?僕も反応やアレコレが楽しみ。準備も楽しいし。首を長くしてお待ちください。