ねこらぼ( 'ω')

名古屋でこそこそと活動っぽいことをしている橋本ねこのブログ( 'ω')

【金山小町】奥深いスパイスの世界の入り口「蕃椒屋鉄三郎」

金山小町の中でもやや異彩を放つお店がある。

居酒屋にも色々とジャンルがあるわけだけども、その中でも「スパイス酒場」を掲げる居酒屋は珍しい部類だろう。

 

スパイス料理そのものは実際のところ色々な場所でお目にかかる事が出来る。

アジア圏の料理専門店――それこそ中華も韓国料理もそうだけども、インドやネパール、ベトナム、スリランカ、タイ…そういった国々にも特徴的なスパイス料理がある。

他にも中東やアメリカ南部なんかにも。まぁだいたい暖かめな地方のイメージ。

 

近年だとパクチーがブームになったのも記憶に新しいかもしれない。

その前には激辛ブームがあったりも。ここ数年ずっとスパイスカレーがじわじわ人気だったりもするし、スパイスは思っている以上にあなたの近くまで攻め込んで来ているのだ。

あとはこちらが心を開いて、受け入れるだけ。ようこそスパイス。

 

その身近な存在の一つになりうるかもしれないのが、金山小町の蕃椒屋鉄三郎

奥深いスパイスの世界(泥沼)へようこそ。

 

行ってみた

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蕃椒屋鉄三郎――通称バンテツは金山小町内にある。

ちなみに"蕃椒(ばんしょう)"とは唐辛子の事。そして暖簾は五色幕のような色使い。この時点でもう国籍不明である。ナマステ。

 

入ってみると調理場へ向かって設けられたカウンター席が3席、あとはテーブルの席。店内は狭めな部類ではあるが、意外とわいわいと入れそうだ。

 

食べてみた

メニューを見渡すと、スパイスを使ったメニューだらけ。苦手な人にはかなり選択肢が限られるだろう。そもそも苦手な人は来ないか。

 

先に言っておくと、そこまでドサドサとスパイスまみれなわけではなく、ちゃんとバランスや味わいも考えられた適度なスパイス度合いである。

ただし、スパイスが好きな方がより一層楽しめる事だろう。

 

飲み物にもスパイス

スパイスは料理だけに留まらない。

 

ハイボールもオリジナルスパイスに漬け込んでいるよう。

しかも3種類。「スパイシー」「アロマ」「シトラス」とラインナップ。

この中でスパイシーをいただいた。

 

見た目は普通なんだけど、きりっとした味わい。確実にジンジャーは入ってる。あとは八角…かなぁ。なんだろう。文字通りでアレだけど、スパイシーな味わい。

 

他にもチャイカクテルやモヒートなんかも。

モヒートも3種類。クラシックモヒート、ヘミングウェイモヒート、オレンジモヒートがある。

その中でクラシックモヒートをいただいた。モヒート、久しぶりだったしね。

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氷がザクザクで、ミントとライムが入る。王道なモヒート。

ミントが爽やか。モヒートらしいモヒート。「ちゃんとモヒート」って感じ。語彙力がスパイスに侵されている。

 

もちろん他にもスパイスを使っていない普通のハイボールやサワー、ワイン、ノンアルコールのソフトドリンクもある。

スパイス入りのホットワインとかもあるとさらに最高なんだけどな。冬が終わっちゃうと微妙だけども。

 

 

料理には言わずもがなスパイス

料理はスパイスだらけ。スパイスが無いものを探す方が難しい。

ただ、料理によって度合いがあるので、好みに応じてチョイスしていくのが良い。

 

柿ピー食べラー

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文字通り。食べるラー油が柿ピーの上にかけられている。

市販の食べるラー油と比較すると、かなり辛めの仕上がり。割と汗ばむ。

辛いの苦手な人だと無理かもなぁ…って感じ。まさか柿ピーで舌がヒリヒリするとは。

おつまみとしては優秀な先鋒。

 

豚肉カリカリ揚げ 食べるスパイスがけ

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こちらは名物メニューという事で、オーダー。

ちなみにこちらはハーフサイズ。

 

豚肉は半日漬け込み、半日低温調理…という具合で丸一日かかるらしい。へー。

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パッと見は揚げたベーコン。でも確かに良い色してるんだよなぁ。

上のスパイスは各種スパイスをパン粉とともに炒ったもの(っぽい)。

スパイシーではあるが、決して辛くはない。実に複雑な味がする。

 

そして上にはパクチー。これくらいのパクチーは本当に香草・アクセントとして楽しめて良い感じ。一時期のパクチーブームは僕的にはちょっと過剰だなと感じていたので…。

 

 こちらのカリカリに揚げられた豚肉とスパイスが絶妙な相性。なかなか他では味わえない逸品。

こちらのスパイスは豚肉に対してちょっと多め。余ったら他の料理に合わせてみたりしてもおいしいだろうし、そのままでも充分なおつまみとなる。

 

 

 

他にも激辛メニュー(相当に辛いらしい)やスパイスを効かせたデザートなんかも。

スパイスって結構可能性の広いものなんだな、と再認識。スパイスの効いた料理は気になるけどいきなり各国の専門料理店へ突入して失敗したらどうしよう…と恐れるスパイス初心者の入門にもおすすめできるような、そんなお店でした。

蕃椒屋鉄三郎。金山へお越しの際はスパイスの世界へ踏み込んでみるのはいかがでしょう。新たな世界はいつだって、すぐ隣で扉を開いて待っているのです。

 

 

ショップデータ

蕃椒屋鉄三郎

営業時間

17:00~24:00

定休日

日曜日

住所

愛知県名古屋市中区金山4-6-9 金山小町内

メニュー(抜粋)

豚肉カリカリ揚げ 食べるスパイスがけ…1,280円、ハーフ780円

スパイスもつ煮…780円

柿ピー食べラ―(現:食べるラー油のやみつき旨辛柿の種)…290円

 

※本記事の内容は2020年1月現在のものです。