焼き鳥ってなんであんなにおいしいんでしょうね。
安くておいしい。なんか安いって言うと鶏に申し訳ない気持ちにもなるけども、他のお肉に比べるとリーズナブルに頂く事が出来る。そして味や価格もまたピンキリ。
バンドマンは定期的にラーメンが食べたくなると聞く。僕の場合は焼き鳥。
金山小町にも焼き鳥屋があるので、そちらへお邪魔。
かしわ屋治兵衛
金山小町に入ってすぐのところにある、かしわ屋治兵衛。
こちらは丸の内や錦橋にある「かしわ屋治兵衛」の系列。焼き鳥や新鮮な鶏料理を扱う居酒屋でございます。
"かしわ屋"ってくらいですし、もちろん鶏にこだわり有り。鶏刺しは朝引きですってよ。個人的にはそこまで朝引きを信仰していませんが、鮮度にも自信があるようです。
かしわ屋治兵衛の3店舗目の出店が、この金山小町店。
いざ焼き鳥を味わいに。
行ってみた
金山小町に入って、左手すぐの好立地にある。
ガラス張りの店内はぐるっと見渡せる。常に繁盛しているイメージ。
僕が入ったときもほぼほぼ満席。
席数に対して焼き台が小さいので、やや出てくるのが遅い。焼き台が小さいし、焼き場担当が1人だけ。焼き台をもう一台導入して2人で焼いてほしい…炭の焼き台は安いのなら10万円以内で行けるから…。
まぁ僕は別に時間に余裕があったし、それよりも適当な物が出てくる方がイヤだったので、別に料理が遅かろうが全然イヤでは無かった。横のおじさまは不満そうに帰っていったけど。心に余裕が無いのも不幸だな。
1階は調理場を囲むようなコの字型のカウンター。2階にはテーブルもあるらしい。そう考えるとやっぱり焼き台が小さい。いや、2階にも調理場があるのだろうか…。
ともあれ、いくつか注文して、ちびちびと飲む事に。
食べてみた
とりあえず焼き鳥を数種類。
もも
奥三河鶏のもも肉。適度な炭の香り。うめー。それ以外の言葉は別に要らない。
標準的な串は"比較"やそのお店のふるまいを見るのに適している。いや、固い言葉はいいや。うめー。
かわ
炭火を使っている焼き鳥屋の皮は格別である。
皮はパリパリに焼かれつつもプリっとした食感を残し、炭の香りをしっかりとまとっている。この溢れる香りを最も楽しめる串と言っても良い。
日本酒が見る見るうちに無くなる。
つくね
つくねをおいしく作るのは容易い。なぜなら何でも混ぜる事が出来るから。
その分、お店の個性や真面目さが表れる串でもある。軟骨を入れたりシソや薬味を混ぜたり。バランスや形も重要となる。焼く前の仕事が重要だという事が分かりやすい串。
ねぎま
ねぎまってただ間にねぎが挟まってるだけって認識じゃない?
ネギの分だけ鶏肉が少ないから損している気分?いやいや、ねぎまにはねぎまの楽しみ方がある。
何といっても香ばしいネギと鶏肉のハーモニーを楽しめる。ネギと鶏って最高に合う。
レバー
レバー。肝ともいう。生臭さを消すためには下処理や仕込みが重要。
新鮮で、かつ生臭さを除いたレバーはトロリとした舌触りを残したままでもイヤな味はしない。
かと言って焼き過ぎるとカリカリになってしまい、旨みが逃げてしまう。濃厚な旨みと舌触りを味わうためにはしっかりとした技が必要になる。
いわば、お店の力が試される串。だと勝手に思ってる。
焼き鳥には日本酒が合う。グビグビ飲みたいときにはビールやハイボールも良いけども、焼酎や日本酒でゆったり寛ぐのも良い。
料理によって変わると思うんだけど、例えばガブっと食べるような料理ならばハイボールとかでガツガツ行くのが良いし、じっくり味わいたい料理にはちびちびと飲めるお酒が良い。
日本酒をちびちび頂きながらの焼き鳥は至高。
焼き鳥に移った炭の香ばしさ、鶏の旨味や脂…そういった焼き鳥のおいしさが日本酒とマリアージュ。
燗酒よりも冷や派。
さて、焼き鳥も然ることながら、最高だったのがこちら。
鶏もつ煮
仕入れたお肉や内臓の端っこや串打ちには微妙だった部位をポイポイっと煮込むことが出来て無駄が無い。焼き鳥屋さんではよく見かけるメニューではある。
レバーや皮、そしてきんかん*1も入ってる。じっくりと煮込まれていて、これが日本酒にベストマッチ。
鶏の質が良いので、抜群においしい。
まとめ
鶏の質が良く、旨味も滋味も感じる。
色々と不備だと感じる部分も時間が立てば整ってくるだろうし、僕としては然して問題には感じておりません。
雰囲気も接客も良い感じで、ぜひぜひまた行ってみたさがある。
ショップデータ
かしわや治兵衛 金山小町店
営業時間
17:00~24:00
定休日
不定休
住所
愛知県名古屋市中区金山4-6-9
メニュー(抜粋)
もも/ねぎま/レバー/ハツ/なんこつ/砂肝…150円
皮/親鳥…120円
つくね/ささみ/せせり/せぎも/ハツモト/フリソデ/ソリ…180円
鶏もつ煮…480円
※本記事の内容は2020年1月現在のものです。
*1:卵になる前のもの。濃厚な黄身が薄皮に包まれているような状態。