ねこらぼ( 'ω')

名古屋でこそこそと活動っぽいことをしている橋本ねこのブログ( 'ω')

【セブンイレブン】プレミアムな味わいのレモンサワー「アサヒ ザ・レモンクラフト」

f:id:hashimoto_neko:20200430143059j:plain


ビールでお馴染みのメーカー「Asahi(アサヒビール株式会社)」から新たなレモンサワーが出た。

コカ・コーラ社の出した檸檬堂が大ヒットを収める中、追随する事が出来るのか。

 

新たなスタイルのレモンサワー

アサヒの出したレモンサワーは「The 檸檬 CRAFT(ザ・レモンクラフト)」。

プレミアム・クラフトチューハイと位置付け、5種のレモン素材を使う等のこだわりが詰まったレモンサワーだ。

ボトルデザインもリッチなレモンの味わいを想像することができ、期待が高まる。

 

一番の特徴は、通常のチューハイとは違ってボトル缶を採用しているところ。

コーヒーでは最近お馴染みのこのシェイプだけども、アルコール類ではまだまだ珍しい。日本酒界隈では日本盛が2014年に先駆け、月桂冠、白鶴酒造がそれぞれ2019年にボトル缶を採用した商品を出しているくらい。

ボトル缶の方はリキャップボトルとも呼ばれ、その名の通り途中でフタを閉めておくことが出来る。これはゆったり飲みたい人には便利。缶だとプシュッと開けたらなかなか保存する発想にならない。(いずれにせよ、口を付けて飲んでいる場合は早めに飲み切る必要がある。)

 

ボトル缶の方がメリットは多いので、「ならば全てリキャップボトルにすればいいのに」と思わなくもない。が、もちろん通常の缶に比べれば製造コストが高くなる。つまり売値も比例して上がってしまうのだ。

なので、リキャップが可能なボトル缶を採用している飲料は得てして高価格帯の商品となる。それを利用してワンランク上の商品として取り扱う事が多い。

 

買ってみた

現在*1はセブンイレブン限定で販売されているが、曰く「セブンイレブン先行発売」との事。

 

ラインナップは「極上レモン」「グリーンレモン」の2種類。

どちらも400ml入りのボトル缶で、181円(税抜)。度数は7%だ。

f:id:hashimoto_neko:20200430182656j:plain

公式サイト曰く、

一週間がんばった週末の、自分の時間に
ゆっくりと好きなことを楽しむ。
そんな時、そばに置きたい、
プレミアムクラフトチューハイです。

との事。

 

早速フタを開けようとすると、フタには何やら文言が。

f:id:hashimoto_neko:20200430184255j:plain

「缶から直接お飲みください」とのこと。

危ない、普通にグラスを用意してた。

 

確かにこの形状のボトル缶に入ったコーヒーだって、香りを充填しているアピールをすることが多い。なるほど、同じ原理か。

というわけでグラスに移さずそのまま頂く事にする。フタを捻るとキリリと軽快な音を立て、程なくしてプシュッと閉じ込められていたガスが飛び出る音がする。

 

極上レモン

f:id:hashimoto_neko:20200430184715j:plain

極上レモンというネーミング。ハードルを上げ過ぎではなかろうか。極という字をそんな軽々しく使って大丈夫だろうか。炎上したり変なチラシを貼られたりしないだろうか。と余計な心配をしてしまう。

 

フタもボトルも香りがどうのこうのと謳うので、じゃあ香りから嗅ごうじゃないか、と。

フタを開けたボトルに鼻を近づけるやいなや、かぐわしいレモンの香りが襲い掛かる。

 

それはまるで5個くらいレモンを入れた袋を開いて鼻を近づけた時と同じ。

というかレモンに囲まれて殴られたような感覚。変な声出た。

 

味は変な雑味が無いのが素晴らしい。アサヒのチューハイはケミカル味が薄いのが特徴のひとつだと思ってるけども、この"ザ・レモンクラフト"はその特徴が顕著だ。

レモンにリンチされている感覚が楽しめるが、酸っぱさは思っていたよりも控えめ。甘味や香りの輪郭はかなりしっかりとしている。

 

グリーンレモン

f:id:hashimoto_neko:20200430192213j:plain

まるでライムのような見た目。しかしレモン。ライムにせずに敢えてレモンに拘った、その味は…。

こちらも蓋を開けるとふわっと香りが。極上レモンに比べると香りは弱め。その代わり、より爽やかさな印象だ。

飲んだ感じもややドライめでシャープな味わい。

 

極上レモンではレモンたちが堂々と幅を利かせていたのに、こちらでは瑞々しく穏やかに薫る。

キレも良く、より料理に合わせやすい感じ。

 

 

合わせてみる

f:id:hashimoto_neko:20200430195542j:plain

いわゆるレモンサワーなので、基本的にはどんな料理にも合う。

肉料理・魚料理・揚げ物や油が多めの料理・中華にはベストマッチ。

 

ただし、何かと合わせるのならばグリーンレモンの方がより選択の幅が広い。

極上レモンは単体だけでもしっかりと楽しめるので、ほんのりと合いの手を入れてくれるようなおつまみで十分だ。

 

5種のレモン素材について

公式サイトによると「5種のレモン素材を贅沢に使ってレモン本来のおいしさと香りをクラフトした」との事。

レモンオイル

アサヒが初採用した新兵器、レモンオイル。揮発性があるのでレモンらしさを感じやすい。攻撃力が高い。多分真っ先に殴ってきたのはこいつ。

旬果レモンスピリッツ

いわゆるレモンのお酒にあたる部分。このほかにも国産ウオッカを使用している。

凍結レモンピールエキス

凍結したレモン果皮を粉砕・抽出して出来たエキスを使用。凍らした果実を粉砕して使う製法はアサヒのみならずサントリーやキリンも持っているノウハウ。果皮には苦みや爽やかさが含まれるため、よりレモンのリアリティが増し輪郭がしっかりとする。

瀬戸内産レモンエキス

"瀬戸内産レモン"って書いてあるだけでおいしそうに見える。瀬戸内のレモンはまろやかで落ち着いた酸味でかぐわしい香りが特長。

シチリア産レモン果汁

"シチリア産レモン"って書いてあるだけでおいしそうに見える。シチリアのレモンにはコクがあり、深みと優しさのある酸味が楽しめる。

 

この5つが入っていて、複雑で立体的な味わいを生んでいる。

極上レモングリーンレモンも他に余計な物は入れず、いわば直球であり丁寧な味わいが楽しめる。

 

まとめ

「今日はもう週末ってことにしたいな」と思ったら飲むといい。

www.asahibeer.co.jp

*1:2020年4月現在