ハワるってなんやねん。
すっかり毎年恒例感のある、マクドナルドの夏の季節メニュー。春はてりたま、秋は月見、冬はグラコロ、そして夏はハワイで安定なのかねぇ。
もちろんそれぞれ毎年ただの使い回しではなく、趣向を凝らしたアレンジを加えてくる。抜かりない。今回の夏のハワイシリーズだって去年と同じものでは無い。
2020年は「マックでどこでもハワイ!」
自粛ムードの昨今。気持ちだけでもハワイへ飛びたいと思う時があるよね。うんうん分かる分かる。
そんな時にはマックでお手軽にハワイ気分を味わっちゃおう!好きな場所でハワイ州公認のバーガーを食べれば、もうそこはどこでもハワイだぜ!というファンキーな企画。
食べるだけで6,000km以上を旅した気分になるとか素敵やん。
あ、あとこのキャッチコピーの「マックでどこでもハワイ!」を見て、関西圏の人はどう思うのか興味がある。
公式が"マック"という略語を使っているので、普段"マクド"と呼んでいる層の方々がどういう反応をされるのかに興味がありましてね。良かったら教えてほしい。
ちなみに去年のキャッチフレーズは「超ハワイイ!!!」だった。
誤解を生みかねないけども、敢えて率直に言おうと思う。どちらもダサい。
でもそれがキャッチの醍醐味だと僕は思っている。ちょっとダサかったり違和感のあるフレーズの方が頭に残るからね。しっくり来てしまうような洗練されたフレーズは、意外と響かずに透過してしまう事も多い。
全部で8種類の限定メニュー
8/5より発売となるハワイメニューは全てハワイ州観光局公認。
これがどれくらい凄いのか分かんないし、モンドセレクション的なアレかもしれないけど、まぁしかし現地に関わる一施設からのお墨付きがあるならばそれなりに現地の味付けに近いのだろう。たぶん。
バーガーは3種類。こちらは朝マックの時間以外ならばいつでも買える。
4年連続の出場となるチーズロコモコバーガー、昨年に引き続き登場したガーリックシュリンプ、そして初登場のハワイアンスパイシーバーベキューだ。
さらにハワイアンパンケーキも出現。こちらは朝マックの時間も含めて購入可能。
さらにマックフィズ、マックフロートにもそれぞれブルーハワイとレモネードの味が登場。マックフィズは全時間帯、マックフロートは朝マック時間帯以外で購入可能だ。
バーガーを食べてみる
そういえばマックでハワイアンなメニューをいただくのは初めてかも。
それぞれのハワイの料理をマックがどう再現しているのか気になる。とても。
せっかくなので3種類とも買った。この3つでカロリーは1600kcalを超えるらしいよ。うへぇ。
包装紙はハイビスカスがデザインされたもの。南国感出てる。
ハイビスカスが出てきたらもう沖縄諸島かハワイかの二択になってしまう。なんだろうこの刷り込み。
そして「ハワイ州観光局公認」の文字。
ここ、ハワイの現地にある観光案内所みたいなイメージだったんだけど、調べたら千代田区にあるっぽい。バリバリ国内じゃん。
とはいえ、もちろんしっかりとした施設なので安心してほしい。
※ここから先、写真の中に「食べかけの写真」が登場するよ!そういうのが苦手な方は気を付けてね!先に言ったからね!
チーズロコモコバーガー
ロコモコは、ご飯の上にハンバーグと目玉焼きを乗せてグレイビーソースやデミグラスソースを掛けたもの。
それをバーガーで再現。ご飯の代わりにバーガー。中身は玉子、チーズ、ビーフパティ。実質チーズ月見バーガーだ。
スパイスとフルーツの香る特製のソースが良い感じ。辛くはないけども、普段のメニューには感じない独特なスパイス香がある。
チーズと玉子とビーフパティが合わないわけ無いよね、って感じで間違いない一品。
レタスにはフレンチドレッシングのような酸味のあるソースがかかっていて、バーガーの上部と下部で味わいの印象が異なる。
ガーリックシュリンプバーガー
ニンニクの香りを移した油でエビを揚げ焼きにした料理、ガーリックシュリンプ。これをどう再現するのか…。
商品の写真を見たときには「ははぁ、なるほど」と思わされた。
エビフィレオに使ってるえびカツを大胆に挟み込んだバーガー。これは何かと問われれば、確かにガーリックシュリンプである。
バーガー上部はレタスとチーズロコモコバーガーで使われていたものと同じであろうフレンチドレッシング風のソース。
えびカツの下にはピリ辛なソースが。あれ、ガーリックシュリンプってこんなにホットな料理だったっけ…。まぁいいか、夏だし。
ピリ辛すら苦手な人にはちょっと厳しいレベルの辛さのソース。このソースにどうやらガーリック要素が詰まっているようだ。サクサクとしたフライドガーリックが入っていて、食べるラー油っぽい味わい。
エビが意外とプリプリしていておいしい。もっとすり身状になってるかと思いきや、結構しっかりとエビを感じることが出来た。
そして、これらが混ざり合い、口の中でちゃんとガーリックシュリンプになる。
もっと殻の香ばしさが感じられると良いんだけど、さすがにマックのバーガーでの再現は無理かな…いやもうそれはハワイ料理専門店行けって感じですよね…そうですよね…。
ハワイアンスパイシーバーベキューバーガー
略してHSBバーガー。店員さんにカッコよく「HSBバーガー、ください」と言ってみよう。ただしそれを言ったことによって生じる一連の障害・損害・被害等についての責任の一切を負いかねる。
ポテトパティとビーフパティが挟まったバーガーで、レタスは無い。この色の単調さ。IQが低い。攻撃力しか強化しなかった剣士、みたいな。愛らしいね。きっと商品開発部も疲れちゃったんだろうね。
見た目通り、そしてお察しの通り、3種のバーガーの中で最もカロリーも高い。
さて、このポテトパティ。
要するにハッシュポテトなんだけど、つまりこのバーガーは朝以外の時間帯で合法的にハッシュポテトが食べることが出来る商品だ、という事はしっかりとここに書いておく。需要はデブだけじゃなかった。
ポテトの上のソースはもしかしてロコモコのそれと同じ…かな。間にガーリックシュリンプという個性の強いものを挟んでしまったせいで厳密な違いが分からず。
パティの下にはチーズの香るハラペーニョソースが。
あれ、君、前に何処かで…??
がっつりボリュームのあるバーガー。バーガーにポテトを挟んじゃうのはいかがなものか。両手に武器を装備しちゃった、みたいな。いやおいしいけどさ。
そういえば3種類ともハワイシリーズ専用のバンズっぽい。いつものバンズよりも密じゃないというか、フカフカ感がある。
まとめ
チーズロコモコの安定感に頷き、ガーリックシュリンプの発想には驚かされ、ハワイアンスパイシーバーベキューには…えーっと、あの…ハッシュポテトがおいしかった。
どれも420円。
むしゃくしゃしてハワイにぶっ飛びたくなったら、禁断症状が出る前にお近くのマックへ。
ついでにハワイ州観光局のリンクも置いておくので、見ながら食べるとよりハワイ感が出るんじゃないかな。知らんけど。