
マクドナルドの冬の風物詩である「グラコロ®」。
いつの間にか登録商標になってた。いつの間に…。ああ、それでコメダ珈琲のアレは「グラクロ」なのね、と。
マックのグラコロ
マクドナルドでグラコロことグラタンコロッケバーガーを発売開始したのは1993年のこと。今年で26年目ですってよ。れっきとしたロングセラー商品である。
クリーミーなホワイトソースのグラタンコロッケを専用のふわふわの蒸しバンズ挟んだバーガー。冬に食べたくなる味、として冬季のみ販売している。
外は揚げたてサクサク、中はトロっとしたホワイトソースのコントラストが楽しめる。
また、グラタンコロッケのホワイトソースにはエビやマカロニが入り、ちょっとしたリッチ感がある。
2012年からはデミチーズグラコロが登場。デミグラスソースとチェダーチーズが特徴のグラコロで、今年の「コク旨ビーフシチューグラコロ」へと続いていくメニューである。
2016年にはグラコロが大々的なリニューアル。「超グラコロ」としてお目見えした。
たまごソースとコロッケソースを改良。どちらもよりリッチな味わいとなった。
2017年には「熟 グラコロビーフシチュー」が登場。かなり現在の形に近づいてきた。
2018年は「濃 グラコロチーズフォンデュ」に座を奪われるが、2019年には「ビーフデミ チーズグラコロ」として復活。
ちなみに2019年にはグラコロのたまごソースが再度改良されている。
そして今年。「コク旨ビーフシチューグラコロ」としてリニューアルして登場した。
何が変わったのか
まず、「ビーフシチューグラコロ」及び「デミチーズグラコロ」をずっと食べている人はすぐに気付いてしまうネガティブポイントなのだけど、チーズが失われている。
グラコロたちの価格が去年より据え置かれているのは評すべき点ながら、チーズ無しで同価格となると実質的な値上がりである。
2020年の「コク旨ビーフシチューグラコロ」は新レシピを謳う。今までのデミグラスソースとは違うらしい。
公式曰く、「赤ワインで旨みとコクを出したデミグラスソースで風味豊かに仕上げたビーフシチューソースとマスタードを合わせた」とのこと。
買ってみる
全国のマクドナルドで買える。
ちなみに朝マックの時間帯でも購入可能。これは便利な人には便利かもしれない。
グラコロの単品は340円。コク旨ビーフシチューグラコロは390円。
それぞれ朝マックのセットだと+200円、バリューセットだと+300円となる。
食べてみる

パッケージも茶色でビーフシチュー感がある。
開けてみるとグラコロがお目見えする。外観ではビーフシチューはほとんど分からない。

やっぱり写真はちょっと盛ってるからね…と思いつつバンズをめくってみると、ちゃんとビーフシチュー。

しかし思っていたよりは少ない。きっとこれより多いとバランスが崩れるのだろう。
さて。まず、そもそも「果たしてグラタンとビーフシチューが合うのかどうか」という問題がある。
しかし、そんな心配も一口目で吹き飛んだ。合う。食べる前は「グラコロのコロッケの中身をそのままビーフシチューにしちゃえば良いのに」と思っていたけど、グラコロとビーフシチューの組み合わせがまたおいしいのだ。
そんなビーフシチューはしっかりとした深みのある味わいで、このまま洋食屋で出しても遜色無さそうな味だ。
素直においしいと思える味なのは、さすがマクドナルドと言える。
最初見たときには少ないように思えたビーフシチューも、食べ進めてみるとそんなことも無かった。
キャベツとともに添えられたたまごソースも卵黄のコクが程良く感じられ、ほんのりと感じられるマスタードも良い感じに仕事をしている。
まとめ
冬に食べるホカホカしたもの。良いよね。