ねこらぼ( 'ω')

名古屋でこそこそと活動っぽいことをしている橋本ねこのブログ( 'ω')

【マクドナルド】ギガビックマックはなぜ"ギガ"なのか

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マクドナルドの期間限定新商品として「ギガビックマック」が登場した。

ギガですってよ。ギガ。スマホじゃないんだから。

 

 

ギガとは

ギガは今となっては比較的身近な単位である。

通信や容量なんかのデジタルな話ではよく聞く単位*1

とある単位の1000倍がキロ、さらに1000倍がメガ、そのさらに1000倍がギガである。

つまり、1の1000倍は1キロ、1000キロは1メガ、そして1000メガは1ギガとなる。

 

単位としてbyte(バイト)数で使われるのが一番身近。

バイトとはデジタルに於ける容量を表す単位。例えば画像は数メガバイトほど。動画はギガバイト級になる。

メモリーとしては数百メガバイトのメモリーカードでももてはやされた時代も過去にあったが、現在ではすっかり無用の長物と化してしまった。100ギガ以上の記憶媒体も一般人でも購入できる時代である。

それどころかギガの更に上、テラまで出る始末。デジタルの発達速度は本当に目覚ましい。

未だ業務用だが、その更に上のペタまで実現はしている。もっと機密で中枢なシステムにはその上のエクサ、ゼタなんかもあるかもしれない。

 

メガマック

実はかつて「メガマック」なるものが登場し、かなりの大ヒットを記録した過去がある。

2007年前後の大盛りブームに丁度乗っかり、そのまま牽引するような形となったメガマック。"メガ"という単位が「とにかく大きい物」と認知されていた時代である。時代を感じる。

 

そしてギガビックマック

そしてメガのひとつ上、ギガである。

しかしなぜこのタイミングなのだろう。

 

まず、ギガはもう認知されきっている。確かに大食い系の料理には一定のニーズがあるが、かと言って今ならばテラかペタくらいの衝撃は欲しい。

 

ちなみにギガビックマックのカロリーは1,067kcal。前述のメガマックは754kcalだ。

そこまでギガビックマックには「ギガ」感が無い。なんというか、マックらしくないというか。

 

 

 

そして僕は勘付いた。

ギガはただの布石であり通過点なのではないか、と。

 

確かにかつて"メガ"を出してしまっている以上、いきなり"テラ"を出してしまったら「あれ、ギガは?」ってなってしまう。

そうならないためにわざわざ順番通りにギガを出しただけに過ぎないのでは?と脳裏によぎる。あれ、これは気付いたら面白くないところだったかな…。

 

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買ってみる

マックへ行く。数量限定なので、そろそろ品切れになったお店もあるかもしれない。

 

ちなみにかつてのメガマックはビックマックのパティが倍になったものだった。つまり4枚のパティが挟まり、それはもう肉の主張の強いバーガーだった。

今回のギガビックマックも同じくパティが4枚。しかしパティがデカくなっていて、それぞれ約1.3倍――つまり30%増量となっている。

しかしそれでギガ…?ちょっとメガとギガの差が小さいように感じる。いやいや、食べてみたら衝撃のギガさを感じるのかもしれない。ギガさとは。

 

 

マックへ行き、オーダーしてみる。

他のメニューと同じくポテトや飲み物とのセットも可能だが、さすがにギガの名の前にちょっとヒヨる。ギブアップしたときの食材に対する申し訳なさを味わうのは好きではないので、安全策として単品の注文に留めた。

 

食べてみる

袋を持ってみるとずっしりと重量がある。

開けると、確かにマックとしては規格外なバーガーがそこにはあった。

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タワーのように積み重ねられたバーガー。

バンズや他の具材に対して明らかに主張の強い4枚のパティ。下段にはチーズも2枚入る。

他にもレタス、タマネギ、ピクルスが入り、ビックマック譲りの特製ソースが使われている。

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このソースはビックマック及びその系統でしか使われない特製ソース

ちなみにビッグマックのソースって「少年が好む味」になるよう調整されているらしい。分かりやすいおいしさ、というか。確かにオーロラソース的な分かりやすさがある。

 

パティが1.3倍サイズなので、バンズも特製。

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メニューによってゴマ付きのバンズとゴマの無いバンズがあるけども、こちらはゴマ付き。あんぱんとかもそうだけどゴマが付いてるだけでおいしく感じる気がする。現に香ばしさはプラスされるしね。

 

ギガビックマックを手に持って持ち上げてみるとずっしりとしている。

500mlペットボトルに近い重さ。かなり重たく感じる。

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そしてこの溢れんばかりのボリューム感。確かにギガかもしれない。

果たして食べきれるのか――。

 

 

 

一口食べてみると、一気に押し寄せる肉の食感。「肉を食べている」感が大いに楽しめるパティ。ミチミチとした食感。やや荒々しい味わい。

ソースが無くても塩胡椒がしっかりと効いているので問題無いほど。

 

食べ進めるうちに特製ソースやチーズが織り交ざり、複雑なハーモニーを奏で出す。

これこれ、これがバーガーの醍醐味。どんどん味が混ざっていく。

 

なんせ挟まれている物が多いので、どんどん中身がズレていく。まぁそれは想定の範囲内。

お行儀良く食べるのは似合わない。そういう点では外食向けと言うよりもテイクアウトして自宅でじっくり食べるのが向いている。 

 

 

そのまま夢中で食べ進めてしまい、結局余裕で食べきれてしまった。

1000kcalをちょっと飛び出るくらいなので、よくよく考えたら別に空腹時であれば苦ではない。

吉野家の牛丼で言えば特盛に匹敵する。ココイチでパリパリチキンをトッピングしたカレーを食べれば1000kcalを超えるので、こちらも実はギガビックマックと同じくらいだったりもする。

スタバの季節メニューによっては1000kcalを突破するものもあったりする。

そう考えると1000kcalって意外と身近。ギガって身近。あれ、そういうこと?

 

 

まとめ

これはテラへの布石だと断言する。しかしテラバーガーもしくはテラマックとしてリリースされるとすると、ネーミングがダサいのがなんとも…。

 

www.mcdonalds.co.jp

*1:厳密には単位に付く"接頭辞"