年が明け、おせちを頂く。
おせちの成り立ちなんかに関しては去年の記事で触れたような気がするので割愛する。
これ去年なのか、もっと前に感じる。
夏過ぎ、おせちを買う
今年もネット通販で購入。去年も夏過ぎごろに買ったような記憶が。
多種多様なおせちが並ぶネットの海を彷徨い、今年選んだのはスカイネット株式会社の運営する「匠本舗」「海鮮かに処」のおせち。
全国の様々な料亭が監修したおせちがズラリと並ぶサイトは圧巻。おせちをネットで買おうとした人なら一度は見たことがあるのでは。
こちらから、京都嵐山「道楽」が監修したおせち「平安祝重 清新」を選んだ。
三段重で全45品、3人~4人分くらいだ。
(※オフィシャルサイトより)
こちらで18,800円。早割が効いたので14,800円となった。
単純に食事としては高額にも感じるけど、京料理の老舗の監修おせちが待っているだけで家に届く事を考えるとお値打ちにも感じる。
おせちは年明けに楽するためのものでもある。と思っている。
諸説あるが、盛り付け済みのものを数食ないし数日に渡って食し続けるのはそういった意味合いもあることだろう。
年末、おせちを待つ
発送完了メールが届く年末。12月21日ごろだったか。
クリスマスっぽい料理を作ったり、何だかんだバタバタしていたり、そんな時期。メールを見て「ああ、そういえば」となった。おせちも楽しみのひとつ。夏から新年への時分に向けてのほんのちょっとしたタイムカプセルみたいだ。
12月30日の午前指定だったが、待てど暮らせど届かず。
まぁ年末だし配送業も非常に大変だと聞く。ちょうどこの時は破裂したケーキが配送されたクリスマスのニュースが話題になっており、色々ピリピリしていたと思う。
13時近くなった頃、さすがに荷物追跡サービスのサイトを見る。
万が一「配送中」じゃなかった場合、困ってしまうからである。が、ちゃんと「配送中」になっていたので一安心。たぶん単純に荷物が多過ぎて回り切れていないのだろう。
だが、この日は夕刻より予定があったため待ちきれず外出。
帰宅後、不在票に印字されている配送日時を見ると「17:31」となっていた。遅くまでご苦労様。
改めて12月31日の午前に指定したところ、無事に11時台に到着した。
早速開けてみることにした。クリスマスケーキの二の舞だけは避けたい。
ドキドキしながら開けてみる。
一段一段みっちりとフィルムで閉じられており、型崩れなどは一切無かった。
たまにちょっと中身が横倒しになっているとか、ちょっと片寄っているとかあるんだよね。
文句を付けるほどの損壊ではないんだけど、なんかちょっと見栄えを損なっているくらいのね。しかし今回はそういったことも無し。
あと、モノによっては一部商品が別で袋に入っていて自分で盛り付けなければいけないような物もあったりして。
例えば数の子とかローストビーフとかどうしても汁のある品物は別でパッケージされていたりもする。別にそれくらい盛り付けるんだけど、最初に開けてみた時の感動はやや損なう。まぁ細かい点だけど。
年明けて、おせちを食べる
年明けの最初のお楽しみ、おせち。
今年はお雑煮を拵えてみた。名古屋風で作ったが、全国様々なお雑煮があるため興味深い。
肝心のおせちは、素材の味を大事にした薄味仕立てで非常に美味。
甘いもの、塩気のもの、とメリハリがありながらも、全体的に素材感がしっかりと分かる。
簡単に言えば「他の具材だとこの味にならないよね」という料理ばかりなのである。逆の例だとマヨネーズを使ったら全部マヨネーズの味になる。でもこのおせちは味付けの中に素材の味もしっかりと分かるようになっている。かといって味がぼやけているわけでも無い。
このバランス感、京都的だなぁ。
うまいおせちに舌鼓を打ちつつ、この何でもない日常が恵まれていることを思い知る。
来年はどのおせちにしようか。
また夏ごろにきっと考える事だろう。
この繰り返しが少しでも長く続くように願う。