2020年になって初の動画投稿でございます。
今年もゆるゆるとやっていこうかなと思ってる。
目標が何も無いわけでは無いけども、でもあまりガチガチに縛る事なくマイペースにやっていこうかなと考えてる。
例えば「2週間に1本」とか決めても良いんだけど、それだと色々と忙しい時期には難しい。そこを絞らないと行動できないタイプの人ならば期限やスパンは決めた方が良いんだろうけど、僕の場合はそういう訳でも無いので。
こと面倒な業務、つまり最初の一歩が重いタスクに関しては期限やスケジューリングが大事だけども、このYouTubeに動画をupする企画は別に仕事でも無いし暇つぶし的な側面の方が大きい。
楽しみにしている方も増えてきてるのを実感できてるし、YouTubeの方で初めて僕の事を知ったという方もちらほら。
不定期更新なので中々更新できない時期もあるかもしれないけども、長い目でゆるゆると見守ってもらって、気が向いたときに覗いてみてください。のびのびと更新しております。
やっている以上は見てくれる方が多い方がモチベーションも上がるというもの。
確実にじわじわと視聴回数も増えているので、これからも更新してまいります。
あとは…ほら、僕もちゃんとピアノを弾けるんだよというアピールもかねて…。
今回の楽曲
選ばれざる国民/東京事変
2020年元日。東京事変からのお知らせに驚いた人も多いはず。
活動休止⇒復活は可能性として幾ばくかはあるとして、一度解散したものが再び結成する驚きは大きい。
メンバーが欠ける事なく再結成。止まっていた時をそのまま動かしたような感じ。
それぞれのフィールドで活動を続けたメンバーが新たなエッセンスを持ち寄った、再始動を告げる曲となったのが「選ばれざる国民」。
いきなりGt.浮雲の歌声から始まるし、構成にもかろうじて邦楽らしさがあるもののサビにサビらしさがあまり無い。
良くも悪くもしっちゃかめっちゃかであり、まるでハウルの動く城のように色々とツギハギをしたような曲。
再結成にあたり、東京事変を知らない人にもイメージを明確に持ってもらいたかったからこそこうなったんだと考える。
なんせ解散は8年前。今20歳の人でも当時は12歳だ。知らなくても不思議じゃない。
そんな人たちに、たった一曲でイメージを掴んでもらう必要がある。そこで、椎名林檎じゃなくて浮雲の歌唱から始まったり、色々な要素を詰め込んだのだと思う。
アレンジしてみた
この曲は聴いても不思議な感じだが、採譜して弾いてみるともっと不思議で。
まず、コードの概念があまりなく、キーの上でスケールを使って進行していくような、いわゆる「モーダル」な作りになっている。
邦楽らしくない進行なので、聴きなれない人は面食らうかもしれない。セッション曲だと「so what」等で見られる。
全体的に同じようなバックのサウンドで進み、サビ(と邦楽的には解釈できる)部分では1音ずつのキメ。ここもあまりコード感は強くなく、あくまでモーダルな流れを保つ。
その後中盤では12/8拍子のセクションが。ここでちょっとコード感が出てくる。今までの楽曲のニュアンスとは打って変わった感じがするが、東京事変らしさも感じるし新しさも感じる。
後期あたりから特にそうだけど、東京事変は全員がパートに縛られずに色々と出していくスタイルを模索していたように思う。昔はキーボードはキーボード、ギターはギター、という感じだったけど、その枠組みを超えてきている。そして、この曲ではその模索が終了して一つ突き抜けたような印象を受けた。
ともあれば出鱈目でもある。
うまくまとめるには絶妙なバランス感覚が要求される。「東京事変だから良し」、という面も少なからずあると思う。
そんな楽曲のエッセンスをピアノトリオへと落とし込む。
実際に弾いてみると緻密で、繊細で、針の穴に糸を通すような曲だった。
ドラム
ドラムは刄田氏のものをほぼそのまま。彼はオープンハンドで叩くのでフィルが独特。
基本的にはクローズドリムショットを使い、ビートをプッシュするような感覚。
大きく目立つ事は無いものの、終盤の叩き方とかは刄田さんらしいなと。
ベース
ベースはなんというか亀田さんらしさが薄いような…「あれ、僕の知らない亀田さんだ」ってなったという。
こちらも原曲通りのニュアンスで。という感じで、ベースとドラムはいつも通りの原曲に倣ったアレンジ。
ピアノ
なんせメロディがかぶさる部分が多いので、どこまで追いかけてどこを諦めるのかのジャッジを迫られております。右手と左手じゃ限界がある。
とか言いつつ、うまい具合に「倍音で鳴ってるように聞こえるのでは?」的な感じでごまかしたり、右手を目一杯広げて弾いたり、と頑張っております。
中盤はメロを左手で、リード楽器を右手で…と果敢にトライしたものの、はちゃめちゃに難しくて引いてる。弾きながら引いてた。
さてさて、今年もまたゆるゆると色々弾いていくので今後ともごひいきに。
YouTubeチャンネル
こちらから今までupしてきた弾いてみた動画(全21作)やオリジナル曲(全4作)を視聴することが出来ます。
暇つぶしやBGMとしてぜひぜひ。