ねこらぼ( 'ω')

名古屋でこそこそと活動っぽいことをしている橋本ねこのブログ( 'ω')

弾いてみた動画における、YouTubeの目的と役割

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ここ数ヶ月、ヒット曲をピアノトリオのアレンジとしてupしている。

 

僕の事をある程度知っている人からすると意外かもしれないけども、実はYouTubeの収益目当てで動画をupしているわけではない。そんな打算的な考えではない。

YouTubeで収益化をするハードルはここ数年でかなり高まったしね。

 

YouTubeで収益化をするための条件

そもそも規約に違反していないかどうかとかそういうリサーチもあるのだが、実はある程度以上にチャンネルが成長していないと収益化はされない。

その条件が大きく2つ。

チャンネル登録者数1000人

このハードルが出来るまでは、小さいアカウントや出来立てのアカウントもちょっと小銭稼ぎが出来ていた。ただ、いわゆる一つ動画をupして注目を集めたり炎上したりして再生数を稼ぐだけ稼ぐタイプのアカウントが出てきた事によって規制が厳しくなった。

簡単に言えば、「ぽっと出」のアカウントに対して厳しくなったのだ。チャンネル登録者数1000人は誰でもすぐに達成できる数字では無い。

過去12ヶ月の公開動画の再生時間4,000時間

まず、「過去12ヶ月の」というところがミソ。つまり、一度爆発的なヒットをした動画を出したとしても、そこから1年後には4,000時間を下回ってしまうかもしれない。つまり継続的にアカウントを動かす必要が出てくる。

ちなみに再生4000時間もなかなかのハードルで、例えば1本20分の動画ならば、最初から最後まできっかり見た視聴数で12,000回必要となる。

 

前のバンドでいわゆる「弾いてみた」動画を出したことがあるのだけど、2作出してそれぞれ数千回ずつ再生された。当時は上記2つの制約が無く、他に規約に同意したり手続きを踏めば収益化が出来た。

実はその時は月間で数百円ずつ収益があった。数百円とはいえ、収益があるという事実そのものが大きなモチベーションになった。

 

その当時…だいたい2016年~2017年頃だけど、その頃ってYouTuberという言葉も浸透してきてて、爆発的に収益狙いの人たちが増えたころだと思うのね。

だからYouTubeの収益化のハードルが高くなったんだと思う。まぁ誰でも渡してたらYouTubeも商売として成り立たないだろうしね…。

 

 

そして今は…?

現在もYouTubeに不定期ながらちょこちょこと動画をupしているわけなんだけど、冒頭でも書いた通り収益は狙っていない。

もちろんあるに越した事は無いんだけど、やはりハードルがキツい。

 

現状、チャンネル登録者数は43人。見てくれている人の中には登録してくれている方もいるとは思うけども、視聴者全員が登録してくれるわけじゃない。集計上、視聴者のおよそ95%の人が未登録者だ。

しかしこの1ヶ月で7人増加しているので、増加比率で考えれば1000人も見えない壁では無い。まだまだ先だけど。

 

そして、視聴時間数はおよそ100時間。僕の公開している動画は基本的に「楽曲」なので、尺としては1本あたり4分程度。だいたい6万回の視聴数が必要となる。

こちらもこの1ヶ月ちょっとで80時間くらい伸びている。

 

比率で考えた場合、コンスタントに行けば来年10月ごろには収益化が可能かもしれない状態にはなる。

それでも、収益化は本来の目的には置いていないのだ。

 

なぜ収益化をメインに見据えていないか

収益化を全く見据えていないわけでは無いものの、メインの目的ではない。

これにはちゃんと理由がある。

 

「現状、全く元が取れる算段が立てられないから」である。

最初から元を取る気でやっていたら長続きしなかったと思う。収益化はおまけ程度に思っていて、言うなれば投資的でもある。

まぁ投資として考えても全く掬えないんだけどね。

 

これは動画を作るコストを考えてみると分かる。

①耳コピ、譜面の用意

まず、楽曲を耳コピして譜面を書く。動画で映っているiPadにも表示している譜面には、メロディを音符で記譜し、コードネームを書いている。左手の指示などは特に書かず、毎回成り行きで弾いている。細かく指定してしまうと、その譜面の指示を練習する時間が必要となる。アドリブならば毎回自分の中のものを引き出すだけで良い。

だいたい1時間~1.5時間程度で済ます。

②伴奏の作成

続いて、伴奏――いわゆるリズムトラックを制作する。

ドラムとベースを打ち込むのだけど、原曲になぞらえたりちょっと改造したりするのはその時の気分と気まぐれ。あんまり考えず、直感。

先に耳コピしたコードとメロをピアノの音で打ち込んでおいて、ドラムやベースとの噛み合わせもチェック。この時に頭の中でだいたい弾くピアノのフレーズも決めておく。

こちらもだいたい1時間~1.5時間程度で済ませる。

③練習

ほぼしない事の方が圧倒的に多いけど、どうしてもソロが難しそうだったりするときはある程度家で弾く。

やったとしても1.5時間以内。

④Rec.

市内のスタジオを借りて録音。マイク等をセットするのに20分、その後サウンドチェック等をしてから実際に録る時間がだいたい2時間程度。

⑤Mix.

録った音をミックスする。バランスを整えつつ、音圧を上げたりする。

20分程度。

⑥動画とのフィックス

動画とミックスした音源をくっつけて完成品にする。あとは字幕や前後のエフェクトなんかを付けて完了。

40分程度。

 

時間のコストも掛かるし、スタジオを借りているので数千円掛かっている。

作業時間としては7~8時間程度。労働内容とスタジオ代を合わせて、コストは動画一本あたり15,000円と言ったところ。

つまり動画を上げれば上げるほど赤字である。今の時点で動画を14本upしているから見かけ上のコストは21万円である。

これを回収するなんて、YouTube上だけではプランが立てられないのである。恐ろしい。

 

 

じゃあ目的は何なのか

それでも尚、弾いてみた動画を上げる目的は何なのか――

実は明快であり、シンプルである。ピアノの練習が目的なのだ。

 

僕はある程度ピアノが弾けると思っている。それはキャリアもそうだし、実際にある程度は弾けるわけだし。

でも、そこで慢心してたらそれだけ。だからある程度の負荷を加えたいと考えた。

 

それこそ、趣味で楽器を嗜んでいる方が発表の場を求めるのと同じ理屈で。

動画の公開のためのレコーディングには、それなりに負荷がかかる。緊張感や慣れない楽曲。ほぼ初見に近い譜面――こういった制約付きの環境を自分で作って成長につなげている。

 

結果、弾いてみた動画を始めた頃よりも自分ではっきりと分かるほど上達している。

まだ動画のupを始めて2ヶ月程度だけども、差は歴然である。

 

 

実は制作やデザインばっかりの仕事をしていると、中々鍵盤に触れる機会が無くなってくる。

一日鍵盤に触れないなんてことはザラで、酷いと週に1回しか鍵盤に触らないときだってある。

そんな運動不足ならぬ演奏不足を半ば強制的に解決してくれるのが、この動画企画なのである。

 

ミスできない、一定の緊張感のある状態でのレコーディング。

最終的に作品として完成させ、多くの人に見られる点におけるモチベーションや達成感。

そして、未知の曲を練習、耳コピ、採譜、アレンジすることによるスキルアップ。

…といった具合で、動画投稿によって良い感じで成長出来ている感があるのです。

そんな僕の動画投稿にこれからもゆるゆるとお付き合いください。暇つぶしがてら楽しんでもらえたら一番良いのかなって感じ。