ピアノトリオの動画をマイペースに更新しております。
2020年2作目の今回は洋楽から。ビリー・アイリッシュの「bad guy」。
今回の楽曲
bad guy/Billie Eilish
洋楽をやるのは初。洋楽はねぇ…メロを楽器で弾いてみると分かるのだけど、結構邦楽のそれとは異なる。
メロディに乗せている言語が違うと結構違うもの。日本語はそもそも抑揚が無いじゃない?平坦というか。
日本語だけを使っていると意識しないかもしれないけど、英語ってイントネーションがダイナミック。音の高低差も分かりやすい。
逆に外国の方が日本語を喋るとイントネーションがカタカタするじゃない?それはそういう事に由来していて。
その分、日本語のメロディは自由度が高く、独創的なメロディもハマる。逆に英語は喋るようなメロディが多い。
あと、韓国の楽曲を聴く人は日本語verを聞いたりしてちょっとメロディに違和感を覚えたことがある経験があるかもしれない。これは韓国語のイントネーションがやや英語等に寄っているから。
英語は英語の、韓国語は韓国語の、そして日本には日本の言い回しもあるし、そういう言語ごとのメロディの差を感じてみるのも面白い。
アレンジしてみた
【ピアノトリオアレンジ】bad guy / Billie Eilish (映画「ブライトバーン/恐怖の拡散者」主題歌、日本テレビ系日曜ドラマ「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」主題歌)
EDMの中でもトランスやテクノとは違い、ハウス寄りのミニマルなビートとリフレインで構成された曲。
トラックとしてはとてもシンプル。ちょっとずつ楽器やビートを構成する音色が増えたり、フレーズが変わったり…と進行する。
必要最小限のものを使った繰り返しがだんだんと気持ちよくなるような曲。そんな楽曲をピアノトリオへ。
ドラム
原曲のドラムは打ち込みの音なんだけど、その特徴的な音をそのままアコースティックなドラムで再現。
あまり人間味を出さないような感じのアプローチに仕上げました。
とか言いつつ、「ドラマーが叩いたらこうなるであろう」的な要素は忍ばせてあります。
ベース
原曲は言わずもがなシンセベースなのだけど、それをウッドベースで再現するという試み。ちょっとニュー・ミュージックっぽくてわくわくしちゃう。
似たような曲だと、前に三代目J SOUL BROTHERSのSCARLETも仕上げております。後から出てくるピアノのアレンジの話と重複するけども、こっちも今回と同じようなアプローチを取ってる。
ピアノ
右手でメロディとシンセのリードフレーズ、左手でシンセベースとのユニゾン――という感じ。
シンセベースのユニゾンは特徴的で、ほぼ全体を通してフレーズは変わらない。が、もちろん右手と同じリズムで進行するわけではない。
右手が弾くタイミングで左手が弾いていないこともあるし、逆も然り。よって左手の意識と右手の意識は独立させておく。
このフレージングはさっきも出てきたSCARLETを弾くときにも大いに活用されている弾き方。
【ピアノトリオアレンジ】SCARLET feat. Afrojack / 三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE
YouTubeチャンネル
こちらから今までupしてきた弾いてみた動画(全22作)やオリジナル曲(全4作)を視聴することが出来ます。
暇つぶしやBGMとしてぜひぜひ。