ねこらぼ( 'ω')

名古屋でこそこそと活動っぽいことをしている橋本ねこのブログ( 'ω')

【ピアノトリオ】Shelly / DEAN FUJIOKA を公開しました

ピアノトリオの新作。16作目となりました。

新曲をこうしてなぞっていくと、色々と見えてきて。いい勉強になったりもする。

例えばコード進行。聴く分にはそこまで意識しないコード進行だけども、コードの並べ方にも流行り廃りがある。かつては小室哲哉氏が一世を風靡した楽曲たちはほぼ同じコード進行で作られていたという。同じコードでもアレンジ次第で印象は変わるし、キーを変えれば表情も変わる。

 


【ピアノトリオアレンジ】Shelly / DEAN FUJIOKA (フジテレビ系 ドラマ 「シャーロック」主題歌)

 

もちろんメロディにも流行りや廃りがあるし、「今っぽい」「懐かしい」とかを想起させるものだってある。

90年代によく使われたフレーズやアレンジを現代の曲に持ってきたら、きっと古臭いし今どきでは無いかもしれない。でも当時を知らない層からすれば「斬新で新しい」と感じるかもしれない。実際、ファッションやヘアスタイル、メイクなんかでも数年ごとのスパンでリバイバルしていたりするもの。

 

アレンジしてみた

ディーン・フジオカの新曲「Shelly」は、自身が主演を務めるドラマの主題歌。

月9初主演だそうで。あれ…なんか結構前から名前だけは知ってたような気がするけどな…と思って調べたら、ドラマは数年前から、映画は5年くらい前から出ておりました。それまでは香港など海外での露出が多かったっぽい。

 

そんなディーン・フジオカの新曲は、終始ミニマルな進行の楽曲。コードもサビ前の部分以外はずっと一緒。最近のJ-Popでは珍しいかも。

アレンジはめっきり現代風で、シンセエフェクト音が多い。ここ最近で低音の表現が容易になり、その収録された音を再現する側(リスナー)の視聴環境もかなり向上しているので、今は割とエグい低音が流行。そういうシンセベース音も垣間見える。

そういうシンセのエフェクト系の音をピアノトリオでどう再現するか――と考えた時にまぁ無理だったので、逆にそのミニマルさを前面に押し出したアレンジにしていこうかなと。

 

ドラム

原曲のドラムは打ち込みのシンプルな物。淡々としたリズムを刻む。

土台をシンプルにする事によってウワモノーーいわゆるシンセ系の音を派手にしてもしっかりと支えてくれている。例えばドラムが生音で派手なアレンジをしていたらもっとグチャっとしていたと思われる。それはそれでカッコいいかもしれないけど、こんなに耳馴染みは良くならない。

 

そんな原曲をある程度踏襲しつつ、ピアノトリオとしてやや音数が減ってしまうのを補うためにちょっとだけフィルなどをスパイス程度に。

スティックではなくブラシで渋く土台を支え続けているような印象で。

 

ベース

シンセベースを再現するとピアノトリオではなくなってしまうので、どちらかというとミニマルなアレンジに寄せていく方向で。曲の最後の方で華やかになる感じをイメージして、だんだんフレーズがウォーキングしていきます。

 

ピアノ

ちょっとジャズっぽいようなフレージングの左手と、ビートにもたれかかったようなノリのメロディを弾く右手。

あまりボイシングをジャズにし過ぎないようにしつつ、ラウンジ感のある落ち着いたムードで仕上げました。

原曲と同じく、耳に障る事なく聴くことが出来るかと。

 

 

おかげさまで最近YouTubeの視聴数がじわじわと上がってきています。

一日平均100回程度見られているようで、モチベーションが上がります。

とともに、いい緊張感が出せていてありがたい。ヘタな物は出せないな、と。

 

YouTubeチャンネル

www.youtube.com

こちらから今までupしてきた弾いてみた動画(全16作)やオリジナル曲(全4作)を視聴することが出来ます。

暇つぶしやBGMとしてぜひぜひ。