今週も作成したオルゴール曲の話をする。
今週のBGM
今週upしたのはこちら。
10/24にupした物となる。
Subtitle / Official髭男dism
今回はOfficial髭男dismのSubtitleを追加。
公式のMVも掲載しておく。
Subtitleと言われればサブのタイトル=副題と解釈したくなるが、本来は「字幕」の意味。
拍について
4/4の拍で進むバラード。1拍ごとのリズムの割り方は3連符をメインとするため、12/8と解釈も出来る。
8分音符を3連符の1音目と3音目として解釈するシャッフルビートとは違い、純粋な3分割された8分音符を主体に進む。
ただし、サビはシャッフルのようなビート感で進む。拍子を上手く活かした切り替えである。
使用楽器について
基本的にはピアノを主軸としたバンドサウンド。
サビ等ではシンセベースが奏でられたり、イントロ等ではエレクトリックドラムパッドが使われたりもしている。
また、演奏されている楽器以外にも一部オルガンの音やシンセベル、その他サウンドエフェクト的な音も使われている。
サビのピアノとベース
サビのピアノはまるでレゲエのように拍の合間に差し込まれている。
ベースのモタり感からも若干そういったエッセンスは感じさせなくも無いが、ギラつかず冬らしさを保った絶妙なバランスに仕上げている。ここでギターとドラムもレゲエっぽさを感じさせる拍取りになってしまったら一気に南国になった事だろう。
こういった別ジャンルのエッセンスが加えられる事で独自性が増しているように思う。
一ヶ所だけペダルするベース
Official髭男dismとしてはシンプルめ。
最後のサビでベースだけ前のコード音をキープする*1部分があり、浮遊感を出している。具体的にはⅣ―Ⅴに進むとき、Ⅳ―ⅤonⅣとすることでセブンスをルート音にしてしまう部分がある。
書いてみると多少乱暴そうだが、意外とどこでも使えて効果的な音運びである。かといって多用しすぎるとクドい。最後の一ヶ所だけに用いている、というのがまた効果的。
あとがき
冬の曲なので、オルゴールアレンジが非常に良く合う。
節々で自由に動くベースやギター、印象的なシンセサウンドなどをオルゴールに散りばめた。
あんまり入れすぎてもボーカルを潰してしまうので、引き算して目立つ部分だけピックアップしたりした。バンドサウンドと違って、オルゴール音は全部オルゴール音で強弱も一緒なので、ボーカルを引き立たせるにはちょっとコツが要る。
*1:これをペダルと呼ぶ