2019年11月29日。世間一般としては「良い肉の日」でしたが、DTMユーザーにはNexus3の発売日でもありました。
皆様はもうゲットされましたか?
先日、Nexus3リリースに先駆けてreFX Cloudがリリースされました。
これでついにeLicenseの呪縛から解放されて、reFX社オリジナルのランチャーから管理・起動が出来るようになった次第。
Nexus2のプラットフォームでも使えるので、僕も11/29のNexus3のリリースよりも前に先にクラウドを入れておきました。出先でも使えるようになるので便利、便利。
これにより、若干フォルダ内のファイルの扱いや形式が変わっております。
基本的にはそんなに複雑では無いので、フォルダごと扱いやすいところへと持っていってクラウド上の設定画面でその場所を指定して上げればOK。ちゃんと認識してくれます。
そしてついに!待望のNexus3リリース!
早速アップグレード!と行きたいところだけども、Nexus2ユーザーには先に確認しておきたいことがあります。
Nexus3はNexus2を消して上書きしてしまう
Nexus3を購入後、クラウドにてダウンロードを行うと、今までのNexus2のプラットフォームを抹消してしまいます。もちろんほとんど全ての追加購入したエクスパンション
はNexus3上でも動作するので問題は無いのだけど、実は今まで制作していたプロジェクト上で問題が発生します。
プラグイン上では「Nexus2」が削除され、新たに「Nexus3」が入ってきた、という体で扱われます。
つまり、Nexus2がインサートされているトラックに自動的にNexus3がインサートされるわけではないのです。Nexus2がオフ、つまりノンアクティブ状態になってしまいます。
もちろんそのまま再生しても無音だし、Nexus2上で何の音色が選択されていたかの確認も出来ません。この上にNexus3を重ねてしまったら…初期設定の音色しか流れない、という事になります。
Nexus2を取り戻す
Nexus3上で同じ音色を指定すれば問題無いのだけども、いかんせんnexus3のダウンロード時にNexus2が消されてしまっているために確認も出来ません。
というわけでNexus2を再インストールする必要があります。
しかしどこから――?
そう、手段が無いのです。PC内を漁ってみると購入後のNexus2のアップデートのzipフォルダがあったので試しましたが、エラーを吐いてしまいNG。しかしたまたまかもしれないので、試してみる価値はアリです。
僕の場合はNexus2をDVDで購入した勢なので、それを使い再インストールに成功しています。しかしそれが無いと…もしかすると難しいのかもしれません。
なお、僕の環境はWindowsのProToolsです。他のDAW、OSでは上手くいくのかも。ProToolsだけかもしれないし…どうなんでしょう…。
とりあえずの打開策
とりあえず、Nexus2をインストールし、改めて今までのファイルを開いてみると、ちゃんとNexus2として起動してくれました。が、今度はNexus3がどこかへ…。
どうやら共存はしてくれないみたい。
というわけで、とてもアナログながら次の2種類の打開策があります。
- 選択している音色名やパラメータをメモ。もしくはスクリーンショット。それをNexus3に移して再現する。
- Nexus2の状態のトラックをオーディオデータとして書き出してしまう。
これはもしかすると大きな問題になるかも…そうなればreFX側から新たなパッチが来たりNexus3のアップデートもあるかもしれません。
それかもしかしたらProToolsだけかもしれないし、僕のファイルの組み方が悪いのかもしれません。
ただ、とりあえず現在Nexus2をお持ちでNexus3への更新を検討している方は今までのファイルをチェックしたりして対策をするに越したことは無いかも。あとは念のためNexus2へダウングレード出来るような準備を。
Nexus3自体はとても良い感じ。良いミュージックライフを!