オルゴールとしてアレンジした楽曲について解説する。
今週のBGM
11/21にupした動画がこちら。
新たに加えたのは「Overdose」。なとり氏の曲だ。
Overdose / なとり
こちらはオフィシャルのMV。
tiktokを中心にヒットを起こした楽曲だ。
overdoseは直訳すれば「過剰摂取」。
doseには「投薬」「服用」という意味があるので、接頭辞のover(度を越えて)が付く事で、過剰摂取となる。
特に薬やアルコール、ドラッグに関して使う事が多く、基本的にはネガティブな意味合いを持つ。また、転じて趣味などにのめり込む事も示す。
ミニマルな進行
昨今のヒットチャートではAメロもBメロもサビもコード進行が複雑で手の込んだものが主流となっている。
そんな中、こちらはとてもシンプルな進行。基本的には最初から最後まで、サビも含めてほぼ同じような流れで進行する。
この特徴はいわゆるサンプリングミュージックに見られるもので、ずっと同じフレーズを繰り返し続ける音を何種類か用意し、それらをオン/オフで切り替える事により場面展開や盛り上がり等を表現する。
この曲の中でもエレピの音は最初から最後まで全く同じものが繰り返されている。ベースもほぼ同じだが、要所要所でフレーズを変え、それによりコードに変化を生んでいる。
ドラムのフレーズもほぼずっと同じだ。
同じフレーズを延々と繰り返すと、ちょっとした高揚感が出てくる。
わずかな違いも盛り上がりや場面転換となり、少しリズムを崩したりするだけでとても効果的に響く。
オルゴールに落とし込む
ミニマルな進行なため、オルゴールにする際の難易度は低め。
とりあえず聞こえる音をすべて聞き取り、その上で音の取捨選択をする。
あとがき
「どこでどの曲がどうバズるか」って分からない時代になったな、とますます思う。
その分消費速度がさらに早まったとも言えるけども。新たなコンテンツは山ほど、その量は一生かけても消費しきれないほど。
新しい音楽との出会いはいつも突然に。そして意外性を持って現れる。
今回も刺激的な出会いとなった。