今週作成した楽曲について書いていく。
今週のBGM
とかいってもう先週だけど、動画はこちら。
11/7にupしたものだ。
アイラブユー / buck number
今回追加したのはbuck numberのアイラブユー。
オフィシャルのMVがYouTubeにあったため、リンクを載せておく。
優しい音色のback numberらしいバラードロック。
ギター、ベース、ドラムのロックサウンドにピアノも絡んでおり、優しい。要所にストリングスもあり、楽曲がふくよかになっている。
ⅢmをⅢにすることで、ドラマチックに
サビの3小節目でG♭⇒Fmに進むべきところをG♭⇒Fにして感情を膨らませている部分がある。スケールに対して本来ⅢmになるべきコードをⅢにするという手法で、より悲しさや情景を強めるアクセントとして有用な進行。色んな楽曲によく見られる。
その分、使い過ぎるとちょっとクドい進行でもあるが、サビで効果的に配置している。
ストリングスの音運びの妙
前述のG♭⇒Fと進むところで、それぞれのコードに対してストリングスが2音ずつ割り当てられている。
ストリングスの音は、B♭⇒D♭⇒E♭⇒Eと進む。最初の2音はG♭のコードの構成音、それぞれ3度、5度に当たるため全く違和感なく聴ける。
問題はその後で、E♭はFに対してm7度、EはFに対してM7度となる。E♭はスケール内だが、Eはスケール外であり、本来は不協和の音となる。
しかしその次の小節の頭で、コードはB♭へ行き、ストリングスはFの音を鳴らす。ここはB♭のコードに対してFなので完全5度となり、とても響きが良く明るく開けたような音となる。
E♭から半音ずつ上がる事でじわじわとFに辿り着く。その経過音としてEでちょっと緊張感を与えている。
さらに言えば、B♭の音始まりからFに繋がるまでずっと音が上がり続けており、緊張感と開放を非常に良いバランスで表現している。
オルゴールに落とし込む
全体に広がる、これぞback number感を落とし込んでいく。
まぁバラードなのでオルゴールとの親和性は良い。
16分音符がハネる、いわゆるバウンスビートである。
だが、たまにスクエアなリズムのメロディや楽器のフレーズも出てくる。これまたちょっとした転換になり、良い。
そういった部分も取りこぼしなく、オルゴールへと変換していく。
あとがき
個人的にはこれぞback numberなんだよね。こういう冬の入り口を描かせると絶品。
今回から楽譜を加えてみた。果たして分かりやすくなるのか、それとも別に求められていないのか。個人的には楽譜アリが良いよなぁ、と思った次第。