
オルゴールとしてアレンジした楽曲について紹介する。
今週のBGM
今週upしたのはこちら。
12/5にupしたものとなる。
Stardom / King Gnu
Stardomを表す言葉で一番適切なのは「スターの座」となると思う。
スターの地位、スターの身分とも言える。
これはニュアンス的な部分だが、徐々に登るというよりも「割と急峻に登り詰める」場合に使われることが多いように思う。
なお、"~dom"は状態、地位を表す言葉だ。
「フリーダム(free+dom)」「キングダム(king+dom)」を想像してもらえれば分かりやすい。
なんかサッカーっぽい
全体に漂う雰囲気が既にもうなんかサッカー。
初めて聞いたときは「2022 NHKサッカーテーマ」という事を知らなかったのだが、聴いたときに「なんかサッカーっぽいんだよな…」と思い調べてみると案の定、となった。
何がサッカーっぽいのか。
個人的にはパーカッションがそれっぽいなと感じた。最初から最後まで通して聴けるパーカッションの音。ドラムの特にタムにかかっている深めのリバーブエフェクト。
そして終盤(2:45)のウォーウォー言う感じ。これも非常にスタジアム感がある。ここが前述のパーカッションと合わせて一番サッカーっぽさを感じた部分となる。
歌詞にも「勝利の女神」とか出てくるし、その影響もあると思う。
ツインヴォーカルの妙
King Gnuは本当にツインヴォーカルが際立っている。
2人以上のヴォーカルがいる場合、多くのグループではメインとサブが決まっている。ギターなど同一楽器が2人いる場合でも目立つフレーズを弾くやつと土台を支えるやつが決まっていることが多い。
個人的にはこれは決めた方が良いと思っていて。適当に「この曲はこっちがメインね」みたいな事をやると結局両方の個性を均してしまうことになり、互いに良い所を潰してしまう結果になる事が多い。良い所を見極めて、それぞれのゾーン分けはした方が良い。
しかしKing Gnuの場合、常田氏と井口氏はどちらも甲乙つけがたい歌声を持つ。
どちらにもそれぞれ得意とするゾーンがあり、それぞれのゾーンで持ち味を生かして歌う。歌っていない時にはそれぞれの担当楽器があったりして、どちらがメインでどちらがサブとかは無い。曲によって歌唱の多少はあれど、それは得意としているゾーンが明確にあるから故。
リズム隊が上手い
リズム隊が上手いんだよ、King Gnuって。この曲だと新井氏はほぼシンセベースなのであんまり分かんないけど、勢喜氏のドラムがテクニカルなのが分かる。
彼は特にバスドラムの絡め方が絶妙で緻密。
オルゴールに落とし込む
バンドサウンドをオルゴールにするとき、バスドラムやキック音はしっかりとコピーしないとメリハリが生まれない。そのためこの曲もよくバスドラムを聞き込むわけだが、なかなか最近の日本人ドラマーでは見られないフレーズもあって面白い。
ベースラインも特徴的な物はコピーし、ストリングスも要所要所で拝借。ギターや鍵盤の音も引き算しながら追加。
あとがき
聴いててテンションが上がる曲。アレンジしていてもテンションの上がる曲だった。
まだまだ聞く機会は多そうな曲。ぜひサッカー観戦のお供に。