ねこらぼ( 'ω')

名古屋でこそこそと活動っぽいことをしている橋本ねこのブログ( 'ω')

【金山小町】元祖手羽先のお店で名古屋メシを食らう「風来坊 金山小町店」

名古屋メシは数多くあれど、中でも全国的に知名度を誇っている手羽先

名古屋で手羽先といえば、風来坊世界の山ちゃんか的な話に相成ります。

どっちも元祖だの何だのと言い張りあうのは、まぁこういうご当地グルメに於いては地域を問わずデフォルトというかお家芸というかって感じ。

 

しかし実は世界の山ちゃんは"元祖"だと言い張っていない。(「本家」とは言ってた気がするけどね。)

それどころか「風来坊の手法を真似した」としっかりと話している。この辺は"世界の山ちゃん"で検索してもらえれば創業者の故・山本重雄氏の話が色々と出てくるので、ここでは割愛する。

 

世界の山ちゃんに比べると風来坊の方がローカル感が強い。

店舗数も少ないのでどうしても世界の山ちゃんに流れがちではあるが、新たに金山小町内に風来坊が出来たということで行ってみた。

 

行ってみた

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夜の金山小町は本当にアミューズメント施設のようで、高まる。

敷地を出てすぐ横には大通りがあるにも関わらず、ここはまるで非日常の空間。ただ歩くだけでもその雰囲気を楽しむ事が出来る。

 

そんな金山小町内に風来坊はある。

まだ新しい外装、内装。ダウンライト等もあって、高級感が漂う。

僕が入る前にも団体が断られていたり続々と人が来たりと、多くの人が訪れていた。さすが名古屋名物。

金山という立地も手伝ってかなりの賑わいを見せている。金山は名鉄やJR等の交通機関の玄関にもなっているので、名古屋のご当地グルメは需要も高いと考えられる。

 

店内は落ち着いた雰囲気。他の風来坊が活気のある雰囲気なのに対して、しっとりと大人な雰囲気。

 

食べてみる

何はともあれ、風来坊で手羽先を頼まない選択肢は無い。

手羽先は出てくるまでにちょっと時間もかかるので、最初の飲み物と一緒に注文を行う事が推奨されている。店員に飲み物を頼むと手羽先の必要量を尋ねられる。

 

一緒におつまみも注文。

ビールと一緒に出てくる。お通しは無いみたい。

 

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こちらはねぎレバ

レバーといっても生レバーにあらず。これは低温調理のレバー。

低温調理は数年前から流行を見せてまして、専用の調理器も家庭でも流行った。やり方を間違うと全然殺菌できてなかったりして食中毒になるリスクもあったりするのだけど、中まで火を入れない・入れすぎない調理が手軽に出来る時代になっております。

 

味付けはごま油をベースとした甘口仕上げ。

ネギやタマネギと一緒にレバーをいただくと、口の中に幸せが。

フォアグラのような滑らかな舌触り。口の中でペーストに変わっていくようなねっとり感が楽しめます。あ、苦手な人には地獄ですな。

レバーらしさはあるものの全然生臭さは無く。3切れ程度かと思ったら結構量もあり、かといって飽きる事もなく楽しめます。

こちらでまずは生ビールを進める。

 

通された席はちょうどカウンターの席で、手羽先を揚げてタレを塗っているところを見る事が出来た。風来坊の手羽先を揚げているところは初めて見たかも。

多分一度揚げ済みの手羽先を注文が入ってからフライヤーで二度揚げ。その後、網の上に手羽先を並べてタレを塗る。

この網、サンドイッチメーカーのように網と網で手羽先を挟み込めるようにもなっていて、かつ180度回転するようになっている。つまり、挟んで回せばまとめて全部裏向きに。その後、またタレを塗っていく工程に入る。

タレをしっかりと塗ったら調味料やゴマをかけて完成。

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手羽先。一人前で5本。

風来坊の手羽先は皮目が下。一列に並べられて出てくる。

世界の山ちゃんは皮目が上で山のように盛られて出てくる。お店の個性が出る部分だなと。

 

手羽先はタレがしっかりと絡んで、かつスパイシー。

世界の山ちゃんはより塩胡椒が強いイメージだけども、こちらは甘辛いような印象の味。

総じて言えるのは味が濃い点。これがお酒を進めていく。また、手羽先そのものが鶏の中でも旨みが強い部位なので、タレと相まってもはや旨みの暴力。旨みが殴りかかってくる。

 

手羽先の食べ方でも個性が出るような。

僕は一つ目の骨をクルクルっと回して外してしまってチキンバー状態にして、関節の太くない方側からパクっと口に含んで食べます。一番手が汚れない気がする。

 

秘伝のタレのジャンボ鶏皮串も頼んでみた。

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 こちらも手羽先と同様のタレに絡めた一品。

揚げた鶏皮にしっかりと染み込んだタレが、噛むほどに溢れてくる。また、鶏皮自体にも脂が多いので非常にジューシー。炭酸系のお酒でグイっといきたい。

 

他にもこだわりのメニューが色々。

メニューブックを見るとぶち抜き1ページで紹介されているメニューも多く、オススメ度合いの高いものが多い。

例えば、濃厚自家製豆富。抹茶塩や薬味が付いてくる拘りよう。

どて盛りも大きく載せられている。名古屋名物だしね。他にも各種おつまみがあり、〆まで充実。

 

ドリンクもそこまで高くないのでしっかり腰を据えて飲むのにも向いてる。

金山小町の中でもひときわ安心感と信頼感があり、最終的に辿り着く場所なのかもしれない。

 

ショップデータ

風来坊 金山店

営業時間

月~土…17:00~24:00

日…16:00~23:00

定休日

なし

住所

愛知県名古屋市中区金山4丁目6-9 金山小町内

メニュー(抜粋)

元祖手羽先唐揚…480円/5本

ねぎレバ…580円

秘伝のタレのジャンボ鶏皮串…180円/1本

どて盛り…790円

 

※本記事の内容は2020年1月現在のものです。