琴羽商店、わさびにもこだわっております。あ、この人ガチだ…。
【琴羽商店】
【前】
ちなみにどうでもいい情報ですが、「〇〇商店」って名前にしたのは「うさんくさいから」です。
なんかちょっと古めの建物で色んな業種に出だししてしまってごった煮みたいな商売をしてる…そんなイメージで。
それこそ、料理っぽいネーム(例えばレストランとか割烹とか)って付けちゃうとそれしか出来なくなってしまうので、敢えて商店にしました。
ごった煮感満載でお送りしようと思ってます。よしなに。
さて。僕はお肉にわさびを付けて食べるのが大好きです。
シンプルな下味のお肉にわさびを付けるとお肉の甘味を引き出すことが出来るのです。スイカに塩をかけるのと原理は似ている。
今回の牛串の味付けとして、シンプルに行きたい派とがっつり味付けしたい派のどちらも対応できるようにしております。そんな中で「わさび醤油」はシンプルな方。
牛肉の旨味が引き立つように。あくまでもわさびと醤油は引き立て役。でもわさびが好きな僕はこだわってしまったのです。
わさびはいくつか品種がありまして。
その中でも僕が注目しているのは「真妻(まづま)わさび」。
和歌山の旧真妻村(現印南町)発祥で、現在では静岡の天城で生産が盛んなわさびの品種。
辛さの中にほろりとした甘みがあるのが特徴。辛いだけじゃないのです。
わさびって綺麗な水が大量に必要で、なおかつ高温や強い日差しを嫌う植物でして、良いわさびが育つ条件が整っている場所は日本国内でもかなり限定されます。
ほとんどの良いわさびは高級料亭等に流れてしまうので意外と入手しづらいのですが、なんとか栽培元に近いルートを確保しまして。ネット社会最高。
伊豆半島のわさびの名所「天城*1」より、最高級の真妻わさび(無農薬)を2本お取り寄せをすることができました。到着が楽しみ。
わさびはおろしてから5~30分くらいが最高の味だとか。
おろしたては辛くなく、じわじわと辛さが出てくるのが5分後。そこからはだんだん辛さが減少していくらしい。
なので、わさびそのままを会場へ持っていきまして、現地で必要な分ずつすりおろして使おうと思っています。最高のわさび、そして醤油、牛肉とのマリアージュをお楽しみに。
【次】
*1:あの"天城越え"でおなじみの天城です