バタバタした2月が通り過ぎ、3月になった。
いやもう本当にバタバタ。昨年末からずっとバタバタしてた。
やっと色々落ち着きましたので、ブログにて近況報告をば。
なんでバタバタしていたかと言うと、実は2月末に父が亡くなりまして。
母は数年前に亡くなったので、これでついに親が居なくなってしまった。
何というか後ろ盾が居なくなってしまったような、今まで安心しきっていた部分が無くなってしまったような、そんな感じがある。
昨年は緩やかに父の状態が悪くなっていき、年末からは病院に足しげく通ったり書類関係の諸々をやったりしていた。
まぁ書類関係は慣れているからね。そんなに苦では無いけども。
でも、色々なものの名義が父から自分に移るときは、初めての感覚を覚えた。それこそ先頭に立つような。
今までは先頭に立っている人が居て、その人についていくだけだった。それが、今度からは自分が先頭に立つ。自分が進む道を決め、自分で歩む。
それらの準備を進めていき、父を皆で送り、ついに独りになった。
本当の意味での独り立ちと言えるかもしれない。「それは父が決めているので分からない」という盾が無い。自分で進まねばならない。
通夜、葬儀の喪主は僕だった。
諸々の決定権は僕にあった。仕切るのも僕だ。
この葬式を通して、今後自分が先頭に立つ心づもりは出来たような気がする。
姉ももちろん全面的に手伝ってくれたのだけど、姉にだって家庭がある。こういう言い方も時代錯誤なんだけど、所謂「嫁いでいった人」なのである。
こういう部分って本当にアンチジェンダーフリーだよなぁと思いながら。喪主だって自分は弟だけど男が先立ってやるものだし、役所に届けを出すにしろ姉は姓が変わってしまっているので委任状やら証明やらが必要になり手間が一段階増えてしまう。実の娘なのにね。
しきたりとジェンダーの狭間。難しい問題だと思う。
やっと落ち着いた、とはいいつつ、しばらくはずっと役所や銀行なんかに入りびたりになる予定。
またブログもちょこちょこ書いていくし、YouTubeもせっかくだから更新したいよなぁと思ってる。
まぁ無理せずにちょっとずつね。気長にお待ちください。
僕は全く親孝行が出来なかった。
僕は自由にのびのびと音楽に携わっていただけ。そしてそうやって過ごす事が出来たのは紛れもなく親のおかげ。
せめてしっかりと弔わないとな。もうそれくらいしか出来ないからな。