先日、名古屋にあった家を売った。
これまた人生初の経験だった。
結論、意外と高値で売れた。
良かった良かった。でも、儲けた感じではない。
別に不動産売却で儲けていく気もないし。
バブル時代ならまだしも、この時代に不動産投資に手を出す勇気と資金は無い。結局税金や維持費も高いし。
しかしながら結構まとまったお金が手に入ったので、良い感じに運用していきたい。
運用もリスクがゼロではないから難しい。けど僕は印税を始めとした不労所得が大好きなので、なにかしらお金を運用していきたい。
自分が稼ぐより、お金に働いてもらって稼いできてほしい。ほら、渋沢、お前働けよ。
「えっ、わたし…?」
というわけで、ちょこちょこ戻ってくることも多かった名古屋も、いよいよすべての用事を終えてしまった。
現在は地味に通うのが大変な距離にお住まいなので、月に数度も名古屋に行くのは結構骨だった。
見ないうちに名古屋ではすっかりエスカレーターの両側に立ち止まる事が習慣化されており、上前津駅は近代的に改装されており。
なお、エスカレーターに関しては大賛成。エスカレーターを歩く奴なんてだいたいピリピリしてるし、然も自分が偉いかのようにぶつかりながら進んでいくもん。危ない。
「そんなに急ぐなら階段をどうぞ」という意見を明にした名古屋に賛辞。
上前津は「とりあえず乗換のある目立つとこだけ綺麗に整えました」感が出てて好き。デザインのセンスも良い。
上前津もそうだけど、名古屋市営地下鉄の駅は経年劣化があるため随時駅の改装を行っているそうで。
個人的には名城線の自由が丘駅の木目の感じとか本山駅か名古屋大学駅か忘れたけどちょっとサイバーな感じとかみたいなコンセプトのある駅が好きなので、そういう駅がもっと増えると楽しいなと思う次第。
いつかキンキラ豪奢な金山駅が見たい。一面金箔張りとかにしてほしい。
来るたびに「変わったな」「変わらないな」が混在する不思議な街、名古屋。
近いうちに大地震が来ると言われているのに、なぜか増え続ける高層ビル。
前に何が立っていたかはさっぱり思い出せないけど、なんか流行りものを売っている大須のお店。
小奇麗な街並みかと思えば急に場末の路地裏の公衆トイレの壁タイルみたいなデザインの陰気な地下鉄の入り口が出てきたり。
変なの!
そんなヘンテコな街ともお別れ。
別にしんみりしないというか、まだ実感がない。
でも特に用事が無ければ平気で一年以上寄ることは無いだろうな、という。
今どき名古屋に行かないと揃わないもの、というのもそうそう無い。ネットでも買えるし。
さようなら、またいつか。
「また」「いつか」等、絶妙なふんわりニュアンスの日本語って良いね。便利というか、皆まで言わないというか。
こうしてネットでは消息をしることだってできるし。ネットでの発信が果たして"近い"のか"遠い"のかは分からないけど、生存報告がてらゆるゆる更新はしていく予定。