ねこらぼ( 'ω')

名古屋でこそこそと活動っぽいことをしている橋本ねこのブログ( 'ω')

2018年のボジョレーが解禁になったのをすっかり忘れてたでござるの巻

あれ…今年ってそんなに話題になってない…?

ボジョレーヌーボー。皆さん飲んでますか?何だかんだで僕は毎年飲んでます。

時にはレセプション・パーティーなんかもあったりして。お呼ばれしたりすることもあるのです。

 

が。

今年はニュースでもそんなにざわついてなかったような…。なので「今年はあんまり良い出来じゃなかったのかな…」的な感じでした。

 

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とか言いつつ。一応入手はしました。

定番のジョルジュ・デュブッフ。というかボジョレー以外では見かけないジョルジュ・デュブッフ。

品質も安定していて値段も安く、なおかつ分かりやすい味と飲みやすさ。そして入手もしやすいので年ごとに比べやすい。ジョルジュ・デュブッフのボジョレーは全体的にバランスが良いのです。

 

ボジョレーはその性質上かなり飲みやすい赤ワインなので、ワインが苦手な人や初心者にもおすすめ。

気軽に料理と合わせる事も出来るので、ぜひぜひ。この時期だけのワインを晩酌のレパートリーに加えてあげてください。

 

そもそもボジョレー・ヌーボーって?

ボジョレー・ヌーボーは、まさに字のごとく。ボジョレー地方の新酒(ヌーボー)なわけです。

品種も規定があって、基本的にはガメイ種のみ*1。つまり赤ワインで定番であるカベルネ種を使ったボジョレー・ヌーボーは存在しない、ということになる。

フランスは往々にしてこういう規則を作るのが大好きな国だと僕は勝手に認識しているなので、ボジョレー・ヌーボーにもこういう諸々の規則がある。

 

簡単に言ってしまえば、

  • ボジョレー産
  • ガメイ種かシャルドネ種を使用
  • その年に収穫したブドウを使用

を満たしていればボジョレー・ヌーボーなのである。

 

なぜボジョレー・ヌーボーが注目されるのか

一大イベントのように騒ぐのは実は本家フランスと日本だけらしい。他の国では話題になる事はあれど、こんなに大きく扱われずにワイン愛好家や通な人たちが買うに留まる。

じゃあなぜ注目されるのか。まずはそもそものボジョレー・ヌーボーの役割から振り返る。

 

まず、ボジョレー・ヌーボーは「その年のブドウの出来が分かるワイン」となるため、重視される。その年に収穫したブドウを普通のワインよりも早く仕上げる特殊な工程を使ってボジョレー・ヌーボーとする。だからボジョレー・ヌーボーは最速でジャッジが出来るワインとなる。

これが冒頭に書いたボジョレー・ヌーボーが飲みやすい所以で、じっくりと寝かせる事が出来ないので比較的ライトな味わいになる。

ボジョレー・ヌーボーが不味ければ最悪の場合その年のワインの売れ行きに影響が出る事だってある。結構重要。しかも注目度もあるしね。

 

じゃあなぜ日本でも注目されているのか。

実はその理由として解禁日の都合も大きい。

 

解禁日は11月の第3木曜日に定められている。0時ジャストに解禁となるわけだが、日本は時差の都合上最も解禁が早い国となっている。日本は世界最速でボジョレー・ヌーボーにありつける国*2なのだ。

0時以前は販売や消費はNGなので、0時ちょうどから大々的にパーティーを行うこともある。僕はこれに呼ばれたこともある。

 

 

 

ボジョレーを飲んでみた

そういえば入手したのは木曜日だったから、あれ…解禁日ジャストだった…。

たまたまワインコーナーで見かけて「すっかり忘れてた、買っておこう」ってなったくらいのメンタルだったんだけどね。

ライトな飲み口でありつつ、ちょっとフルーティー。だいたい識者がフルーティーとか言う時ってボジョレー・ヌーボーのくせに変なえぐみがあったりするんだけど、今回はそういう印象は無い。フワッと広がって、サラッとした後味。あら素敵。

 

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せっかくなのでアテとともに。

こちらはピクルス。やっぱりそういうフレンチに寄せていくのが間違いは無い。洋酒には洋食が合う。

オリーブが抜群に合う。普段の赤ワインだったらブラックオリーブの方が合うんだけど、ボジョレーだとグリーンオリーブだなぁ。ちょうどいい塩梅とはまさにこのこと。

 

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スモークチキンとも合わせてみた。

特製のハニーマスタードは例のアレと同じレシピ。

まぁもちろん合わないわけ無いですよね…って感じ。

 

今回のボジョレーはライトながらにワインらしさもあるので、色々と料理と合わせるのが楽しい。

去年かその前のやつは水みたいで、料理とのマリアージュのし甲斐の無さがあったような記憶がある。(とか言いつつあんまり覚えてないけど)

 

 

あと、赤ワインは実は赤味噌と合う…!これは声を大にして言いたい。

まだそのマリアージュを試したことが無い人は名古屋のこってりした料理と赤ワインをぜひ一緒にいただいてほしい。

名古屋メシと赤ワインをコラボさせたダイニングバーの構想があってずっと暖めてたんだけど、僕はそこまで手が回らなさそうなので誰か作ってください…。出来たら通います。。絶対ヒットすると思うんだけどもねぇ。創業コストも比較的安そうだし、リスクも他と比べると少なそうだし。どうでしょう?(誰へとも無く)

 

味噌おでんと赤ワイン、とか。

どて煮と赤ワイン、とか。

手羽先も串カツも合うだろうね。

濃いめの味と赤ワイン。ぜひ。

 

 

 

さて、話が逸れましたが、僕としては今年のボジョレーは結構好印象です。

今後2018年モノのワインが出たら買うと思う。そうやって指標にするのがボジョレーのそもそもの役割ですしね。

皆さまも良きワインライフを。

 

*1:実はシャルドネも認められてるので、白ワインのボジョレーヌーボーもある。けども流通量はとても少ない。

*2:ニュージーランドが実は日本より早い説もある。